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「人を大切にする」。真摯に向き合うからこそ見えてくる意味のあるもの

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アシスト社員である田中 英二は、2003年の入社以降、一貫して統合システム運用管理ソフトウェア「JP1」の技術、販売促進に携わっています。入社して17年経った今、田中はどんな想いを抱いているのでしょうか。田中の歩んできた道をたどりながら、彼の仕事への姿勢と展望をご紹介します。【talentbookで読む】

「一生働ける会社に入り、道を極める」。持っていたのは、揺るぎない覚悟

新卒で入社し、現在もアシストで活躍し続けている田中。転職という道もある中、アシストで働き続けるのには、あるひとつの信念がありました。

田中 「自営業で仕事している父親の影響が強いのですが、何十年も働いている父親が今でも新しいことを学び、楽しそうに仕事をしているんです。その姿を見て、就職活動のときに自分もそうありたいと思いました。そのひとつの形が、『一生働ける会社に入り、道を極める』ことでした」

アシストへの入社という一生を左右する重大な決断を田中はこう振り返ります。

田中 「就職活動の際に、アシストに就職した大学の先輩にOB訪問をしました。当時先輩も就職2年目で苦労されている時代でしたが、その苦労話さえとても楽しそうに話していたことを今でも記憶しています。

いろいろお話を伺っていく中で、アシストという会社が、『人(社外、社内、ベンダ、家族など)』をとても大切にしていることを伺いました。アシストの“人”を大切にするという信念に、当時とても魅力を感じました」

フィールドエンジニアにも役に立った以前の配属先での経験

2003年に入社した田中は、JP1トレーニング講師担当としてサービス事業部教育センターに配属されました。

田中 「すべての人が、最初からある程度の知識を持っているわけではなく、初めて当社での説明を聞く方、まったくシステムの話に触れたことのない人もいらっしゃいます。そこで、人にわかりやすく、かみ砕いて教えるコツを身につけられたと思います」

田中は3年間トレーニング講師を担当後、2006年からフィールドエンジニアへと異動。2020年現在もフィールドエンジニアとして、トレーニング講師時と同じ、JP1に携わっています。

田中 「2019年から2020年にかけて、あるお客様でシステム更改がありました。複数システムが同時進行する中でお客様側から参画される方の人数も多く、また入社1~2年目のご担当者もいらっしゃって、製品(JP1)の操作方法のみならず、製品仕様や機能などの理解度もまちまちでした」

このとき、以前にトレーニング講師をしていた経験が役に立つことになります。

田中 「やはり丁寧な説明が必要だと思い、後で個別にお時間をいただいて、コミュニケーションの部分で気をつかいながら、打ち合わせで伝えきれなかったことを補足説明するなどの対応を行いました。

そうすると、担当者の方の理解も早くなり、大きなトラブルもなく無事に本番の切り替えを実施できました。ご担当者様もさまざまなノウハウや知識を習得されて、今ではJP1玄人になりつつあります」

このように、自らの経験を生かし、フィールドエンジニアとして順風満帆な日々を送る田中。しかし、さまざまなプロジェクトに携わる中で、大きなトラブルに見舞われることもありました。

「また一緒に仕事をしましょう」。それが田中のやりがい

フィールドエンジニアになって間もないころ、ある金融系のお客様の対応経験が、田中を大きく成長させることにつながります。

田中 「他社ツールからJP1への置き換えで、特例的に1年近く常駐に近い形で担当しました。そこでは環境の問題や製品仕様の差異、非常に難解なご要望や課題などのさまざまな要因が重なり、毎週のようにトラブルが発生していたため、解決するのは精神的にも体力的にもきついプロジェクトでした。

しかし営業と技術で一丸になって対策を考え、前向きに対応することで一つひとつ問題をクリアにしていき、無事完遂できました。

トラブルシューティングを含めた技術スキルはもちろん、前向きな姿勢、強い気持ちを持つことなど多くのことを学びました。チームワークの大切さを再認識したのもこのプロジェクトです。自分自身この機会で一番成長したと思います」

トラブルさえも成長の機会と考え、乗り越えていく田中。数々のプロジェクトに携わる中で、自身のやりがいについてはこう話します。

田中 「技術支援が完遂した後、お客様に『また一緒に仕事をしましょう』 と言っていただけたときがすごく嬉しかったです。仕事を評価していただけた喜びもありますし、”またお仕事いただけるのかな“という期待もありました」

お客様に対し誠実に向き合うことが、田中のやりがいにつながっています。そんな田中が、仕事中、片ときも忘れないのが“柔軟性”です。

田中 「せっかくアシストの製品をご採用いただいたのだから、少しでも多くお客様の役に立ちたいんです。

プロジェクトが始まると、要件の追加・変更、トラブルや難解な課題など、さまざまな想定外の場面に遭遇します。そんなときも焦る気持ちを抑えて、お客様にとって何がベストなのかを考え、ときには工数度外視でもやる覚悟を持って、各案件に臨んでいます」

「お客様の役に立つ」。シンプルな言葉ですが、田中が常にお客様のことを考えながら多くのプロジェクトをくぐり抜けてきたからこそ、できることもあるのです。

信頼。それが田中とお客様と当社を結びつける

▲チームメンバーと田中(写真 左から2番目)

▲チームメンバーと田中(写真 左から2番目)

入社して10年以上経った今、自分が入社時に感じた信頼できそうな会社という直感はまちがっていなかったと田中は語ります。

田中 「日々の業務の中でとくにそう感じるのは、難易度の高い要件への対応やトラブルが生じた際、社内の営業や技術部の人に加え、お客様も含めてひとつのチームとなって対応できるときです。お客様はアシストを数あるベンダーの1社としてではなく、パートナー(仲間)という位置付けで見られており、アシストの対応や回答に信頼を置いていただいています。

お客様視点が不足している場合など、ときに厳しいお言葉をいただくこともありますが、それもアシストを信頼いただいているからこそです。長年のお客様とのお付き合いの中で、“人”を大切にするという真摯な対応こそが、信頼につながっていると感じています」

過去を振り返りつつも、田中の視線は未来に向いています。どんな展望を見据えているのでしょうか。

田中 「実は今年からすでに取り組み始めていて。アシストで開催しているソリューション研究会に参画しています。AIや5Gなどのトレンドの技術や、レガシーマイグレーション、働き方改革などのIT投資テーマについて、社外の方々とチームになって研究しその結果を広く発信したいと考えています。

自身の知見を広げたいことに加えて、担当製品や担当分野以外でもお客様のビジネスや業務でお役に立ちたいという気持ちがあっての取り組みです」

信頼に応えられる人間でありたい──田中はこれからも信頼に重きを置いて、自分で選んだ一本の道を突き進みます。

※組織・役職などは記事作成時点での情報です。

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