その情熱に、再び火を。新たな環境で躍動するキャリア、NECだからこそ実現できる夢 | キャリコネニュース - Page 2
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その情熱に、再び火を。新たな環境で躍動するキャリア、NECだからこそ実現できる夢

大手総合電機メーカー、航空機用内装品メーカーを経て、2022年に入社した片石 卓也。現在は自衛隊向け防衛装備品の品質保証業務に携わっています。幼少期からの夢であった航空宇宙・防衛分野の先端技術に触れる機会に恵まれ、やりがいと楽しさを感じながら仕事に取り組む片石。その仕事に対する情熱、共に働く仲間への想いに迫ります。【talentbookで読む】

自衛隊向け防衛装備品のクオリティを担保。国防の最前線を品質保証の面から支える

私が所属するエアロスペース・ナショナルセキュリティ(ANS)ビジネスユニット ANSクオリティアシュアランス統括部は、品質保証を手がける部署です。陸・海・空 各自衛隊および統合幕僚監部向けに製造される防衛装備品を取り扱い、ベンダー製造品などの部品やユニットなどの受入検査、製品組立て時、 完成時に各種測定器を用いるなどして実施する機能や性能の検査により、製品の品質が担保されているかを確認する業務を行っています。その他にも防衛装備庁の監督官や検査官による出荷前立会時の対応であったり、技術部門作成の図面や設計関連書類、ベンダーから提出される書類などの確認も行います。

進行中のプロジェクトは多岐にわたり、海上自衛隊の艦艇と地上局とをつなぐ衛星通信システムや、陸上自衛隊の無線通信装置、航空自衛隊の自動警戒管制システム(防空システム)、航空機搭載装置、射撃訓練用無人航空機など、さまざまな製品の品質保証を担っています。

現在、私は主に航空自衛隊の宇宙作戦に使用される装置を担当しており、大規模なプロジェクトの品質保証業務に主任として参加しています。チームメンバーは私を含め6名。検査業務が円滑に進むよう技術部門や生産計画部門などとの調整、チームのタスク管理など、品質保証に関する業務の取りまとめが私の主な役割です。また、装置の機能・性能の理解、現場の状況把握のため、チームメンバーと一緒になって検査業務に汗を流すことも少なくありません。

主任としてメンバーを束ね、業務の取りまとめを行う上で、大切にしていることが4つあります。1つめは、一貫性のある言動をすること。場面ごとに話す内容が変わって周囲を振り回すことがないよう、筋の通った発言や行動に努めてきました。それが信頼関係を構築することにつながり、周囲の協力が得やすくなるなど、仕事をスムーズに進めることが可能になると考えています。

2つめは、確固たるポリシーを持つことです。他人の意見を柔軟に受け止める寛容さを持ちながらも、揺るぎない信念を保つことを意識しています。とくに品質保証の業務では、常にお客様に満足いただくことを最優先事項としてきました。使いやすく高品質な製品を提供し、万が一、製品に不具合が発生した場合には迅速に対応することを心がけています。

3つめは、他人の意見に耳を傾けることです。相手の話を途中で遮ってしまうと、フラストレーションを引き起こすだけでなく、伝えたいことが正確に伝わらずコミュニケーションの効率が損なわれる可能性もあります。意見を尊重し、正しく理解するためにも、相手の話を最後まできちんと聞いてから自分の意見を述べるようにしています。

4つめは、与えられた仕事に対して強い責任感を持ち、それを最後までやり遂げること。各タスクを一つひとつ確実に完了させて達成感を得ることが、次なるミッションへの意欲を高め、自信の獲得と成長につながると考えています。

スキルセットを活かして幼き日の憧れをかたちにしたい──3社目で辿り着いたNEC

飛行機が好きだった親に連れられ、幼いころから近くの空港や、航空自衛隊の航空祭によく足を運んでいました。パイロットの方々が勇敢に空を飛ぶ姿を見る中で空への憧れを強め、将来は戦闘機のパイロットになりたいと思っていました。

高校卒業後の進路選択の時と大学在学中に4度にわたって航空自衛隊のパイロット養成コースに挑戦しましたが、残念ながらいずれも不合格という結果に……。そこで大学卒業後は大手総合電機メーカーに入社し、ノートパソコンやタブレットの製品開発や品質保証を担当しました。

その後、飛行機に関わりたくて航空機用内装品メーカーに転職。旅客機や自衛隊機の内装設備を手がける事業部で座席やギャレー、ラバトリー、コックピットの隔壁など、内装設備の品質保証や品質管理のほか、航空安全推進業務にも携わりました。

2社目では、飛行機に携われることにやりがいを感じる一方、技術的な業務から遠ざかってしまったことへのもどかしさがありました。新しいことに挑戦し、さらに成長できる環境を探していて見つけたのが、日本電気株式会社(以下、NEC)の航空宇宙・防衛ソリューション事業部門の品質保証業務の募集。パイロットになる夢は途絶えてしまいましたが、2社で培ったスキルや経験を活かしながら、国民の安全・安心に関するソリューションの提供を通じて、子どものころに抱いていた夢に再びチャレンジしたいと入社を決めました。

NECは、日本で人工衛星を製造する数少ない企業のひとつ。また、引っかき傷を自己修復するスクラッチリペア機能を備えたノートパソコンを展開するなど、その技術力は大手総合電機メーカーにいた頃からよく知っていましたが、実際に入社してみると、当社の技術水準は想像以上でした。

さらに驚いたのが、柔軟で開放的な企業風土があることです。当社では、社長が自ら従業員と対話する「CEO Town Hall Meeting(以下、タウンホールミーティング)」を2021年4月から毎月欠かさず実施してきました。オープンな環境でのコミュニケーションを通じて相互理解を深めようとするトップの姿勢が社内に浸透しており、職場のメンバーは人柄が良く親切な方ばかり。とても居心地の良い環境があります。

また入社前、120年以上の歴史を持つ当社に対して「もしかしたら昔からの古い考え方がずっと続いている会社かもしれない」というイメージも少しありました。しかし実際には、変革に対して非常に前向きで、新しいことに積極的に挑戦し成長しようとする企業の気質があるのを感じます。

タウンホールミーティングで社長と直接対話が実現。そこで得た品質保証への新たな洞察

入社後、とても印象的な出来事がありました。それは、部署を代表してタウンホールミーティングに参加し、品質保証業務に取り組む上での心構えについて社長から直々に言葉をいただいたこと。

品質を担保するために品質保証部門では日々、多大な努力を続けています。しかし、ものづくり業界では、製品に不具合がなくて当たり前。叱られることはあっても、褒められる機会はとても少ないんです。

そこで、品質保証の仕事に取り組むメンバーを鼓舞するようなメッセージをいただけないかと社長にお願いしたところ、こんな回答をいただきました。

「私たちの目標は、お客様に満足いただくこと。過剰品質になってしまわないよう、お客様の視点に立って求められる水準を見極め、それにふさわしい品質保証をめざしてほしい」と。また、「品質保証を担うには技術が不可欠なので、技術にますます磨きをかけるように」とも助言いただきました。社長の生の声は、私だけでなく配信を通じてメンバーたちの元にも届けられました。これは、日々の仕事のモチベーションにつながったはずです。

NECに入社して2023年でまだ2年目ですが、幼いころから興味があった航空宇宙・防衛の分野、しかも国防という社会的意義が高い仕事に携われていることに、大きなやりがいを感じています。NECが誇る最先端技術の現場に関われることは、エンジニアとして大きな喜びです。

職場環境が良好なのも、当社の魅力のひとつです。自分にはまだ知識が不足している無線通信関連のことについてチームメンバーに質問すればいつでも快く教えてくれます。20代の若いメンバーが他部門との調整業務をサポートしてくれることもありますし、年上メンバーからはその経験値の高さからいつも多くを学んでいます。

私が業務指示をする前に「あれやっておきました!」とコメントが返って来ることも多々あり、優秀なメンバーに恵まれてとても助けられています。

マネージャーにも助けられてきました。細やかな配慮のある方で、業務負荷が過大にならないようにと、本来は私が担うべき業務を肩代わりしてくれることも。仕事の後に食事に誘ってもらうことも多く、良い関係を築けていると感じます。

「楽しい」を原動力に、組織に新たな風を

直近の課題は、いま取り組んでいるプロジェクトを最後まで完遂すること。お客様に満足いただける品質で製品を納入することが目標です。

また、私たちが手がける防衛関連製品を扱うに当たっては、通信システムに関する知識とスキルの向上が必要だと感じています。今後、航空宇宙・防衛の領域で幅広く活躍していくためにも、さまざまなプロジェクトへの参加を通じて地道に経験を重ねていきたいです。

将来的には、マネージャーのポジションをめざしています。現在のマネージャーをお手本に、周囲から信頼と尊敬を集められる人材になれたらと考えていますが、チームをまとめる力、技術力、プロジェクトと向き合うスタンス、技術部門や生産計画部門など周囲を巻き込んでいく力など、現マネージャーとはあらゆる点で大きな差があると感じています。少しでも早く距離を縮められるよう、努力していきます。

一方、NECへの転職を考えている方には、知識やスキルにマッチすることもさることながら、自分が「楽しそう」と思える仕事を見つけてほしいと思っています。

当社では、社員一人ひとりの価値観やふるまいの指針として5つの「Code of Values(行動基準)」を掲げていますが、中でも私がとくに大切にしているのが、「心は情熱的、自らやり遂げるように」です。私自身、仕事に没頭できているのは、好きな分野だからこそ。愛着を感じられるプロジェクトなら、どんな苦境に立たされても最後まであきらめずに取り組めると信じています。

幅広い事業を手がけるNECなら、「楽しそう」と思える仕事がきっと見つかるはず。その仕事に情熱を感じられるかどうかを基準に、自分に合った職場を見つけていただきたいですし、そんな方と一緒に働けることを楽しみにしています。

さらに、キャリア入社した立場から、これから同じ道を歩もうとする方にお伝えしたいことがあります。長くNECで働いている方々と比べて、自分には良い意味で違う視点や考え方があり、社外の経験があるからこそできることがあると感じています。航空宇宙・防衛の分野に限らず、NECをより強固な組織にするために、共に力を合わせて新たな風を吹き込み、これまでにない価値を生み出していきましょう。

※ 記載内容は2023年11月時点のものです

日本電気株式会社(NEC)

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