フリーター時代はラクでよかった。エンジニアはラクじゃないけど、もっといい | キャリコネニュース - Page 2
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フリーター時代はラクでよかった。エンジニアはラクじゃないけど、もっといい

大学中退後、フリーターをしていた秦光秀(はた・みつひで)は、2017年4月、まったくの未経験でスタッフサービス・エンジニアリングに入社しました。フリーター時代にはなかった苦労を重ねながらも、周りに支えられ、今フリーター時代には味わえなかった仕事の喜びを感じ始めています。【talentbookで読む】

大学中退後、お決まりのフリーター生活

▲フリーター時代。同年代の友達が次々に就職していくことに、不安ばかりが募っていました

▲フリーター時代。同年代の友達が次々に就職していくことに、不安ばかりが募っていました

高校・大学と私立に通わせてもらっていました。ただ大学卒業まで学費を出すのは厳しいと言われていて、アルバイトに明け暮れる日々。するとだんだん、高い学費に見合うほどの特別な意味が感じられなくなり、中退することを決めました。

学生時代からアルバイトが大好きでした。いろんな職場・職業を経験できるし、社会との接点も持てるし、それでいて責任はないし……。だから中退後も定職に就かずにフリーター生活。しばらくは気軽に働いていました。

でも同年代の友達が就職し、親からも正社員で働いたほうがいいと言われ、自分でもこのままじゃダメかもと思うようになってきたんです。もっと尊敬できる人のもとで、もっと責任のある仕事をしていかないと、人としても成長できないんじゃないかって。

そこで、大学で化学を専攻していたこともあり、ひとまずエンジニアを目指してみようと思いました。

やっと就職したものの、2カ月で壁にぶちあたる

▲責任のある仕事を初めて任され、その期待に応えられない自分によくいら立っていました

▲責任のある仕事を初めて任され、その期待に応えられない自分によくいら立っていました

大学中退でまったくの未経験からエンジニアになりたい。そんな無茶な希望を受け入れてくれたのが、スタッフサービス・エンジニアリングでした。研修制度やフォロー体制がしっかりしていて、しかも大学時代の専攻まで考慮し、薬品を扱うプロジェクトに配属してくれたんです。これならやっていけると思いました。

しかし実際の職場は甘くはありませんでした。薬品の知識はあったものの、装置の制御、機械の操作、専門のPCソフトを使う作業などは完全に初体験。しかも就業先の上司が厳しい方で、アルバイト時代にはなかったような高い要望を突きつけられたり、自分で考えることを求められたり……。

今思えば、上司は親身になって仕事を教えてくださっていて、僕が甘えていただけなんです。でも当時は本当にいっぱいいっぱいでした。何もできない自分にいら立ち、たった2カ月で逃げ出したい、もう辞めてしまいたいとも思ってしまいました。

カウンセラーのサポートで気持ちが前向きに

▲成長をサポートしてくれるカウンセラーたち。今の自分があるのは彼らのおかげです

▲成長をサポートしてくれるカウンセラーたち。今の自分があるのは彼らのおかげです

スタッフサービス・エンジニアリングには、エンジニア出身で、仕事上での相談に乗ってくれるキャリアカウンセラーがいます。入社当初はカウンセラーなんて必要ない、自分が相談することなんて、まずあり得ないと思っていました。でも入社2カ月で逃げ出しそうになった僕を支えてくれたのは、ベテランカウンセラーの内藤さんでした。

内藤さんは「もう辞めたい」という相談を優しく受け止めてくれました。何がイヤで、何に困っているのか、愚痴のような僕の話を親身になって聞いてくれました。その上で、いいことも悪いことも含めて就業先の評価をフィードバックし、自分が設定した目標シートを一緒に見直してくれたんです。

そして最後に「これからも全力で支えるから、もう少し頑張ってみないか」と言ってくれました。こんなに自分のことを真剣に考えてくれる人がいるなら、なんとか期待に応えたい。もう3カ月だけ続けてみよう。そんな気持ちになれました。

エンジニアになりたいけど自信がないという不安を、すべて受け止めてくれる

▲なんでも中途半端だった自分が変われたのは、ここに入社し、エンジニアになれたからです

▲なんでも中途半端だった自分が変われたのは、ここに入社し、エンジニアになれたからです

あと3カ月。自分で期限を決めてからは気持ちが吹っ切れて、仕事にもう一歩、踏み込めたような気がします。最初は怒られることがイヤで、言われたことをきちんとこなすのに精一杯でした。でも少しずつ自分で考えるようになり、考えることがおもしろくなってきたんです。

僕は2019年現在、ICチップの開発に関わるプロジェクトで、半導体製造装置の試験・評価業務を担当しています。一つひとつの検証を理論立てて行い、結果を突き詰めていくという仕事が楽しくて仕方ありません。不測の事態が起こっても、過去の経験から解決策を導き出して対処できるようになりました。これは自分でも大きな成長だと思っています。

もし今、エンジニアになりたいけど経験や自信がなくて迷っている人がいたら、僕は迷わずこう言います。「勇気を出して飛び込みさえすればなんとかなる。技術的な面も精神的な面も、周りがしっかり支えてくれる。少なくともスタッフサービス・エンジニアリングはそんな会社ですよ」って。

エンジニアは「やらされる」のではなく、自分で考える仕事です。新しい発見をしたり、視野が広がったりするたびに成長を実感できる仕事です。そんな中で僕は、もっといろんな仕事にチャレンジできるよう、得意なことを増やしていきたいと思うようになりました。入社当時の自分を思うと、考え方が180度変わったような気がします。

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