本気で製造メーカーの未来を変えたいと考えた時、転職先はコンサルティングファームでした | キャリコネニュース - Page 2
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本気で製造メーカーの未来を変えたいと考えた時、転職先はコンサルティングファームでした

サプライチェーンやエンジニアリングチェーン関連のコンサルティングを提供しているオペレーショナル・エクセレンス(以下、OX)でコンサルタントとして活躍するKanae K。もともとの研究職からコンサルタントに転職することになった背景や、日々成長のために意識していること、Ridgelinezの働く環境について語ります。【talentbookで読む】

大学のサークル活動、大学院での研究の経験を経て食品メーカーへ

幼いころは、おっちょこちょいなところがあって、よく迷子になる子供でした(笑)。小学生になると、読書が好きになって、とくにファンタジー系の本に夢中になることが多かったです。このころから、いろいろ情報をインプットしたり、想像を膨らませたりするのが好きだったのかもしれませんね。

大学生時代は、とある村の地域活性化を支援するサークルの活動に力を注いでいました。地域の人々とともに田植えや稲刈りをしたり、その地域の名産品の販促イベントやお祭りの運営を行ったりするなど、普段なかなか経験できないことをたくさんやらせてもらいました。

イベントを開催する際、文化の違いで怒られることも多々ありましたが、この経験から、さまざまな人が大切にしている価値観を尊重しつつ、いかにイベントを成功させるかということを考え、多くの学びを得ることができました。

大学院進学後は研究に没頭していましたね。植物の光合成のメカニズムを研究していたのですが、このテーマにしたきっかけは、中学の理科の先生が「人間が光合成できるようになったら、食料不足の問題とか解決できるよね!」と言っていたのをふと思い出したからです(笑)。研究はもともと好きだったので、大学も理系に進学しましたし、就職活動も研究職一択で探していました。

大学時代の農業の経験や、大学院時代の研究から「食」について興味があったこともあり、食品の素材メーカーに研究職として就職しました。当時は良いものを作って、たくさんの人に美味しいもの、健康なものを届けられたらいいなと思っていました。担当業務は、研究開発部での新製品開発や開発した製品の生産試験でした。また、新しい工場の立ち上げにも、運良く携わることができました。

社内でできることの限界を感じ、私がコンサルタントに転職した理由

そこから転職しようと思ったきっかけは、単刀直入に言うと、「できることの限界を感じた」から。

前職は食品の素材メーカーのため、良い製品を安定的に作ることが第一でしたので、革新的というよりは、どちらかというと保守的で、外部からの刺激も少ない環境でした。また、改善した方がいいなと思っても、社内から一社員が影響を及ぼせる範囲は限られていました。もっと学びたいと思ったし、本気で変えようと思っている人たちとともに会社や社会を良くすることが実際にできる業務を、立場を変えてでもやりたいと強く考えるようになりました。

実は当初、選択肢にコンサルタント職はありませんでした。でも、エージェントに自分の想いを伝えると、コンサルタント職を提案され、「確かに合っているかも」と思い、複数社応募してみたのです。

その中の1社であったRidgelinezの面接の印象は、「面接官の人柄が良くて喋りやすかった」ということ。前職のことも興味を持ってくださって、たくさん質問いただき、私を知ろうとしてくれているのが伝わり、好印象でした。なぜか一番緊張もしなかったですね。

入社してからも変わらず気にかけて積極的に話しかけてくれて、最初の印象は間違っていなかったと思います。

コンサル力を磨くため、人とのご縁を大切に日々学ぶ

Ridgelinezには、さまざまなバックグラウンドを持つプロフェッショナルがたくさんいるなと日々実感しています。

プロジェクトでご一緒する人一人ひとりに強みがあって、私が所属しているOX(※)の中でも、エンジニアリングやソリューションに強い人、サプライチェーンの業務に強い人もいて、この領域におけるコンサルタントとしてのキャリアを歩み始めたばかりの私としては、本当に日々学びが多い環境です。プロジェクト以外でも勉強会が不定期で開催されているので、そういった場にも積極的に参加しています。

今は、データを活用してどのように業務変革をしていくかという、他のPracticeのプロジェクトにアサインされています。複数の部署から上がってくる「データを活用したい」という要望を、チームごとにヒアリングし、課題の整理や実際のデータ活用方法の提案、ダッシュボードの作成を行った上で会議体を提案するなど、さまざまなことを支援しています。その中でも私は、クライアントへのインタビューの実施や議事録・資料の作成などを主に担当しています。

入社当初は何もわからず、とても苦労しました。でも、恥を捨てて、とにかくわからないことは素直に聞き、うやむやにせず、自身が足りないと思ったことは社内の勉強会やお勧めの本を図書館で借りて読んだりしました。このようなことを意識して実践していくうちに、3つめのプロジェクトあたりで自身の成長を肌で感じることができました。

具体的には「こうやって仕事を進めていけばうまくいく」というのがなんとなくイメージできるようになり、「いつまでにヒアリングをして、いつまでに資料にまとめて……」というように、主体的に進めていくことができるようになりました。

※ Operational Excellence:サプライチェーンやエンジニアリングチェーン関連のコンサルティングを提供しているPractice

Ridgelinezで描く、自身の未来

今後のキャリアについてはまだ模索中ですが、短期的な目標としては、まずコンサルタントとしてスキルを身につけ実績を積んでマネージャーになりたいと思っています。人に頼ってもらえて、それに応えられる人間でありたいですね。

前職では、とても暑い工場の中で一生懸命働いてくれる方をたくさん見てきましたので、そのような方々が少しでも楽になるソリューションを提供できるようになれたらいいなという漠然とした思いがあります。そのためにRidgelinezでもっと力をつけていきたいと思っています。

というのも、Ridgelinezは本当に働きやすい環境だと感じています。リモートワークもしやすいですし、富士通にいる友人と同じサテライトオフィスで仕事がてらランチもして、フレキシブルにいろいろな場所で業務ができています。

実は昨年結婚し、少し前から関西に拠点を移したのですが、最初は環境の変化と業務の両立に戸惑った時期もあったものの、プロジェクトメンバーにもクライアントにもご理解いただいて、無理なくこなせています。もちろん時には調整が必要な場合もありますが、働く場所を制限されず、コミニケーションしながら学べる環境というのはありがたいです。

私自身は「女性だから」という観点で考えることも考えさせられることも少ないですが、今後のキャリアを考える上で、プライベートの変化にもうまく対応していくことが必要だと感じています。今のところ、Ridgelinezではあまり不安はありませんが、まだ創立4年弱の会社なので、今後もっといろいろな制度が整っていけば嬉しいです。

※ 記載内容は2023年10月時点のものです

Ridgelinez株式会社

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