クラウドHRシステムを提供するアックスコンサルティングは6月28日、「6月病」に関する調査結果を発表した。調査は今年6月にネット上で実施し、20~60代の男女603人から回答を得た。
1年の中で、仕事中に「やる気がでない」「倦怠感」「身体の疲労」を感じる時期を聞くと、最も多かったのは「5月」(16%)で、僅差で「6月」(15%)と続く。春から夏にかけてやる気が出ないと感じる人が多いようだ。
「5月病にならないようにしよう」という緊張感が”6月病”に繋がる?
6月に「仕事中にやる気が出ない」と感じることがあるという人は61.6%にのぼった。理由として、「身体の疲労が溜まっているから」(23.3%)、「雨が降っている日が多いから」(22.3%)が多かった。
ほかにも「6月は祝日がないから」(13.8%)、「ストレスが表面化してきたから」(4.9%)といった声もあがっている。同社は、
「連休明けで新年度の疲れが抜けない5月に『5月病にならないようにしよう…』と緊張感を保ったまま6月に入り、不安定な天候や連休の少なさが仕事中のやる気が出ない『6月病』へと繋がっていることが推測されます」
とコメントしている。
やる気が出ない時は「朝起きてすぐ」「通勤中」「朝会社で自分の席に着いた時」
6月は仕事中にやる気が出ないと回答した人に、どんな時にやる気が出ないかを聞くと、最も多かったのは「朝起きてすぐ」(39.1%)。次いで「通勤中の電車やバスの中」(21.6%)、「朝会社で自分の席に着いた時」(19.3%)と朝の時間帯に集中した。
仕事中にやる気が出ない時の対策としては、「コーヒーなどの飲み物を飲む」「ストレッチをする」「席を立つ」「他のことを考える」など、オフィスの中で行える小さなアクションをきっかけに気持ちを切り替えている人が多かった。
一方、仕事以外のプライベートな時間だと「何もしない」「とにかく寝る」とひたすら休んだり、「趣味を充実させる」「美味しいものを食べる」などsちえ気持ちを前向きにするという声が上がった。