ただ楽しいだけじゃない!? ハロウィンイベントがもたらした「新人の成長」
オウルテックでは、社歴1年未満の新人社員がイベントの実行委員を務めることが多くあります。2019年にハロウィンの実行委員を務めたのは、デザイン部の中村麻子(ニックネーム:あさちゃん)でした。入社して間もない社員がイベントを通じて急成長する姿をご紹介します。【talentbookで読む】
中村麻子はこんな人
趣味は漫画を読むこと。好奇心旺盛で、新しいものは試したいという中村は、腕にはApple Watch、耳にはAirPodsを付けて仕事をしている。
中村は普通の高校を卒業後、新宿にあるデザインの専門学校に通っていた。卒業後は地元の千葉で事務職に就いたのち、転職して紙媒体のデザインに携わる。
やがて神奈川に引っ越したタイミングで、紙媒体よりもウェブを使って、もっと多くの方に自分の仕事を見てほしいと思うようになった。2019年現在はオウルテックでネットショップ用のランディングページ(以下、LP)をデザインしている。
中村 「まだ慣れないことや難しいことも多く、日々奮闘しています」
そう謙遜する彼女は、努力家として周囲に知られている。日々LP作成のため、パッケージや商品の写真撮影をしたり、パソコンと向き合って一生懸命デザインしたりしている姿が目立つ。また、LPのためにコピーライティングも研究し、積極的に実践しているのだ。
そんな彼女はこの度、社内で行われるハロウィンパーティの実行委員に抜てきされた。ハロウィンパーティの準備や当日の様子では、普段とはまた違った一面を見せた。
イベント運営の難しさを実感。けれど、仲間がいたから乗り越えられた
実行委員は、毎年立候補あるいは上司からの指名で決まる。上司からの指名の場合は、この人ならできるという熱い期待が込められているので、その分プレッシャーも大きい。立候補してもやらせてもらえない場合もあるので、「やりたくてもやれない実行委員」とされている。
今回のイベントでは、中村を含めた3人が実行委員に選定された。実行委員は部署を越えて構成されるため、普段接点のない同僚との交流もある。だが、中村には心配無用だった。
中村 「一緒に実行委員をしたメンバーは、すごく頼もしくてユーモア溢れる方々でした。他のおふたりにとっても助けられ、楽しくハロウィンパーティを催行することができました」
とはいえ実行委員は大変な仕事だ。忘年会の幹事+αのような仕事があるとイメージしてもらえば想像がつくだろう。また、社長の東海林春男との打合せもあり、入社間もない社員にとっては良くも悪くも血となり肉となる経験なのだ。
中村も実際に準備に着手し、その難しさを実感したという。普段の業務をこなしながら実行委員をやらなければならないため、スケジューリングがうまくいかなかったのだ。
中村 「実際には予想していたよりも作業時間が多くかかり、実行委員や幹事などのつらさが良くわかりました。毎日少しずつ準備を進めてはいたのですが、予算を抑えるために手づくりの装飾が多くて、その作業時間をつくるのに苦労しました」
しかし、そんな中で実行委員以外の社員も声掛けをしてくれた。そのことは実務的にも精神的にも中村を助けた。
中村 「準備が忙しい中、声を掛けてくれたり、手を貸してくれたりする仲間が増えました。とても助かったし嬉しかったんです。また、それによって他部署の方の名前をたくさん覚えられたのもプラスだったと思います」
また、東海林とのやりとりでも、わからないことなどに対して手厚いサポートがあった。
このようにあらゆる人の助けを受け、いよいよハロウィンイベントは当日を迎える。
実行委員を通して感じた“醍醐味”と得た“学び”
イベント当日。中村は大きな衝撃を受けた。まず社内でイベントをやるという文化自体が、転職してきた中村にとって経験のない、新鮮なものだった。
中村 「会社でこんなことしていいの?ということもできたり、実はこんな人だったんだ!など同僚に対しての新たな発見があったり、とても良い機会だったと感じています」
そして「仕事と遊びのときのギャップが激しい」というオウルテックの社風も、中村を驚かせた。普段はまじめに働いている社員でも、遊ぶときはしっかりと遊んでいる。
たとえば、普段まじめな社員がとんでもないアニメオタクでものすごいコスプレをしていたり、普通のおじさんだと思っていたら、女装して仮装コンテストに出場していたり。それは中村の目にはとても新鮮に映り、そして「これこそがハロウィンパーティの醍醐味だ」と感じたのだという。
こうしてハロウィンイベントは大成功のうちに終了。中村は達成感以外にも多くのものを得た。
中村 「名前を覚える、仕事の仲間意識、当たり前ですがそんなことが身に付いたハロウィンの実行委員でした。この経験は普段の仕事へのやる気につながり、また仕事を円滑に進めるための潤滑剤になる気がします」
実行委員は部署を越えて構成されるため、普段接点のない同僚との交流もある。
イベントに参加することで親睦を深めることも目的のひとつだが、運営に携わることで社内の風通しが良くなり、部署間の情報伝達が速やかになれば──それこそが、オウルテックが新入社員にイベントの実行委員を経験させる理由なのだ。
社内イベントは、一見すると仕事とは関係ないように見える。だが、“遊び”を充実させることで“仕事”により注力できる。そして運営を経験することで社内での交友範囲を広げられる、というように普段の業務にもつながる活動なのである。
好奇心を原動力に、天職を深化させていく
段取りは仕事の上でも大切なこと。スケジューリングと向き合い続け、追い込まれた中でハロウィンを成功に導いた中村は、底力がアップしたはず。今後は進化したスケジュール管理ですばらしい仕事ぶりを見せてくれるだろう。
ハロウィンイベントを通して一皮剥け、大きな成長を実感した中村。そんな中村のオウルテックでの仕事は、発売前の新商品を手に取り、発売に向けて商品の長所をより魅力的に見せることだ。
まさに、中村にとっては天職なのではないだろうか。
そんな中村が働く上で大事にしているのは、好奇心。この世にはまだ自分の知らないモノ・コトがある。それを知りたい──その気持ちがデザインにも生かされているのだという。
中村 「何かデザインをする上で好奇心ってかなり重要な要素で、自分の力になっているという実感があります。デザインは本当に多種多様ですが、いろいろな要望に応えられるような柔軟さを持って成長していきたいですね」
好奇心を原動力に──。
これからも成長を続ける中村は、オウルテックと共に走り続けていく。