芸人からエンジニアに転身。組織のハブ的な役割を目指して | キャリコネニュース
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芸人からエンジニアに転身。組織のハブ的な役割を目指して

BRANU株式会社の開発部で、サーバサイドエンジニアとして施工管理SaaSである「CAREECON for WORK 施工管理」の開発に携わっている清水 大夢。そんな清水の前職は、なんとお笑い芸人です。芸人からエンジニアへ転身した理由、BRANUでのキャリアについて話を聞きました。【talentbookで読む】

目先の報酬よりも、経験値を高めるという価値観を培った芸人時代

施工管理SaaS「CAREECON for WORK 施工管理」の開発において、APIの開発やアプリ通知システムの構築を手がけている清水。実は以前、お笑い芸人としてラジオのレギュラー番組やライブで活躍していた一風変わった経歴の持ち主です。

慶應義塾大学入学後、理工学部管理工学科で学んでいた清水は、元々、自分で仮説を立てて法則性を見出していくのが好きでした。しかし、このことが思わぬ方へと清水を導きます。

清水 「高校生の時からお笑いが好きで、学園祭でコントの脚本を行ったりしていました。大学在学中には、レンタルビデオ店にあるお笑いのDVDを全部観たのですが、観ているうちにお笑いの法則性を追求してみたくなって。そこで、過去のM-1グランプリを観ながら面白い漫才のネタをノートに書き出したんです。そんなことをしていたら、人が笑う法則があるように思えて、それを確かめてみたくなったことが芸人になるきっかけでした」

興味のままに、大学を中退してお笑い芸人になった清水。そして芸人時代に培った仕事に対する価値観が、その後の清水に大きな影響を与えました。

清水 「若手芸人は、1ライブのギャラが500円だったとしても舞台に立ちます。そんな安いギャラで、と感じる人も多いと思いますが、それは経験値を積み重ねるためです。

仕事ってRPG(ロール・プレイング・ゲーム)と似ているなと思うのですが、ゲームだとあまりお金にならなくても経験値をもらえるモンスターが出てくるのはうれしいですよね。私にとっては仕事も同じで、時間的に割りが合わないものでもすごく経験が詰めそうな仕事だとワクワクします。それは、芸人時代にギャラが安くても経験を積み重ねてきたところから来ているのだと思います。今でも、仕事に対するその価値観は変わりません。それに、その経験値が将来的には報酬につながるとも思っています」

芸人として、笑いの法則を追究する日々。しかし、法則を追求すればするほど、笑いには法則だけではない、ある種の変数が存在することに気づきます。

清水 「私はネタを考えるうちに、『何を言うか』よりも『誰が言うか』がすごく重要だと感じるようになりました。ネタだけでなく、『この人が言うから笑える』といった “変数”に作用されるんです。お笑いはすごく複雑で、答えがない。次第に、私自身がしたいことと、『こうすればウケるんだろうな』と思うことが乖離していることへの葛藤が生まれてきました」

そして清水は、4年目で芸人を辞める決断をします。

業務の効率化は、すなわち労働のベーシックインカム

芸人を辞めた清水は、エンジニアの仕事に興味を持つようになります。

そのきっかけは、芸人を辞める半年ほど前に始めた「YouTube」のために購入した30万円のMac。「YouTube」はすぐに止めてしまいましたが、手元にMacが残ったことから、「何かできないか」とプログラミングを始めます。そこで清水は、「エンジニアと芸人との共通項に気づいた」と言います。

清水 「ネタ作りは、『こういうのが面白いんじゃないかな』といった漠然としたイメージがあって、それを組み立てて人前で見せて、その反応を見て改善するという作業工程があるんですが、エンジニアリングも同じです。

『こういうサービスがあったらいいな』という抽象的な要望をプログラミングで具現化して、実際にユーザーに使ってもらって、その意見をもとに改善していく。私は元々、芸人としても、自分が作ったもので世の中が少し良くなって、何か影響を与えることができたらいいなと思っていたので、そこがすごく似ていると感じてエンジニアを目指すことにしました」

そして「テクノロジーで建設業界をアップデートする。」というBRANUのビジョンに共感した清水は、2020年、エンジニアとしてBRANU株式会社へ入社しました。

清水 「BRANUが開発している業務効率化の施工管理SaaSは、単に業務をスムーズに動かせるようになるだけでなく、無駄な時間を削減することで労働時間を短くして、人が好きなことに時間を使えるようになるツールだと思うんです。

私はもともと、ベーシックインカム(最低限所得保障)が必要だと考えているのですが、業務の効率化は労働のベーシックインカムにつながると思うんです。

芸人時代にも、すごく面白いのに生活のためにバイトをして、結局表現する時間が少なくなって、芸人を辞めてしまう人をたくさん見ました。だから、BRANUで開発するツールで、単純作業の時間を削減し、たくさんの人が仕事にもっとワクワクしたり、自分の時間を持てたりしたらいいなと思ったのです。BRANUのビジョンが私の考えていることに近いと感じたことが、入社の決め手でした」

採用試験の面接では、開発チームのプロダクトマネージャーとエンジニアの二人と直接話す機会がありました。

清水 「面接の時、二人がすごく主体性と裁量権を持って働いているのを見て、自分もここで仕事を任せてもらえたら成長できるのではないかとも思いました。面接の時から、『入社したらすぐに仕事を任せます』と言われていましたが、本当に入社2日目くらいでタスクを任されたときは、ちょっと驚きました(笑)」

エンジニアとしての経験は浅かったため、窮地に追い込まれた清水。しかし、仕事を任せてくれた期待に応えたいとの思いで一念発起。プログラムコードをすべて書き写し、それを一行一行ゆっくりと読んで理解していくことで乗り越えます。その経験は、難しいプログラムに当たった場合の解決策として、今も清水を支えています。

チームで分業しながらも、ユーザー目線を意識する大切さに気づく

清水はこれまで、チームとして開発に携わる経験がほとんどありませんでした。

清水 「入社当初は、私が作ったプログラムコードが、保守性が低かったり他の人にとって読みにくかったりしたこともあり、チームメンバーがいろいろと教えてくれました。チームとして分業しながら開発に携わる上で、他の人にとっても読みやすい、分かりやすいコードを書くことが大事だという視点は、BRANUに入社してから学んだことです。今では、例えばフロント側のエンジニアに情報を伝える時に、口頭で伝えるだけでなくしっかりとドキュメントを作って、正確に情報が伝わるようにするなど、工夫するようになりました。分業だからこそ業務伝達の重要性を実感しています」

清水たちバックエンドのエンジニアは、サーバー側で処理するプログラムを構築しているため、担当している部分はユーザーには見えません。しかし、だからこそ、ユーザー目線を意識する大切さを感じてもいます。

清水 「例えば、バックエンドとフロントエンドでデータを受け渡す際、お互い無意識のうちに自分の楽な方法で進めたくなってしまい、議論になることもあります。でもそれは、ユーザーには関係のない話。こちらの仕事のやりやすさではなく、ユーザーにとって何が使いやすいか、何を求めているのかを常に意識するようにしています。

また、直接お客様の顔は見えないですが、ユーザーと距離が近いので使い勝手などヒアリングしながら開発を進めています。開発チームのメンバーは、全員がそういった意識を持って働いています」

バックとフロントをつなぎ、組織を円滑に回す“ハブ”的な存在に

業務の効率化により、ベーシックインカムを実現したいと夢を描く清水。しかしその難しさにも直面しています。

清水 「BRANUは建設業界のDXを推進しているので、私自身はもっと建設業界について知見を深めていかなければと感じています。知見を深めることで、より深くユーザー目線でものを作れるはずだからです。

入社前にはベーシックインカムを志していましたが、やはりまだまだ、自分が理想として描いている業務効率化に至っていないですし、私が考えるベーシックインカムは、今のユーザーさんのずっとずっと向こう側にあるのではないかと感じています。難題ですが、挑戦しがいがありますね」

そして、「将来的には、分業が進むであろう社内の潤滑油的な存在になりたい」と続けます。

清水 「今はバックエンドを担当していますが、フロントエンドやアプリについても学びたいです。私が両方のことを理解することで、各所をつなぐハブのような役割を果たせたらと思っています。組織が円滑に回せるような立場になれたらいいですね」

仕事をゲームのRPGに例えた清水。まさに今、より強いモンスターを倒すために、レベルアップを目指して日々戦っています。

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