企業とお客様の懸け橋に──事業マネージャーが抱く仕事への熱い想い | キャリコネニュース
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企業とお客様の懸け橋に──事業マネージャーが抱く仕事への熱い想い

▲社内での池辺

▲社内での池辺

2019年現在INTLOOPのエンジニア事業部のマネージャーとして活躍する池辺泰彦(いけべやすひこ)。エンジニアとしてキャリアをスタートさせ、途中渡米しMBAも取得するという、文理問わない幅広い経験・知見を持つ池辺だが、INTLOOPに入社した理由、キャリアや仕事に対する考えはどのようなものなのか?【talentbookで読む】

最速で主任へ──。根源の想いは、誰よりも強い責任感。

池辺は大手システム会社でエンジニアとしてキャリアをスタートさせました。

池辺 「大学では理系の学部に所属しており、コンピューターの勉強をしていました。それに加え、私が就職活動をしていた当時は Windowsが市場に出てきた時期でもあったんですね。なのでどう見ても、『これから ITの価値が高くなっていく』という時代であり、それがエンジニアとしてキャリアを歩もうと思った大きな理由でしたかね」

池辺が入社した時期はまだまだベンチャー気質が社内にありました。そんな中、池辺はエンジニアではありましたが構築運用業務だけでなく、営業メンバーとともに案件の受注も担当。本当に幅広く仕事をこなしていました。

池辺 「 “難易度の高い仕事でも逃げずに取り組む ”ということを意識していましたね。一度『できない』と言ってしまうと、その時点で営業からは “できないエンジニア ”としてのレッテルを貼られ、社内での価値は下がってしまうんです。もともと僕は負けず嫌いな性格ですし、責任のある仕事を任されたい!と強く思っていました。

そのためには “できる SE ”と思われることが大切なんです。たとえ自分ではこなせなさそうな仕事だとしても、社内で知っている人に聞いたりして、結果を残して社内での信頼を積み重ねていきました」

どんなタスクも取りにいき、信頼を積み重ねることに執着をしたと言う池辺。地道な努力が功を奏したのでしょう。入社3年目にして全250名のインフラエンジニア中全社2位の結果を残し、ベテランを押しのけ、最速で主任という地位へ上り詰めました。

しかし、池辺はそれでは満足しませんでした。次第に国内という規模でなく、アメリカでビジネスをやりたいという気持ちが湧いてきたのです。

エンジニアからの新たな一歩──海外への挑戦

▲留学先での卒業式の様子。笑顔で卒業を迎える裏には、とてつもない努力があったと言う

▲留学先での卒業式の様子。笑顔で卒業を迎える裏には、とてつもない努力があったと言う

そして池辺がキャリアの2社目として選択したのは、外資系の大手IT企業でした。

池辺 「この外資系企業とはエージェント経由で出会いました。当時留学に行きたいという気持ちがあったのと、まだまだ “ IT ”がバズワードの時代。転職先の軸は『英語 × IT』というもので。

そこではマネジメントが主な仕事だったのですが、同じメンバーにはアメリカ在住のアメリカ人とドイツ在住のドイツ人がいて、会議も資料作成もすべて英語でした」

そのような環境で働く中で、池辺は留学することを決意します。

池辺 「エンジニアの知識だけだと、偏ったキャリアしか歩めないのでは、と危機感を覚えたのが留学を決意した理由です。あとは正直、海外への憧れというミーハーな気持ちもありましたね(笑)」

現地で池辺を待ち受けていたのは、勉強漬けの日々。当たり前のことですが、授業は英語で進むので、読み書きができないとまず付いていけません。

それどころか、いきなり抜き打ちテストが始まったり、日本語でも理解に苦しむような、“偏微分 ”を使って売り上げ予測をする授業まで。徹夜でレポートを書いたこともしばしばでした。

池辺 「同じクラスには自分の会社を持っていたり、ビジネスレベルの英語が話せて当たり前の人がほとんど。当然劣等感もありました。評価を取り続けていないと卒業できないっていうプレッシャーもかなりのものでしたし」

しかし、それでも池辺は折れませんでした。さまざまな苦労を抱えながらも、無事にMBAを取得して卒業してみせたのです。池辺は当時の経験をこう振り返ります。

池辺 「一番身に付いたものは、“メンタル ”ですかね。もちろん英語やマネジメントも学びました。ただやはりそれ以上に、付いていくために必死で食らいついた経験の方が大きかったです。

この留学を乗り切ったことは、帰国した後の自信にもつながりました。何か壁にぶち当たっても『こんなもの、留学の時と比べたら大したことない! 』って(笑)」

こうして留学によって英語やマネジメント能力、そして鋼のメンタルを身に付けた池辺は、また新たな一歩を踏み出します。

企業と求職者の懸け橋に──点と点がつながる瞬間

▲趣味である海外旅行の様子

▲趣味である海外旅行の様子

留学を終えた池辺が入社したのは、日系ではなく外資系のソフトウェア会社でした。

池辺 「エンジニアの仕事より、やはり直接お客様に提案する仕事の方がやりがいを感じたんですよね。自分が提案して受注した時の感動というのでしょうか。それに加え、留学の経験からスピード感のある環境で働きたいと思ったんです。

仕事ではとことん予算に向き合い、『 BANT』( ※)というフレームワークを徹底して活用していましたね。それに加え、人の 1.5倍は働いたという実感がありましたね。それが結果にもつながったのかなと思っています」

その根源にあるのは、やはり“負けず嫌い”。ここでもそれを生かして結果を出し続けました。しかし、営業に対する飽きを感じ、池辺は3度目の転職を決めます。

池辺が次に選んだ企業は、スタートアップのエンジニアの人材紹介会社でした。その会社に出会ったきっかけは、とあるベンチャー企業の交流会だったと当時を振り返ります。

池辺 「この会社は、とある交流会で取締役の方と出会い、一目惚れしたのが入社した一番の理由でした。『この人の元で働きたい!』と純粋に思ったんですよね。

もちろん前職の仕事もやりがいを感じていたのですが、商品の特性上、やはりすでに導入しているものの入れ替えという仕事が多く、営業である私が “課題をつくり出す ”というイメージでした。それに比べこの会社では、すでに課題を抱えているお客様が多く、いい意味で責任が大きくなったなと思いました」

この人材紹介会社の仕事では、エンジニアだった時の経験が存分に発揮されたと池辺は振り返ります。

池辺 「スティーブ・ジョブズがスタンフォード大学の卒業式で行ったスピーチで『 Connecting the dots=点と点をつなぐ』という有名な言葉があると思うんですが、それをまさに自分自身で体現できたような気がして。

『過去のエンジニアの経験が、時間を経てこんな形で生きるんだな』と。それ以来、“企業と求職者の懸け橋になる ”ということが自分の最大限提供できる価値であると思いました」

エンジニアを、その人が適した環境へ。自分のやるべきことを見つけた池辺は充実した日々を送りました。

しかし、この会社からも、やがて池辺は離れることになります。

池辺 「とくに仕事に不満があったわけではありません。ただ、当時入社するきっかけにもなった取締役の方が退職してしまって、僕が一番年上くらいになってしまったんです(笑)。なのでちょっと後輩に仕事を譲る時期かな、なんて思ったんです。

そしてやはり、小さい企業や事業を自身の力で再度推進し大きくしていくという経験をしたいなと思いました」

(※)BANT:営業活動における、「Budget(予算)」「Authority(決裁権)」「Needs(ニーズ)」「Timeframe(導入時期)」を確認するフレームワークのこと

イントループの出会い

▲キャリアカウンセリングに来たエンジニアと池辺のカウンセリングの様子

▲キャリアカウンセリングに来たエンジニアと池辺のカウンセリングの様子

そして池辺はINTLOOPと出会います。

池辺 「今だから言えるのですが、実は INTLOOPに面接に来る時に 1階で 10分くらい迷っていたんですよ(笑)。『この会社で大丈夫かな……』と。でも、面接を受けて、その考えが杞憂であったと感じました」

池辺が面接を受けた時期は、ちょうどINTLOOPが急成長していた時期。すべての会社ではなくとも、急成長するとどうしても社内がピリついてしまうことがあり、これを懸念していました。

池辺 「 INTLOOPにはピリついた雰囲気がまったくなく、メンバーが全員楽しそうに仕事をしていたんですよね。
それに加え、事業もとくにこれって定まっているわけではなくて、これからっていう段階。それが入社する一番の理由でしたかね」

そのような経緯で入社した池辺。入社した後すぐにマネージャーとして頭角を現します。池辺の、会社をマネジメントしていくメソッドは──。

池辺 「意識していることとして、“感情の起伏を出さない”ということが挙げられます。感情の起伏が激しいと部下が上司の顔色をうかがって仕事をするようになってしまい、上司の機嫌が悪い時は話しかけるのをやめようとなってしまう。なのでできるだけ感情は一定にして、いつでも冷静に対応できるようにしています。

また、研究の結果で出ているのですが、数値や制度で部下の行動を細く管理するより、気持ちに余裕を持って業務に取り組んでもらった方が、全体としてのパフォーマンスが上がるらしいのです。なので僕の役目としては、マネジメントしているメンバーに楽しんで仕事をしてもらい、本音をしっかりと言えるような環境づくりや振る舞いをするということに尽きると思っています」

今やINTLOOPにとってなくてはならない存在である池辺ですが、今後の目標について、こう語ります。

池辺 「これからも『企業と求職者の架け橋』であり続けたいと思っています。そしてやはり、自身のエンジニア事業部を、社内で売上一番の部署にしたいですね。そのためには、お客様の期待を常に越し満足してもらうように意識し続けなければなりません。

先日弊社のサービスに登録してくださった方が、『 INTLOOPはいい案件を紹介してくれる』と別の登録者に紹介してくれるという、非常に嬉しい出来事があったんです。こういう事例が、ひとつでも多くなればいいなと思っています」

笑顔とともに優しい口調で話を進める池辺の仕事へのこだわりは徹底されています。時に大胆に行動し、時に一人ひとりの細かい動きもチェックする。その姿勢は、まさにビジネスパーソンの鑑と言えるのではないでしょうか。

まだまだ成長期であるINTLOOP。自分の意思を大事にして自走して働くことができる会社にするために──。池辺の挑戦は、まだ始まったばかりです。

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