トピ主は、同僚が語る幽霊話は「全くの嘘だとは思いません」と一定の理解を示している。しかし、だからこそ余計にタチが悪いと感じているようだ。
トピ主が引っかかっているのは、その内容と、それを職場で話す同僚の精神性だ。
「何となく中学生が話すような内容だな、と思って冷めてしまいます」
「良い年した大人がそういう不思議話を職場でするものですか?」
この言葉からは、同僚に対して「幼い」と冷ややかな視線を送っている様子がうかがえる。さらにトピ主は、同僚の心理について辛辣な分析をしている。
「自分は幽霊が見える特別な存在、と思われたいとか?」
他者とは違う能力があることをアピールしているのではないか――。そう邪推してしまうほど、トピ主にとってその姿は痛々しく映るようだ。
その結果「共感性羞恥」が発動してしまうという。本来は他人の失敗を見て恥ずかしくなる心理を指す言葉だが、ここでは「いい歳をして“見えちゃう自分”に酔っている同僚」を見て、こちらのほうが恥ずかしくてたまらなくなる、といった意味だろう。
「居ても立っても居られない気持ちになるのでやめてもらいたい」
職場で繰り広げられる幼稚な不思議話”に、トピ主のストレスは限界に達しているようだ。
「怖がりだからやめて」と大人の対応で逃げる?
この悩みに対し、トピック内のコメントには同僚への対処法として「正面から否定せず、うまくかわす」という意見が目立った。
「怖がりだから幽霊の話は苦手、で逃げる」
「『私が嫌だからそういう話をしないで』とそのまま言えばいいじゃん」
相手のプライドや「見える自分」というアイデンティティを否定せず、「私が怖いから・苦手だから」という理由にすり替えて口封じをする。これが最も角が立たない大人の解決策だろう。
中には「自分は宇宙人に攫われたって被せていこ」といった冗談路線の対抗策も提案されたが、職場での平穏を望むならスルーが無難だろう。
一方で、トピ主の反応が厳しすぎるという指摘もある。
「いい歳した大人がとか思わないよ。ただの雑談じゃん」
「その程度のことで居ても立ってもいられなくてトピまで立ててしまう主こそ人としての器が中学生サイズだと思うよ」
同僚にとっては単なる雑談や話題作りのつもりかもしれない。それを「特別な存在と思われたいのか」と深読みし、過剰に恥ずかしがってしまうトピ主自身も、少し神経質になっている可能性はある。
とはいえ、興味のない自慢話や不思議話を聞かされるのは苦痛なもの。「へぇ、そうなんですね」と感情を込めずに相槌を打ち、右から左へ受け流す。そんなスルースキルを発揮するのが、この同僚と付き合っていくための現実的な落としどころではないだろうか。
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