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病気や怪我で休職した後、職場に復帰する際は誰しも少なからず不安を感じるものだ。そんな時に、上司から心ない暴言を浴びせられたらどうだろうか。
関西地方の50代女性(事務・管理)は、数年前に工場勤務をしていた頃の忘れられない出来事を投稿した。当時、体調不良を感じて仕事を休み病院へ行ったところ、子宮筋腫がかなり大きくなっていることが判明したという。
「緊急手術をすることになり、職場の方々に当面のお休みをいただくことを了承していただき手術をいたしました」
術後1か月ほど休養し、職場に復帰。女性が挨拶のために社長のもとを訪れると、耳を疑うような言葉を投げかけられた。(文:篠原みつき)
「今後はヒゲ生えてきて…男にでもなるつもり?」
病み上がりの女性に対し、社長はあろうことかこう言い放ったという。
「子宮が無くなったの?今後はヒゲ生えてきて女やめて男にでもなるつもり?」
あまりにもデリカシーのない発言だ。当時女性は40代後半。「出産することもなかったと思いますが」と振り返るが、年齢や出産の予定に関わらず、臓器を摘出する手術は心身ともに大きな負担であり、喪失感を伴うものだ。
しかも「ヒゲが生えてくる」とは、医学的にも無知すぎる発言だ。百歩譲って場を和ませるための冗談だったとしても、術後の体に鞭打つような悪質なセクハラであり、決して許されるものではない。
「社長という肩書きがある人なのに、人の気持ちをわからない、そんな人の下では働けないと感じました」
女性は数ヶ月後に退職したという。
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