本気で向き合い背中を押すことで、一生分の一歩を共に踏み出す、新卒0年目の採用担当 | キャリコネニュース
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本気で向き合い背中を押すことで、一生分の一歩を共に踏み出す、新卒0年目の採用担当

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大学1年の2016年6月にキュービックにインターンとしてジョインし、2019年1月に採用担当となった石川 雄大。現在は自らも2020年新卒の内定者でありながら、キュービックの理念「ヒト・ファースト」を体現し学生と向き合い、2021年新卒の採用を行っている。【talentbookで読む】

自分を否定されることにおびえていた僕が知った、期待されることへの喜び

サッカーチームの監督に言われた「お前なんかいらない」「サッカーを辞めてしまえ」という“存在否定”にあい、自分を否定されることにおびえ続けていた学生時代でした。

プロのサッカー選手を本気で目指していた僕は、中学で部活動ではなくクラブチームでサッカーをすることを選びました。しかし、監督に「実力が足りない、辞めてくれ」「いてもいなくても変わらない」と言われてしまったんです。かなりのショックを受け失意の中クラブチームを辞めてしまいました。それでもサッカーは続けたいと思い、部活へ入ることに。

中学校のサッカー部の顧問の先生はとても厳しかったのですが、非常に愛のある人でした。ある日成績を落としたくなかった僕はテストでカンニングをしてしまい、それが担任の先生を通して顧問の先生にも知られてしまいました。

顧問の先生に「お前は期待を裏切り、チームを裏切った。どうやって責任を取るんだ?」と言われ、僕は「責任を取って辞めます」と伝えました。

すると、顧問の先生が口にしたのは「それは誰に対しての責任の取り方なんだ?チームに責任を感じているなら、辞めて自分が楽になる方法ではなく、人一倍練習して結果を出してチームに対して貢献するべきとは考えないのか?」という言葉。本当にその通りだと思いました。この言葉は今でも鮮明に覚えています。

本当に責任を取るとはどういうことか──考えた結果、1カ月で250kmを走るという責任の取り方を選びました。すると基礎体力がついたおかげで、試合でも常に同じパフォーマンスを保つことができ、大会でも全試合フル出場という形でチームに貢献することができました。

“存在否定”におびえて過ごしていた僕は、期待されることの本当の意味と、その喜びを知ることができたんです。

できると思っていたことができなかった

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そんな僕がキュービックにインターンとして入社したのは大学1年生のとき。一年浪人して大学に入っていたので「一個下の人たちと同じことはやれない」という焦燥感を入学時から持ち続けていました。教授にこのことを相談した際「インターンをやってみたら?」と言われ、紹介されたのがキュービックでした。

もともと僕の中にインターンという選択肢はなかった、というかインターンというもの自体を知らなかったのですが、やはりそこも他の人に負けたくないという想いが僕を突き動かしました。

キュービックでのインターン生活は2020年で4年目ですが、4年間の中で最も印象的であり、自分を変えてくれた出来事は12期下半期の全社総会でした。

キュービックは総会などの社内イベントを遂行するのに挙手制でメンバーを集め、プロジェクト化するというフローを採用しています。そんな中、僕も自ら手を挙げてそのプロジェクトメンバーとして参加しました。

当時はすでに社歴も2年を超えていたので、問題なくやれるだろうと自分の中で高をくくっていました。プライドの高さや否定への恐れが根本にあるので自分自身を実態より高く見積もってしまう癖があったんです。

しかしながら総会プロジェクトとときを同じくして、入社時から中心となって実施していたwebマーケティングの塾が経営方針により終了。配属されていた部署も形態を変えることとなり、メディアマーケティングのチームに異動することになりました。

自分の持ちものをすべて失った感覚でしたね。異動してからはモチベーションもパフォーマンスも上がらず、本当にひどい状態でした。

そんな状態で総会プロジェクトを進めていくことになりましたが、当然のことながらそのプロジェクトにも熱が入らなくてコミットもできないまま、時間が過ぎていきました。そして気づいたら本番になっていて。

迎えた総会当日。僕は演出をみて「すごい」と感動してしまったんです。

運営メンバーだったはずなのに、演出に驚くなんて……そこで自分がこのプロジェクトに対してあまりにも当事者意識が薄かったことにまざまざと気づいてしまったんです。そのことに気づいてしまったとき、僕の中で何かが折れる音がしました。

そして次の日、僕は会社を辞めたいと上司に話しました。当時自分は何も感じない状態になっていたのでどんな話をしたのかは覚えていません。

自分の弱さを認める。それが強みを知るキッカケになる。

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上司にも会社にも辞める話が通り、辞める準備をし始めました。そのとき、たまたま同じチームに中途社員が入社してきました。現在はメディア事業本部に所属している室井 聡太です。

もうこれから関わることもないだろうし……という軽い気持ちで「もうすぐ、辞めようと思っている」と打ち明けました。

すると、「別に辞めるのはいいと思うよ。でも辞め方は考えた方がいいんじゃない?お前本当にそれでいいのか?」と言われました。辞めることに対する否定ではなく、今の自分の状態に対する直接的な問いに僕の心は動き始めます。

今、本当にここでやめたら社会人になっても同じ過ちをするのではないか。僕がしようとしているのは、完全にできない自分からの“逃げ”の選択ではないだろうか。

当時、辞めたい理由はただただ「逃げたい」。その一心でした。

そこで僕は、2週間お休みをもらって考え続けました。

そうして行き着いたのは「まず僕自身に圧倒的に足りないこと──“自分の弱みを認める”ことから始めよう」という結論。ひたすら自分の弱みをノートに書き出しました。

2週間後、僕はもう一度キュービックの門をたたいていました。「もう一度ここで働かせてください」と同じチームの仲間に頭を下げました。下げた頭にかけられたのは「もう逃げんなよ」「おかえり」というふたつの言葉。

逃げ出した僕をあらためて受け入れてくれたんです。このことから、自分の弱さを知り、正しく認めることの大切さを学びました。これまでの人生の中で一番の学びです。

自分の弱さを認めたからこそ、周りの目線や評価を気にしすぎず、純粋に自分自身に向き合うことができるようになりました。

そして、あらためて自分と向き合ったり、同僚の意見を聞いたりする中で、自分の強みは「人に対して向き合うこと」だと気づきました。

そして、採用担当へたどり着いたんです。

相手に向き合い、そして自分の成長へ

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実際に採用の業務を始めてみると、まだ力不足だなと思うことは多々ありますが、どんなに難しい課題でも挫折をしてきた自分だからこそ「キュービックで僕がやるべきことだ」と思い、日々学生と向き合っています。

僕からのフィードバックの内容や意思決定のサポートなどが、相手にどんな影響を与えるかを常に考えています。僕と同じような経験をしてきている人は多くいると思います。だからこそ本気でその人たちに向き合い、明日が変わるキッカケを提供したい。

「本気で向き合い背中を押すことで、一生分の一歩を共に踏み出す」ことのできる人になる。これは僕が人生をかけて追いかけたいと思っている理想の姿です。

僕はいつも学生たちに就職活動において3つのことを大切にしてほしいと話しています。

1つ目は、「自分のwill(=将来像)と会社のwill(=これから)の接続」です。人は自分の幸せのためにしか努力を最大化できないと思うんです。だからこそ、”自分のために本気になることが会社の成長につながる”というのが重要だと思います。

2つ目は、「就職を目的にしない」ことです。就活がゴールになっている人がすごく多いですが、すべて自分のwillを達成するための手段でしかありません。

そして3つ目が、「自分の意思決定を正しくする」ということです。人生に関わる意思決定はとくに迷うものです。ただ会社選びに正解はないと僕は思っています。悩んだ末に決めた道ならば、正解だったと思えるように突き進んでください。

「本気で向き合い背中を押すことで、一生分の一歩を共に踏み出す」という理想を追い求めながら、僕ができることを日々誠実に努力し続けたいと思います。

株式会社キュービック

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