レバレジーズは2月17日、「ハタラクティブ 若者しごと白書2020」を発表した。調査は昨年11月にネット上で実施し、18~29歳の正社員とフリーター2066人から回答を得た。
「正社員とフリーターのキャリア」について、大卒フリーターに就職する時期を聞くと「特に考えていない」(32.3%)が最多となった。次いで、「1~2年後」(22.6%)、「ずっとフリーターとして働く予定」(10%)と続いた。
仕事で妥協できる条件1位「企業知名度」
大卒フリーター・正社員に「仕事選びに妥協できる条件」を聞くと、「企業知名度」(大卒フリーター46.5%、大卒正社員49.9%)が最も多かった。次いで「企業規模」(同39.1%、36.3%)と続き、フリーターの3位は「通勤時間」(15%)、正社員は「業界」(21.9%)となった。
調査元は「企業の大きさや知名度は、そこまで気にしていない人が多い」と述べ、仕事の最良が大きく、業務のルーティーンが固まっていない傾向にある「ベンチャーや中小企業を魅力的に感じる人も多い傾向にあると考えられます」とコメントしている。
新型コロナウイルスの感染拡大による収入額の変化を聞くと、「変わらない」が卒フリーターは54.9%、大卒正社員は73.7%と最も多かった。次いで「減った」が続き、大卒フリーターが36%、大卒正社員が20.6%となった。
収入の減少により、「副業をはじめようと考えている」(同57.8%、57.9%)と答えた人は大卒フリーター・正社員ともに6割となった。