家族の時間も、仕事の時間も妥協しない。地方暮らしのアプリ開発エンジニア | キャリコネニュース
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家族の時間も、仕事の時間も妥協しない。地方暮らしのアプリ開発エンジニア

ゆめみでAndroidアプリの開発を行う坂口 智典。常に使いやすさを追求し、ユーザー目線でサービスをつくっています。ゆめみに転職したことを機に地方へ移住した坂口は、仕事へのこだわりを持ちつつも自分や家族の時間を大切にしているのです。こだわりの軌跡を振り返りながら、働き方に対する想いをひも解きます。【talentbookで読む】

サービスに責任とこだわりを持つ。ユーザー目線でつくるアプリ開発

私の業務内容はスマートフォンアプリの開発で、Androidアプリの実装を担当しています。

ゆめみでは、皆さんがよく知っていて、多くのユーザーに使っていただけるサービスに携われる機会が多いんです。最近は生協さんの宅配注文のアプリに関わらせていただいているのですが、自分もよく利用しているサービスなのでとても身近に感じ、やりがいを感じています。

仕事をする上で大切にしているのは、後悔が生まれるようなサービスはつくらないということです。いつでもユーザー視点に立って、納得のいくものをつくりたいと考えています。普段自分がいろんなアプリを使っていて「ここ使いづらいな」と思ったことを、自分がやらないようにこだわっていますね。

たとえば、スマホアプリはAndroid版・iOS版を同時に開発することが多く、両方のOSで違和感のないようにするのが難しいんです。だからこそ、デザインや機能を決める過程で「ここはAndroid的にはこうなっていた方がいいですよ」という意見を出すようにしています。

こだわっている分、リリースされたアプリに対して、「いい改善がされた」や「いいアップデートきた」みたいなコメントが付くと、すごく嬉しくなりますね。

新卒からずっとWindowsアプリ、Androidアプリとユーザーが直接操作するアプリケーションの部分を担当してきました。というのも、やはり自分がつくったものを多くの人に使ってもらえている実感が湧きやすいからだと思います。

ユーザーに使ってもらう喜びを最初に知ったのは、高専のころにプログラミングコンテスト(通称プロコン)へ参加したことがきっかけでした。

5人くらいのチームでテーマに沿ったソフトウェアをつくって発表するのですが、私がUIの担当をしてつくったものが評価されて賞をいただくことができました。世の中には出ない物だったのですが、周りの先生や友達の反応をもらえたことが嬉しかったのを覚えています。

私は高専から大学院までずっと電気系を専攻していて、電力や半導体の勉強がメインだったので、ソフトウェアは関連する知識のひとつという位置づけでした。しかし、いざ就職を前に自分が何をしているときが楽しいかを考えると、アプリをつくっているときだと気づいたのです。

そのため、就職の際は学生時代に専攻したことを直接活かせる仕事ではなく、アプリ開発ができる部署を選びました。強い意志をもって選んだ道だからこそ、みんなに使ってもらって役立つものをつくれる存在になりたいと思っています。

ゆめみへの転職。ノウハウを共有するHUBとしての役割

前職では自社サービスの開発を行っていたのですが、「いろいろなクライアント様と一緒に多様な分野のサービスの開発に携わりたい」と思い、2016年にゆめみに転職しました。

配属先は京都。しかしその頃の京都オフィスには、アプリの開発ノウハウがあまりありませんでした。私が入社したころぐらいから本格的にAndroid、iOSアプリ案件を受けるようになっていったため、これから発展していく段階でしたね。前職での開発経験がある私がサポートしながら体制を整えていきました。

私は立場上、京都オフィスにいながら東京とも連携してお仕事をする機会が多かったため、そこで得たノウハウを京都に持ってくることで、東京と京都をつなぐHUBのような役割を果たしていました。

プロジェクトマネージャー同士が連携してやり方を揃えるのはなかなか難しいので、これはエンジニアだからこそできる、大切な役割じゃないかと思っています。

オフィスで仕事をしていた時は、京都は京都でずっと固まっていましたが、今は全員がリモートワークという状況になり、みんながどこにいるかは関係が無くなくなりました。

ゆえに、これからは東京や札幌など色んな方が混ざって、それぞれの良い部分を吸収しあうとどんどん良くなっていくのではないかと感じています。

地方に住むことにデメリットがない、働きやすさ

私は大学のときから前職まで東京に10年以上住んでいたのですが、ゆめみへの転職を機に地方に移住しました。地方にいたとしても、SlackやZoomなどを使っていればまったく問題がありません。 仕事をする上で地方にいるデメリットはないといっても良いかもしれませんね。

もともとゆめみはコロナになる前からリモートで上手く回るようになっていたのですが、全員がリモート環境になった今、どこにいてもよりフラットに情報共有がされるようになったと感じています。

自然が多い環境でのびのびと子育てができますし、妻の実家の近くに住んでいるので、困ったときには祖父母にも面倒を見てもらうことができています。もともと都会の騒がしさが苦手だったので、田舎で快適に過ごしながら働いています。

ゆめみは面接で、優先順位が「自分>家族>仕事」でいいと話してくれたんです。「自分の健康を第一に、家族を大事にして、仕事をする」という考え方に共感をもち、この会社であればプライベートも大切にできると思いました。

現状まだまだ育児に手がかかる状態なので、他の人が遅くまで残っていたとしても私は遠慮なく退社するようにしていますが、帰りづらいという雰囲気は全くありません。

ただ、「クオリティが低いものはつくりたくない」という信念がありますので、家族との時間を大切にしながらサービスのクオリティを高められるように、効率的に仕事を終わらせる努力をしています。

また、限られた時間の中でもユーザーに最大限喜んでもらえるものを作りたいと強く思いますが、ゆめみでは提案段階からユーザーに届くもの、クライアントの将来を見据えたものを考えてることができているので、なんの不安もなく開発することができています。

ITだけに限らない。ゆめみのオープンさが学び合う文化をつくる

今後も私は、家族を大切にしながら仕事を両立していきたいと思っています。

技術的な面で言えば、まだまだ幅も広げたいですね。今はAndroidしかやっていないので、iOSなどやれることを増やしていきたいです。また、エンジニアリング以外の部分では、UXを提案したり、マネージャーのサポートしてみたりすることもできるようになりたいです。

ゆめみは技術的にレベルが高い方がたくさんいらっしゃるし、とてもオープンなんです。

たとえばソースコードに関しては、秘匿性の高い案件を除けば全員見られる状態になっています。東京でも京都でも関係無くいろんな人に見てもらえるし、コメントがもらえるようになっています。

聞いたらだれでも相談に乗ってくれますし、他の人も「これこうした方が良いよ」と教えてくれます。指摘もとても丁寧でしっかり見ていただいているので、とてもありがたいです。私自身も幅を広げて、役立つようなレビューを返していきたいと思っています。

最近Zoomなどで勉強会も頻繁に開催されているので、そこで得られるものもあります。私自身からも、技術的なことに限らず、勉強会やTips的な何かを提供していきたいですね。また、ゆめみでは学んだことをアウトプットする文化が根付いていて、Slackのチャンネルで共有するんです。それを見ているだけでもとても勉強になりますし、たくさんの発見があります。

たとえば私は、 チャイルドコーチングマイスターという資格を持っています。コーチングを育児に応用しようという技術で、以前アウトプットのチャンネルで取得した人を見かけて、「こういう資格あるんだ、面白そう」と思って受けてみたんです。

ゆめみのいいところは、全然ITと関係なくても、学ぶこと自体が推奨されているところです。こうした学びというのは、自分のためにやることですが、いつかきっと会社のためにもなると思っています。ITはもちろん、それ以外の部分でも、社内に学びを還元していきたいですね。

これからも、自分と家族と仕事のバランスを大切にしながら、納得のいくサービスをつくり続けていきます。

株式会社ゆめみ / YUMEMI Inc.

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