働き方は自分の手で変えていける──入社4年目の社員による新たな取り組み | キャリコネニュース - Page 2
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働き方は自分の手で変えていける──入社4年目の社員による新たな取り組み

2018年にアジア航測株式会社のグループ会社のひとつ、株式会社プライムプランに入社した阿光 安純。想像以上に一人ひとりの意見が通る風通しの良い社風に驚きつつも、より効率良く業務を進めるため、積極的にアイデアを出しながら業務に励んでいます。そんな阿光が大切にしているマインドを探ります。【talentbookで読む】

業務の効率化と後輩たちのために、誰もが着手できる環境作りを

主に航空レーザのデータ処理を行う電力情報課に在籍している阿光。パートタイムで働く30名ほどのスタッフの取りまとめや作業結果の検査、外注先とのやりとりを任されています。電力設備の形状や高さをチェックしたり、地盤や建物の高さをチェックしたりと、電力設備の維持管理に欠かせない仕事です。

阿光 「最初のころは、パートの方全員の名前を覚えることにも苦戦しましたし、自分よりも年齢が上の主婦の方が多いので、接し方に少々戸惑ったこともありました。しかし、4年目となった今では、非常に仲良くしていただいています。現在は2年下の後輩がいるので、2人で分担しながら業務管理などを行っています。具体的には、パートの方各々の仕事の進捗状況を見ながら、困っている様子が見られたら声をかけたり、質問に応じたりしながら、最終的にひとつのデータとして完成させるという流れです」

決して少なくない人数をまとめるというマネジメント部分において、阿光が意識していることがあります。それは、効率良く誰もが業務に携われるようなマニュアル作り。

阿光 「パートの方が入社すると、まず就業に関するルールやソフトの使い方を教える研修を行います。今はそれ以外の、たとえばパソコンの設定や簡単な雑用なども、一つひとつマニュアル化している最中です。というのも、一度マニュアルを作成しておけば、後々後輩が指導するときにも使えますし、パートの方にとっても仕事が進めやすいと思いますので」

さらには、業務の指示出しをする際に、誰か一人だけに専門性の高い業務が集中しないよう気をつけているという阿光。これも、業務を効率化するための工夫です。

阿光 「仕方のないことではありますが、繁忙期のときなどはベテランの方に業務が集中し、新人の方の手が空いてしまう……といった状況が起こりやすいのです。そこで、積極的に新人の方に声をかけて仕事をお願いし、やったことのない業務に挑戦してもらうよう意識しています。経験や知識の差があるのは当然ですが、先程の業務のマニュアル化と同様に、誰もが着手できる環境作りをしておけば、結果みんなが楽になるのではないかと思っています」

私がプライムプランへの入社を決めた3つの理由

▲林内の水路の環境調査中、右が阿光

遡れば、学生時代から環境調査の分野に興味を持っていた阿光。きっかけは大学3年生のとき、測量会社での2週間のインターンシップに参加したことでした。

阿光 「大学では獣医学部で生物環境科学を専攻していたのですが、実際に現場に出てみて、生き物調査や環境調査がすごく楽しいなと感動しました。昔から体を動かすことが好きなので、暑い中で汗をかきながら、知らない生き物の写真を撮って集め、それを資料にまとめるといった作業がすごく自分に合っているなとも感じましたね。その後、卒業と同時に測量士補の資格を取得したこともあり、資格が活かせる建設コンサルタント系の企業を志望して就職活動を行った次第です」

さまざまな企業の説明会に参加し、業務内容から社風などを調べていく中で入社を決めたのが、プライムプランです。決め手は3つありました。

阿光 「ひとつめは、自分の意見を言いやすい環境が良かったので、あまり大人数の組織ではなく、アットホームな雰囲気が感じられる企業を希望していたこと。ふたつめは、ワークライフバランスの面で魅力を感じたこと。建設関係の企業の中には、直前に配属先が決定するケースが少なくないようですが、プライムプランの場合は転勤がなく、土日も完全に休みなので、プライベートも大切にできると感じました。

そして最後は、女性の割合が多かったことです。女性社員の数は少ないのですが、弊社はスタッフの約半分がパートの方なので、全体的な女性の人数は多い職場だと思います。もしも女性が自分一人だけだったら、少ししんどい部分があったかもしれません。入社前に部署見学と説明を受ける機会があり、事前に確認できていたので、安心して入社することができました」

積極的に声を上げ、業務の効率化に取り組む楽しさ

▲仕事の仲間と

入社後に配属となったのが、現在の電力情報課。最初のころは仕事を覚えることに精一杯でしたが、ようやく余裕が出てきて、自分で考えて仕事に取り組むおもしろさを感じてきているようです。

阿光 「やはり、どうしたら効率良く業務が進められるか、30名のパートの方をうまくまとめられるかが私の中で重要度が高く、あの手この手で解決策を考えて挑戦するのが楽しいですね。最近でいうと、コロナ禍で週の1/3ほどはリモートで仕事をしている方が多いので、全員が社内にいなくても進捗状況を確認できるツールができないか試行錯誤中です」

業務の効率化を推進するという点では、良いと思う方法があれば積極的にチーム内で共有し、提案している阿光。まさに、入社の決め手であった「アットホームな雰囲気で、自分の意見を伝えやすい職場」だったからこその結果です。

阿光 「たとえば、チーム内で助け合うことにより解決できるタスクがあればと思い、業務の情報共有をする会議を行いましょうと提案しました。その意見が通り、はじめは月に1回の開催でしたが、現在では週に1回会議を行っています。毎週会議をしていると、自分が関わっていない仕事の状況がわかりますし、反対に私が担当している仕事を他の社員に伝えることができます。仕事で『こうしたい』と思うことに対して、周りと連携しやすくなると思います。やはり、チーム全体で業務を把握することこそ、仕事がスムーズに進む秘訣だと思いますので。効率的に仕事を進められるという点では、働き方改革にもつながるかもしれませんね」

仕事もプライベートも諦めない。働き方は自分の手で変えていく

フルマラソンに出場

入社して4年。プライムプランに入社する決め手となった3つの点に関しては、実際にどう感じているのでしょうか。率直な感想を聞いてみました。

阿光 「入社前から自分の意見を伝えやすい職場だとは想像していましたが、思った以上に風通しが良くて驚いています(笑)。人数が多くない分、上司との物理的な距離も近く、数歩歩けばすぐ相談にいけますし、なんなら席に座ったままでも雑談できるくらいです。このすごく話しかけやすい環境も、自分の意見を伝えやすい要因なのかなと思っています。

とくに、若手の意見でもしっかり耳を傾けて、柔軟に取り入れてもらえる点にとても魅力を感じています。端から否定されることは絶対になく、提案した内容について、メリットとデメリットの両方をチームみんなで考えて対応してくれるので、モチベーションも上がりますね」

最後に、今後の展望を聞いてみると、阿光らしい答えが返ってきました。カギとなるのは、やはり「チームのために」、そして「連携して効率良く仕事を進める」という点です。

阿光 「現状、自分が担当している業務は一通りまとめられるようになったので、今後は同じ部署の他の仕事も覚えていきたいです。私が協力することで、そちらの仕事が少しでも楽になるのであれば、効率が良いですよね。自分の業務だけにこだわらず、他部署の方に意見を求めたり、視野を広げて有意義な会議を行ったりすることで、より仕事がスムーズに進むようになればと考えています。

みんながWin-Winになれる方法を模索し続けたいです。プライムプランは、意欲さえあれば、自分自身の手で働き方を変えていける会社です。新しい意見はどんどん取り入れたいので、そんな積極性のある人が仲間になってくれたらうれしいですね。欲をいえば、女性社員がもっと増えることも願っています。今は、私一人がパートの方々の意見を吸い上げて会社と調整しているのですが、私だけが女性代表の意見のようになってしまうのは少々危険ですので(苦笑)」

仕事もプライベートも大切にし、いかに効率良く業務を行うかを日々探し求めている阿光。他部署の仲間とフルマラソンに出場したというエピソードもあり、公私ともに充実している様子が伝わってきました。これからも阿光は毎日を輝かせるため、チームで協力して働きやすい職場作りに邁進していきます。

アジア航測株式会社

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