Fukusenで目指すスモールグッドビジネスとは? | キャリコネニュース
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Fukusenで目指すスモールグッドビジネスとは?

まずは、そもそも僕がFukusenを立ち上げた経緯をご説明します。

社会人を20年近くやってきて、もう、とにかく利益を出すことや、IPOを目指したりすること自体に意味を感じなくなってきました。

その人が本当に心からやりたいかどうか別にして、儲かること、ビジネスとしてイケてるもの、が一般的なビジネスの考え方(もちろんそうじゃないビジネスも最近増えてきてます)なんですが、ちょっと、疲れました。

誰かのWILLに自分を合わせて、ビジョン、ミッションに共感している自己暗示をかけて働くのではなく、小さくてもいいから、本当にその人がやりたいビジネスを立ち上げるのを支援したり、それに伴走する人生を送りたいなと僕の中で決めたのでFukusenを立ち上げました。

Fukusenの目指す「スモールグッドビジネス」とは何か?

まず「グッド」というのは、その人の存在意義や本当にやりたいと、掛け値なしにやりたいなと思ってることから生まれてくること、それをグッドと表しています。だからこそ長く取り組める。単発で今当てなきゃ、みたいな一発芸人じゃなくて、人生かけてこれやっていきたいんだよ、ということだから、副業であっても、じっくり取り組んで長い期間粘れる。

だから、やりたくないけど儲かるからとか、ブームだから乗っかるとかだと続かないと思うので、ブーム去ったら終わっちゃった、みたいになるし、本当にその人が立ち上げたいわけじゃないと副業だと厳しいなと。夜の疲れ切った時間に毎週集まってなんて難しいので、あんまり、本当にその人がやりたいテーマ以外は扱わないほうがいいかなと思ってます。

一方「スモール」というのは、むやみな成長目指さずに競合から見て魅力的ではないサイズで身の丈の必要十分な利益を目指すということを表しています。

最強の競合ブロック。優位性ではないけど、競合が出てきて価格競争になるというくだらない戦いをしないための結構大事なポイントだと思ってます。

なんで、僕がこだわってるかというと、リクルートでマイナビと熾烈な戦いをし続けてきたことの反動です。まじでお客さん見れなくなるんですよ。

相手がこんなことやってきたら、こんなことやろうみたいな、くだらないこと(言葉が汚くてすいません)を一生涯かけてやるの本当に意味ないなと。

本当に無駄な競争のないスモールグッドビジネスがいっぱい立ち上がったらいいのにと僕は願ってます。

また、これまでのビジネスだと、「初期投資でなん千万とかをベンチャーキャピタルから調達した」みたいなのがよく聞くのですが、あれ初期投資がかかるからやるんですけど、スモールだと初期投資少ないので回収のために必死にならなくていいのです。この初期資金が尽きるまでには、黒字化しないとみたいな、何に追われてるか分からないみたいな、ビジネス自体に人生が追われることはやめたほうがいいと思ってるので、スモールにこだわってます。

更に、リクルートが得意とするリボンモデルと言われるプラットフォーム型ビジネスって両側が多いことが価値で、メルカリもそうですが、売り手も買い手も多いから価値みたいなビジネスはやめたほうが良くて、1人と1人から商売が成立しないみたいな形なので、これこそ初期投資が必要。なので、徐々に顧客を一人二人とか拡げていけるようなモデルにこだわったほうがいいんじゃないかな?ということが1年やってきて明確になってきました、というのがスモールの理由です。

ということで、まとめると、スモールグッドビジネスなので真似する人がいない、真似する人がいないからこうやってみんなで共有できて、公開できて、共感してもらって応援者を集めたりとかていう進め方ができるスモールグッドビジネスという世界を作りたいですというのがFukusenで言ってるスモールグッドの意味です。

従来のビジネスとFukusenのビジネスの対比

次に、従来のビジネスとFukusenのビジネスを対比してみます。

従来のビジネスは世界観は「スケールマス、背伸び感、無理してとにかく儲かるテーマでぐんぐん頑張ろう」みたいな感じ。

目的は「大きなお金を得る手段」。

コミットは「全てを捨てて専念しましょう、家庭すら捨てて頑張りましょう」みたいなのがいわゆるビッグビジネスを目指す方々。

ビジネスのメタファーとしては「キャッシュマシーン」を生みましょう。

失敗は「死を意味するし、恥だし、隠すもの」。

チャンスとしては「調達してからの一回キリの大勝負」みたいな感覚、がいわゆる世にいうベンチャービジネス。

Fukusenの世界観は「スモールグッド」。

目的は「社会とのつながりを実感する」。自分が生み出したビジネスが誰かの役に立っていて、繋がっているということを実感する。

コミットとしては本業を大切にしながらチャレンジでいいですよ、飽くまで、本業をすてちゃあかんよ、簡単に。

メタファーは「コンセプト遊園地」だなと思ってて、「花やしき」みたいなすごい小さな遊園地。ディズニーとかじゃなくて、その人の色が出てる小さな遊園地がいっぱい出来ているようなメタファーがいいのかな?と。

で、失敗は「学び」だし、「笑い」だし、ネタにしてFukusen内でみんなで「失敗したねw」と笑いあう。それを楽しめるような形で進めたいなと。

チャンスは何度でもいくつでもあるという状態にしてきたいなというのが僕がFukusenで作りたいビジネスのコンセプトになります。

説明を聞いたFukusenメンバーからの質問と回答

Q)年商1000万円ぐらいあれば、中小企業にとっては魅力的なビジネスになるので競合は現れるのでは?

A)そこはその人にとってのグッドで差をつける、その人がやりたいことなので、負けないようなモデルにします。やりたいことではないけど、ちょっと儲かりそうだから手を出してくる中小業者に負けないようなモデルを組みます。更に、その人のCANを掛け合わせてモデルを組むので、全く同じ真似ってできないよねというモデルを作ります。

Q)グッドの中に自分の手触り感があるのかなと思いつつ、一方で手触りはありまくるけど労働集約過ぎて自分の時間がなくなるもの辛いなと思ってて、その程よさがあるといいなと思います。とにかく時間に追われる、時間の切り売りは避けたいなと思うのですが。

A)もし、それが本当にやりたいこと、それだけ一生やってたいことだとすると、それは時間の切り売りと考えてないです。それで儲かるなら本業やめちゃえば?というのもありだとは思います。本当は自分はやりたくない、仕組みはやりたいけど、自分自信が死ぬほど働くのはいやなら、モデルを変えればよくて、それをやれる人達を抱えて、自分はその中の一人としてたまに動けばいいと思っています。やりたくないことを馬車馬のようにやることは全然考えてないです。

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