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「技術のNTTコムウェア」が求めるのは、新しい風を吹き込む挑戦者

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NTTグループ各社の幅広いシステム開発の経験を生かし、ビジネスパートナーへの歩みを進めるNTTコムウェア。時代の急激な変化に合わせて、グループ外企業との新たな取り組みにも挑戦しています。今回はテレコムビジネス事業本部が進める新規事業や開発手法を通して、NTTコムウェアのカルチャーをお伝えします。【talentbookで読む】

NTTグループとその先のお客様の課題を最先端技術で解決に導く

テレコムビジネス事業本部が果たしている役割の中でまず筆頭に挙げられるのが、NTTグループのシステムにおける開発・構築や保守・運用です。NTTグループに属する企業は約1000社近くあり、これらの企業それぞれ業務フローは異なりますので、それにともなうシステムやソフトウェアの統合はグループ内といっても、超大型プロジェクトになります。

それだけの規模感と影響範囲が大きいインフラ案件を多く扱っており、一般的な企業では携わることのできない、大規模かつ障害や誤作動の許されない品質の高さが求められるプロジェクトの多さが特徴といえます。

一方、これまでにない新しいチャレンジが求められるのがグループ外の企業と取り組む新規ビジネスの創出です。NTTグループ向け事業で培った大規模システムやネットワークの構築ノウハウを生かし、先端技術を用いた課題解決で新たな成長を目指しています。

テレコムビジネス事業本部の企画部門 担当課長として営業職、技術職ともに組織全体をバックアップしている山口紘平は、今後必要な人材を各部署のリーダーや責任者と会話し、最適な配置を調整しています。

山口 「これから新しく採用して入っていただく方に最も求めるのはチャレンジ精神があることです。これまでの NTTグループの人たちとは異なる新しい観点を持ち込んでほしい。それによってさらに組織を活性化させていきたいです。

実際、新しいもの好きのメンバーも多く、新規性を好むカルチャーです。だからどんどんチャレンジしてほしいです」

基幹事業となるNTTグループ向け事業にしても、新規事業でも、営業と技術が協業しながら課題解決の提案を詰めていきます。品質の高さを最優先に課題をしっかり捉えた提案はもちろんですが、技術の進歩が早いため、世の中のトレンドを把握することも重要な要素です。

山口 「世の中にどんな未知の技術が眠っているのか、技術職だけでなく営業職も、これまで以上に新しい知識へのアンテナを張ることが求められているように感じています」

人工型レタス工場やドローン検証などに取り組む最先端事例

▲共同パートナーであるスプレッド社とIoTとAIを活用した植物工場『Techno Farm™』

▲共同パートナーであるスプレッド社とIoTとAIを活用した植物工場『Techno Farm™』

NTTコムウェアは「NTTグループのCIO(Chief Information Officer=最高情報責任者)補佐」としての役割を担っています。ICT(情報通信技術)ソリューションを提供・浸透させることで人々の生活をより良い方向に導く「デジタルトランスフォーメーション」。これを牽引するのがNTTグループの中でNTTコムウェアが求められるポジションであり、ここにNTTコムウェア最大の強みがあります。

ICTによって常に膨大な量のデータを収集・活用してきた強みを生かし、NTTグループ内外のお客様とのビジネスをスパイラルアップさせる。そこに挑戦できる会社なのです。

新しいチャレンジのひとつが、通信設備など社会インフラの保守点検業務の効率化に向け、ドローンやパイロット・撮影データなどドローンを活用する際に必要となる情報を、一元的に管理するソリューション「ドロポ®」の開発です。

鉄塔、局舎、橋梁、管路、電柱、吊線、とう道といった膨大な通信インフラを保有するNTTグループと連携し、これまでインフラ設備の劣化状況の診断は、熟練技術者の長年の経験やノウハウに頼る部分が多くありました。また、危険作業は安全面からも極力削減する必要があり、そこでNTTコムウェアでは、ドローン・AI・MR(Mixed Reality)といった最新技術を駆使し、通信インフラをはじめとした社会インフラのメンテナンスサイクルのデジタルトランスフォーメーションに貢献する技術・ソリューションを開発しました。

また、外部の共同パートナーであるスプレッド社とIoTとAIを活用した植物工場『Techno Farm™』の栽培管理システムを開発しました。

スプレッド社が、播種から商品出荷まで人の手によって生産を行っていた工程の一部を自動化し、NTTコムウェアは「さまざまな環境における栽培データ」を蓄積、ビッグデータとして活用するデータ基盤の提供を行うことで、植物工場運営のIT化を進めました。

農作物の生産管理システムというまったく新しい取り組みに加えて、得られた利益の配分をあらかじめ決めておくレベニューシェアをこのプロジェクトでは導入しています。経営陣や営業だけでなく、開発に携わった開発チームも含めて、今後のビジネスのあり方につて膝を突き合わせて議論し、お客様と共に新しいICTソリューションを生み出すために新しいチャレンジを進めています。

アイデアが出やすい環境づくりからアジャイル開発を強力に推進

▲ロフトワーク社を共創パートナーにアジャイル開発のための新たな拠点として設立した「COMWARE TO SPACE」

▲ロフトワーク社を共創パートナーにアジャイル開発のための新たな拠点として設立した「COMWARE TO SPACE」

植物工場『Techno Farm™』のプロジェクトは前例のない未知の領域だったことから、開発からリリース、ユーザーからのフィードバックの反映までを短いサイクルで柔軟に繰り返す「アジャイル開発」で進めたことも大きな特徴でした。

近年ではとくに新規事業でアジャイル開発への需要が高まっており、NTTコムウェアでもこれまでのウォーターフォール型開発だけではない「アジャイル化」を強力に推し進めています。

この開発手法によりボトムアップでの提案がしやすくなり、開発途中で新しく出てきたアイデアにも柔軟に対応できることがメリットです。それだけに2019年現在は技術職も企画提案力を求められ、必須の能力となっています。

時代の変化にともない、柔軟な発想を生み出せる環境を企業が担保するしくみとして、ロフトワーク社を共創パートナーとして「COMWARE TO SPACE」と名付けたアジャイル開発のための新たな拠点を設立しました。

「COMWARE TO SPACE」は中央にフリースペースを配置し、チームごとで使えるテーブルが周りに配置されています。規模や状況に合わせてチームの過ごす環境を自由にカスタマイズ可能で、効率化だけでなく、複数のメンバーから出た意見やアイデアを取り入れやすい状況をつくることで、質の高い提案につなげる。

この空間デザイン自体もプロジェクトメンバーによるアジャイルによって進められ、関係性をもデザインし、一人ひとりのボトムアップによる参加を促して新しいシナジーが生まれました。全社的にもアジャイル開発に対する機運が高まってきており、新しい手法を積極的に試し、時代の変化に柔軟に対応する土壌が固められつつあります。

デジタルトランスフォーメーションの先駆者として常に挑戦を志向する

山口 「 2016年頃からアジャイル化などの社内改革が積極的に行われるようになり、もともとフラットな組織で自分の考えを恐れず発信できる、むしろそれを望まれる組織だったのが、さらに強化されてきていると思います」

今後、パートナー企業とのB2B2X促進とお客様のデジタルトランスフォーメーションの実現に向け、アジャイル手法による協創型イノベーションを将来的なビジネスの柱とし、その一環として、2021年までにアジャイル人材を1500名規模に拡充することも発表しています。

山口 「たとえ正確さや品質が最優先の基幹系プロジェクトの保守・運用業務においても、新しい技術でどのように効率化できるかが求められます。これまでの概念にとらわれずにどう効率化できるか考えられる人。世の中に眠っているニーズを掘り起こして新規性を打ち出せる、提案できる人が今後さらに活躍できる環境になってきていることは間違いないと思いますね。

当然、人事評価制度にも新しい提案が将来のビジネスにどれだけ貢献するか、新規性を加味した基準を取り入れています」

これまでNTTグループとしての企業イメージにより、重厚長大なプロジェクトの印象が強く残っていましたが、ここ数年、大規模プロジェクトで得た知見やノウハウを社外の新規事業へ展開していく動きが活発化してきています。まさに今が未来のNTTコムウェアを創造するスタート地点なのです。それ故に新しい発想で新しい風を吹き込んでくれる人材を必要としています。

社会のインフラを担う、大規模プロジェクトにおいて確かさと品質を求め、それを背に新しいことにチャレンジする──「システムインテグレータを超え、ビジネスパートナーへ」としてお客様と共に成長しながら新しいICTソリューションを生みだせる新たな仲間を求めています。

エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社

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