徹底的に「人と向き合う」。チャレンジし続ける採用リーダーが描くビジョン | キャリコネニュース
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徹底的に「人と向き合う」。チャレンジし続ける採用リーダーが描くビジョン

▲2人の弟、末の妹と(右が本人。4兄弟の長男)。近所や学校では名物4兄弟としてかわいがられていた

大和ライフネクストの採用担当として、中途採用チームのリーダーを務める菱谷 竜太。多様な趣味を持ちチャレンジ精神旺盛な菱谷ですが、かつてマンション管理のフロントを担当していたときには苦境も味わいました。そんな菱谷が、これまでの歩みや採用担当としてのやりがいについて語ります。【talentbookで読む】

やりたいことは全部やる。そのルーツは中学時代のある経験

2021年10月現在、人材開発部に所属し、中途採用チームのリーダーをしています。これまで4年ほど新卒採用に携わってきましたが、2020年9月からは中途採用のうち、東日本エリアの事務所勤務者をメインで担当しています。

僕のモットーは“とりあえずやってみること”です。社内で何か機会があれば迷わず手を挙げています。新しい情報をキャッチすることも好きで、おもしろいことを見つけるといつも、部や課に共有して実務に活かそうと模索しています。

実は、子どものころは泣き虫で弱虫な性格でした。朝は「幼稚園に行きたくない」と泣いて、家でお弁当を食べさせてもらったり。通っていた空手道場でも「お腹が痛い」と後ろで休んだりしていました。

でも、次々と下の子が生まれて4人兄弟の長男になり、名物兄弟として学校や町内会でかわいがられるうちに、コミュニケーションを取ることが好きになっていったんです。責任感が芽生え、中学では生徒会長に立候補。人前で話すことや、周囲を巻き込んでいくことにも興味を持ちました。

その時期に、もうひとつ大きな転機がありました。ある病気にかかり、「命に関わる病気かもしれない」と聞いて、病名がわかるまでの2週間 “まだ人生でやっていないことがたくさんあるのに、ここで終わったらやばい”と感じて。結局、大事には至りませんでしたが、そこからチャレンジ精神が強まった気がします。

習い事もたくさんやりましたし、部活も中学校と高校、大学で全部違うものに取り組みました。大学時代はビールの売り子を中心に、いくつもアルバイトをしましたし、他にも、ストリートダンスをやったり、スケートボードをやったり。幅広い経験のおかげで、会話の引き出しも増えました。

ただ、就職活動では悩みました。何にでも興味があって何でもやりたい。でも、何でもできる会社はなかなかない。何をしたらいいんだろう、という思いが募りました。

そんなときに出会ったのが、大和ライフネクストでした。人事担当の竹下さんと話をする中で、自分らしく、誇りを持って働いていることがすごく伝わってきたんです。「仕事だから」ではなく、一人の人間として向き合ってくれていると感じました。不動産業界のことは全く知らなかったのですが、「こんな風に、自分らしくサラリーマンを楽しんでいる人になりたい」と思い、入社を決めました。

「辞めよう」と考えた入社3年目に訪れた転機

▲入社のきっかけとなった人事部 竹下春樹(左)と。右が菱谷本人

竹下さんのように、学生と向き合って希望を与えられるようになりたい。そんな気持ちを胸に2014年に大和ライフネクストに入社しましたが、最初はマンション管理のフロント担当として支店に配属されました。

マンションには年齢や仕事、価値観や家族構成などが幅広い方々が住んでいるので、いろいろな人と出会うことができました。自分よりも年齢もキャリアもはるかに上の方々に対して、新卒1年目の僕がサービス提供者として話すなど、刺激的な経験をしましたね。どうすればご納得いただけるのか、どういう情報があれば良いのか、仮説を立てて試行錯誤するうち、入社2年目には上期下期で支店売上1位を取るなど、成績は順調に伸びていきました。

しかし入社3年目になって、退職を考える出来事がありました。他の管理会社さんからのリプレイスで管理受託したマンションで、非常に厳しい言葉をいただくことが多く、お客様とコミュニケーションをうまく取れない日々が続いたんです。教育担当の先輩がとても親身に相談に乗ってくれて、一旦踏みとどまったのですが、それでも「もう続けられないかもしれない」と本気で考えました。

そんな折、「採用をやってみないか」と声がかかりました。憧れていた採用の仕事に加え、挫折した自分にチャンスを与えてくれる会社に対して「恩返しをしたい」と一念発起しました。

辛いことや思い通りにいかないことを経験しての異動でしたが、フロント担当をやっていて良かったと思うこともたくさんありました。そのエリア特有かもしれませんが、義理や人情に厚いお客様が多く、異動が決まったことをお伝えすると「応援してるからね」と握手してくださったりしました。

この経験をしたからこそ、採用候補者の方々に対しても「こういう仕事だ」と自信を持って話ができています。きれいな話ばかりではない、リアルな部分も含めて伝えることができるからです。

社員の成長が会社の成長に直結する。採用の重みとやりがい

▲仕事中の様子。右奥が本人

2016年に本社の人材開発部へ異動して新卒採用チーム配属となり、2018年にはリーダーになりました。異動してきてから、この仕事は天職だと感じていますね。

採用担当としてのやりがいは、ふたつあると考えています。

ひとつは、候補者の人生を僕の一言で変えられるかもしれないこと。採用面接の1時間で、その人の人生が変わるかもしれない。そんな影響力の大きさにやりがいを感じます。だからこそ、採用面接では“記憶に残る1時間だった”と候補者に思ってもらえるように、何かしらのインパクトを残そうと意識しています。

もうひとつは、誰を採用するかによって大和ライフネクストの将来も大きく変わること。会社の将来を託されている仕事だという点に、責任ややりがいを感じています。

採用担当になってから特に痛感しているのは、こんなに人に向き合う会社はない、ということ。特にマンション管理という仕事は、フロント担当や管理員一人ひとりの存在が「商品」であり、サービスそのもの。社員の成長なくして、会社の成長はありません。ですから、社員がイキイキと長く働いていける環境を構築することが重要だと考えています。

だからこそ、大和ライフネクストは育成に対しての想いが強い。社員が「こんなことをやりたい」という気持ちを重視し、くみ取る社風があります。採用に関しても、妥協せずに学生や求職者ととことん向き合っているのです。

ただし、社員間の向き合い方の「濃さ」は、どうしても部署によって差がある。この点は大きな課題です。相当な想いを持って採用までに至ったのに、入社後の向き合い方が足りずに退職することになってしまうと、当社側の時間やコスト面での不利益だけでなく、せっかく入社を決めてくれたその方の貴重な時間も棒に振ってしまいます。

そのため、採用から育成まで、一貫性を持たせられるようにしたいと考えています。例えば、入社後のオンボーディングに人事側も入り込んでいくような働きかけもしたいですね。

社員をつなげる架け橋となり、化学変化を起こしたい

大和ライフネクストには本当にさまざまなバックグラウンドを持つ人がいます。前職の経験も、年齢層も幅広く、障がいのある人もいる。いわば、「社会の縮図」です。

大和ライフネクストの中での出会いだけでも、学べることはたくさんあるはず。知識や能力、担当業務などがまったく異なる人たちが融合したときに起きる化学変化は絶対に大きい。こうしたシナジーが、新しい事業にもつながっていくと考えています。

一方で、目の前の仕事が忙しすぎると、視野が狭くなってしまうと思うんです。たとえば大和ライフネクストには「LEAD NEXTYLE あしたのあたり前を、あなたに。」というビジョンがあります。せっかくそれに共感して入社しても、日々の業務に追われてビジョンへの意識が薄れてしまう、ということもあると思います。

また、新卒入社時に50人程度の同期がいても、それぞれ働く場所も業務も違うので、忙しく過ごしていると関係が薄れがち。でも、全社に散らばった50人のノウハウを集めたら、ものすごいナレッジになるはずだと思います。

そこで、僕が架け橋として何かできることはないかと考えています。

現状では、先輩と後輩を繋げる企画の立案や、管理本部内でお昼のZOOMラジオ番組を立ち上げて、キーパーソンや入社したばかりの人などをゲストに呼んでトークをする、といった取り組みを行っています。

これまで採用に携わってきて改めて感じるのは、採用は会社に新しい風を吹き込む唯一の手段だということ。とても可能性のある仕事です。どういう人を採用するかによって、会社のカルチャーが変わっていく。会社の持つ課題へのアプローチとして、これまでの「あたり前」を一緒に変えていける方に入社していただけるように取り組んでいくのが、僕たちの使命だと捉えています。

僕自身のキャリアでいえば、大和ライフネクストに入社を決めたときに憧れた「自分らしく仕事を楽しんでいる人」の状態に、今、なれているのではないかと思います。

だからこそ、今後も使命感を持って、自分と会社の可能性をもっと広げていきたいです。

大和ライフネクスト株式会社

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