実際に、就活中に親から反対された経験のある学生は22.7%ほどだった。男女別にみると、「反対されたことがある」と答えた男性は14.8%だった一方、女性では33.3%と2倍以上にのぼることが分かった。
具体的な反対理由については「ネット上でよくない評判や噂を聞いた」(24.1%)が最多。次いで、「将来性がない」(22.9%)、「福利厚生」(15.7%)、「休日日数が少ない」(12%)などが続いた。特に、男性の親では、就職先の将来性を理由に反対するケースが多いようだ。
就活中、親に相談したタイミングとしては、1位が「内定を得たとき」(26.5%)。2位以降は「企業選びのとき」(17.3%)、「就活がうまくいかないとき」(16.3%)、「業界や職種を選ぶとき」(15.3%)、「選考中」(12.2%)と続いた。
一方、報告のタイミングでは、最多が「内定を得たとき」(32.2%)。このほか「内定を承諾したとき」(18.4%)、「選考中」(16.7%)などといった回答もあった。
「オヤカク必要」という学生は4割
親に相談・報告する手段では、同居と別居で大きく異なった。親と同居している学生の場合は、大多数が「直接」(87.1%)と回答。「LINE」(7.6%)、「電話」(3.8%)、「メール」(1.5%)などの回答もわずかながらあった。
一方、親と別居しているケースでは、1位の「LINE」(46.4%)に約半数の回答が集まった。2位の「電話」(23.8%)、3位の「直接」(21.4%)と答えている人も2割以上いることから、人によってそれぞれと言えるだろう。
続いて、オヤカクの必要性を聞くと、4人に1人が「必要ない」(25.4%)と回答した。「どちらかというと必要ない」(22.3%)を合わせると、”いらない派”が半数近くにのぼった。一方、「必要」(11.9%)、「どちらかというと必要」(25.8%)は合計で4割弱、「どちらともいえない」(14.6%)という声も一部あった。
面接などでオヤカクする企業の印象については「どちらとも言えない」(45.8%)が最多。「いい印象」(8.5%)、「どちらかというといい印象」(22.3%)と答えた人は計3割強だった一方、「悪い印象」(8.1%)、「どちらかと言うと悪い印象」(15.4%)の回答者は計2割強ほどだった。