自身の得意を最大限生かせる環境を目指す。「ラベリング」を意識し歩んだ男のキャリア | キャリコネニュース - Page 2
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自身の得意を最大限生かせる環境を目指す。「ラベリング」を意識し歩んだ男のキャリア

▲広告代理店時代の清水(一番左)

▲広告代理店時代の清水(一番左)

広告代理店と事業会社をそれぞれ5年経験し、再度広告代理店にJoinした清水敏史。一貫してデジタル広告領域で経験を積んだ彼だが、そのキャリアを決断したきっかけはなんだったのか。2019年現在、マネジャーを務める彼の意思決定プロセスに迫ります。【talentbookで読む】

“自分はこれができる”を探し、行きついた「ラベリング」──Webマーケター

D2C Rのひとつの部署にてマネジャーを務める清水敏史。Webマーケティングに関わっていくきっかけは語学留学でした。

清水 「留学していた先で知り合った友人の紹介で Webマーケティングのファーストキャリアを踏み出しました。 1社目でやっていたのはガラケーのモバイルコンテンツの運営と広告代理業です。その中で私は広告代理業でアフィリエイト広告を担当していて、どこの ASPを使うかといったメディアリクルーティングまで関わっていました」

もともとWeb業界に興味があったという清水。語学留学での縁も重なって60人規模の会社のWebマーケターとしてのキャリアを積んでいきます。

清水 「入社してからリスティング広告部門の立ち上げなどもあり、 Web広告を主戦場にしてキャリアを築いていくことになりました。当時はずっと Webマーケティング業界でやっていこうとは思っていませんでしたし、日々アップデートされる Web広告市場の成長についていくので精一杯でした。その一方で、習得した知識や情報をすぐ実行すると、驚くほどパフォーマンスが改善でき、おもしろかったことを覚えています」

Web広告市場に魅力を感じていた中で、自身のキャリアについてもしばしば考えていたと言います。

清水 「自分が今後のキャリアをどう生きていくのか考えたときに、自分はこれができますと言えるラベリングは意識していました。自分がやりたいことが出てきたときに持ち合わせているスキルは多い方がいいと考えて、そのための準備期間と当時は捉えていましたね。 Web広告業界の成長スピードを実感する中で、できる幅は広くなるだろうと考えていたので、その変化のタイミングに通用するような人材・キャリア形成をしたかったんだと今振り返ると思います」

そんな中、デジタル領域だけでは解決できない課題に直面します。その当時の運用型広告は成長していましたが、クライアントのニーズに応えられるのはそれだけではありませんでした。マーケティング全体を俯瞰して見ることができる事業サイド側で自身の経験を試してみたい──そんな想いを抱き転職を決意します。

デジタルだけでは完結できない壁にぶつかり、学んだ“武器”の選び方

▲事業会社時代(一番右)

▲事業会社時代(一番右)

清水 「当時、ネット保険会社が存在感を強め始めた時期で、個人的な理由も重なり保険について調べていたんです。そこでの『 Web ×保険』の可能性にわくわくしたことがきっかけで、業界の中では認知度も低い保険会社に入社しました。小さなネット保険会社で大手企業に立ち向かうベンチャーマインドにもワクワクしていたんです」

ネット経由の保険契約数は業界全体から見たら当時約1%程度。そのシェアを上げていくことと大手企業からどう奪っていくかを考えたときに、やりがいや魅力をとても感じたと言います。

清水 「前職ではデジタル領域の獲得ファネル以外もチャレンジできました。テレビ CMなどのオフライン領域や CRMなど。僕の主戦場はデジタル領域かつ獲得が中心でしたが、認知やブランディングなど課題も出てきて、紙媒体の広告や DMを打ったり、テレビ CMに少し関わったりと、活動領域は広くなっていきました」

ビジネスパーソンとしても尊敬できる人が非常に多かったと言います。前職のメンバーはそれぞれ得意領域がラベリングされているプロフェッショナルの集まり。マーケティング全体の中でもデジタル以外の領域でラベリングされている方がいるなど、それぞれの領域のプロが集まっていました。 そんな環境が清水にとって大きな転機だったのです。ひとつの事業をさまざまな制限がある中でスケールさせるというミッションが、清水の仕事への向き合い方に強く影響を与えていました。

清水 「同業界内では認知度も低く、予算も潤沢ではない中で、いかに事業をスケールさせていくかがすごく難しかったです。デジタル領域の施策だけでは限界を感じていましたし、とくに『認知』と『獲得』の連動を試行錯誤していました。デジタルだけでは完結できない調整が入ってきていることに、事業会社としての壁を感じていましたね。

『何が最も有効で、効率が良いか』は徹底的に考えていましたし、限られた時間や予算、リソース、選択肢の中でどの武器を用いて戦っていくか。目標にコミットメントする姿勢や意思決定プロセスは、当時の自分にとって非常に大きな学びとなりました。あの環境がなければ、今の自分は決していないと思います」

「Web広告」×「マネジメント」。自身の市場価値の底上げ

▲現チームメンバーと(写真左から3番目)

▲現チームメンバーと(写真左から3番目)

広告代理店、事業会社それぞれ5年経験を経て、次のステップを目指すきっかけが訪れます。

清水 「当時は保険会社をスケールさせるために Webマーケティングをしていました。その会社次第では大きくしていく手段・領域は異なっていくかもしれない。当時の私は、ファーストキャリアから一貫して Web広告専門で担当していて、その不確実性と向き合ったとき、個人のキャリアに強く意識が向いていって、次のステップを踏もうと決断しました」

Web広告のプロフェッショナルというラベリングを武器に、さらに個人として成長するために必要なピースを求めていました。そのピースとなるのは「マネジメント」。「Web広告×マネジメント」のスキルを持って自身の市場価値を上げていく決断をします。

清水 「次はチームで成果を出せる、マネジメントを習得できる環境が望ましかったです。前職では少なくともデジタル広告のスキルは通用していたと思っていましたが、外を見るともっとすごい人もいます。ずっとそのラベルに縛られすぎると、個人の市場価値とキャリアがスケールしていかないと思っています。それを考えたときにマネジメントスキルの習得に挑戦していくことを決めました」

これまで培ってきたデジタル領域を生かせ、さらにスキルアップできる環境であれば、業種業界はとくに定めていなかったという清水。会社を自分がドライブさせていける環境が当時の清水にとってのスキルアップにつながり、自分の価値が最も発揮できる環境や組織規模を見ていたと言います。

清水 「面接を経て、当時の D2C Rはアプリ領域が主戦場でノウハウもたまっていて強い、と同時に Web領域の規模を拡大しているタイミングで、私自身の得意領域を生かせると思ったことを覚えています」

「プロフェッショナル」で「勝負強い」広告代理店へ

▲2019年現在

▲2019年現在

D2C R入社以降はマネジャーとして『Web領域での結果。Web領域のプロフェッショナル人材の育成』をミッションとして取り組んでいます。

清水 「これからは個としても組織としても、必ず結果を出し続けるプロフェッショナルでありたいと思っていますし、目下そこに挑戦中です。また育成という面では、多くのプロフェッショナルを輩出し、どこでもメシが食えるスキルが十分にあるけど、『 D2C Rが好きだから続けていく人』をひとりでも多くしていきたい。

そして同時に広告代理店としてのビジネスをスケールさせること。 “ D2C Rと組めば必ず勝てる ”という企業にしたい。そんな想いを持って日々挑戦しています」

クライアントにとって「その施策は本当に有効なのか?」を徹底的に考えつくすマインドをD2C Rに根づかせ、プロフェッショナルで勝負強い広告代理店として成長させるのは清水敏史しかいない。そう強く思わせる、力強さを彼から感じます。

株式会社D2C R

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