負けん気と突破力が持ち味の、元“甲子園球児” ──新天地でアーチを描く日を夢見て | キャリコネニュース
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負けん気と突破力が持ち味の、元“甲子園球児” ──新天地でアーチを描く日を夢見て

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仙台市出身の髙橋佑太は、入社3年目の若手社員です。2019年現在、トラウマ(外傷)営業部で南関東地区の病院に手術用医療機器を販売しています。全国有数の野球強豪校である仙台育英高校出身で、レギュラーとして甲子園への出場経験も。現在は後輩の指導も任される、日本ストライカーに欠かせない人材です。【talentbookで読む】

野球とアルバイトに全力疾走の学生時代

甲子園を目指して入学した仙台育英高校。全国から選りすぐりの球児が集う強豪校ゆえに、レギュラーの座をつかむことはそう容易なことではありません。人一倍負けず嫌いな髙橋は、ライバルの活躍やレベルの高さに闘志を燃やし、毎朝4時に起きて自主練習。人の倍、そのまた倍、努力を重ねました。そうした成果が結実し、3年春からレギュラーの座を獲得。憧れ続けた甲子園の土を踏みます。

髙橋 「幼いころから『誰にも負けたくない』という気持ちが強くありました。高校時代、最初はこの中でやっていけるのかと不安でしたが、ストイックに練習することでレギュラーになることができたんです。プロを目指そうと思ったこともありましたが、念願の甲子園出場も果たし、大学進学後は 1年で野球に区切りをつけました」

高校野球では常にチーム全体に目を配り、監督やチームメイトと意思疎通を図りながら、作戦を遂行する力を養いました。

それから髙橋は「人とのつながりの中で、夢中になれることを見つけたい」との想いから、健康機器やボディケア用品を扱う店で対面接客型のアルバイトを始めます。アスリート向けの商品もそろえており、野球経験も生かせる働きやすい職場。それまで野球しか知らなかった髙橋にとって、ここでのアルバイト経験が、その後の人生に大きな影響を与えました。お客様とのコミュニケーションを通じて、相手のニーズに合った製品を提案するという力が養われたのです。

髙橋 「単にモノを売るだけのアルバイトではなく、自分からお客様にお声がけし、反応を見ながら最適な商品を提案していく接客スタイルを心がけました。自分の力で商品の価値を伝えるという営業経験を通じて、お客様の役に立てる喜びや楽しさを知ったんです。『また今日もいるのか?』とお客様にからかわれるほど、毎日アルバイトに明け暮れていました。営業において大切な考え方を丁寧に指導してくれた店長には感謝しています」

日本ストライカーとの運命的な出会い

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アルバイトに夢中になりすぎて、就職活動は4年生になってから。“医療関係で社会に貢献できるような仕事”を漠然と考えていたとき、アルバイト先で常連のお客様に言われた言葉が髙橋の運命を変えました。

「日本ストライカーを受けてみたら?」

実はそのお客様は、日本ストライカー製品を扱っている医療機器卸の方でした。熱意を持って商品価値を提案する高橋の姿勢や営業力に、日本ストライカーに通じるものを見いだしてくださったのです。

髙橋は、さっそく日本ストライカーの仕事内容をインターネットで検索。すると、同社ではこれまで自身が経験したスポーツや接客の経験が生かせて、整形外科領域にも携わることができるとわかりました。

また、医師ではない自分でも医療で社会に貢献できることから、入社への意欲がいっそう高まったそうです。そこで髙橋は運命的な何かを感じ、自ら採用担当者に電話をかけ、面接の機会を得ます。「とにかく自分を見てほしい、知ってほしい」という一心から、単身で東京へ。

髙橋 「野球でもアルバイトでも “自分はこれだけやってきた ”という強い自負がありました。ですから、“日本ストライカーの仕事を通じてさらに自分を成長させたい ”とありのままの熱い想いをぶつけました。仙台から鼻息荒く乗り込んできた僕の熱意は相当なものだったと自分でも思いますが(笑)、当時の採用担当者はほほ笑みを絶やさず、真剣に話を聞いてくれました」

不撓不屈の精神で、現状を打開していく高橋。その熱意が伝わり、日本ストライカーへの入社が決定しました。

医療機器という新たなフィールドでの挑戦

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入社後は、主に骨折治療に使われる医療機器を販売する、トラウマ営業部に配属された髙橋。医療従事者に対して必要とされる自社の製品情報を提供するのが主な仕事であるため、当然製品に関係する医療用語や治療方法なども熟知していなければいけません。しかし、最初は右も左もわからず、自分の熱意とは反して壁に突き当たることも。

髙橋 「上京し、新しい分野での挑戦。最初は本当にわからないことだらけでした。先輩との知識や経験のギャップも当然大きく、製品に関する医師からの質問にうまく答えられず、自分で自分が情けなくなったこともありました」

しかし、髙橋がくじけることはありませんでした。命に携わるものとしての重責が、自分自身を支えたのです。

髙橋 「待合室で患者さんのご家族の姿を見かけ、それがもし自分の家族だったらと考えました。命に関わる手術の現場。患者さんご自身はもちろん、ご家族の気持ちを思うと、とても責任のある仕事だと痛感しました。それと同時に、自分自身には絶対負けたくないと思ったんです」

髙橋は、その日にわからなかったことを先輩に逐一確認しては、注意点や間違ったことを事細かくノートに書き留めることを始めました。わからない言葉は何度も書いて覚え、自分のものにしたことも。コツコツと努力を積み重ねて先輩との差を埋めてきた髙橋。溜まったノートの厚さは、まさに彼の努力の証です。

現在南関東を担当する髙橋は、1日に5~6病院を訪問することもあります。手術に立会い、医師や看護師に医療機器に関する情報を提供するだけではなく、新規の提案営業などもこなします。日本ストライカーの強みは製品力。「患者さんのために」をモットーに、器械の使いやすさや品質の良さ、精度の高さをアピールしますが、同時に自分自身も売り込んでいくのが髙橋の営業スタイルです。

髙橋 「大事なのは、壁に当たったときに『ここは無理』『これ以上無理』という先入観を持たないこと。営業活動において最初から “Yes ”と言ってもらえるなんてことはありえないことです。まずは “No ”から始まると思うようにしています。自分を信頼してもらうこと、先生のニーズに合った情報提供、アプローチの工夫をすることでようやく “No ”が “Yes ”に変わるのです。これは先輩からの教えであり、実際その通りだと思っています」

症例の数は、積み上げた信頼の証。目指すは営業No.1

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先生との良い関係性を築くために、時には「教えてください」という姿勢で商談を始めることもあるという高橋。相手の懐に入るようなコミュニケーションを心がけており、入社2年目には、それまで取引のなかったクリニックからの受注も成功させました。

高橋 「自社製品を使った手術で患者さんが健康を取り戻し、医師から『経過は良好だよ』と言われることが何よりのやりがいになっています」

持ち前の負けん気と突破力で、さまざまな経験を積んだ髙橋。営業担当として彼が大切にしているのは結果としての数字ではなく、目の前の仕事一つひとつです。たとえば、手術が成功するよう自らの役割を完璧にこなすこと。与えられた役割を果たし、信頼を積み重ねてゆくこと。そして、その先に見据えている大きな目標がMVPです。日本ストライカーの営業スタッフ約700人の中で、No.1の称号を目指します。

高橋 「数字は信頼の中で積み上がっていくもの。信頼の数だけ、症例数があると思っています。医師から、そしてチームからの信頼を積み上げていった先の目標として、いつか MVPを獲得できたら、という夢があります」

入社3年目になった高橋は、後輩の指導にもあたっています。コミュニケーションの手段は主に電話やメール。自身の経験を一方的に伝えるのではなく、まずは後輩の立場に立って、その考えや気持ちを「聞く」ということを大切にしています。その上で、自分なりに考えたことを素直な気持ちで伝え、助言することを心がけています。

髙橋 「日本ストライカーの社員は、一人ひとりがものすごく熱意を持って仕事に取り組んでいます。それは入社当時の印象から変わっていません。製品や会社をより良くしていきたいという雰囲気にあふれているので、元気と向上心があって、先入観に囚われない人はとても合っている会社だと思います」

一方、プライベートでは第一子となる男の子が誕生。「胎教と称して毎日のように野球の応援歌を聴かせていました(笑)。いつか一緒にキャッチボールができたらいいですね」と、優しいパパの顔をのぞかせます。

杜の都仙台から、運命を信じて上京し、入社した元甲子園球児。誰よりも負けず嫌いで誰よりも努力を怠らない髙橋は、チーム、そして家族の大黒柱として、今日もフィールドを縦横無尽に駆け回り、信頼を積み重ねています。MVPという盛大なアーチが描かれる日も、刻一刻と近づいているはずです。

日本ストライカー株式会社

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