「今、出来ること」の先に最善の未来を描くプロデューサー | キャリコネニュース
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「今、出来ること」の先に最善の未来を描くプロデューサー

▲カスタマーエクスペリエンス事業部 プロデューサー 安藤 真央

▲カスタマーエクスペリエンス事業部 プロデューサー 安藤 真央

決まった手段しか提案できないのであれば、真の課題解決にはなりません。多くの手段の中から最善のものを提案することが重要です。プロデューサーの安藤 真央は、クライアントにとっての最善は何か、いつも考え続けています。多くの求人の中からネットイヤーグループを選んだ理由もそこにありました。【talentbookで読む】

毎月の数字を追うだけ、売れればよしの営業スタイルに感じた疑問

プロデューサーとして、大手化学メーカーやキャラクター商品メーカーなどを担当する安藤 真央は、現在入社8年目。大学の社会科学部を卒業した後、通信系企業や映像配信サービス企業を経て、2012年にネットイヤーグループに入社しました。

1社目の通信系企業では、光ファイバー設備の法人営業、動画配信サービスの広告営業を担当。2社目は、当時先駆けだったマルチデバイス向け映像配信サービス企業で、広告営業とメディア開発を担当しました。

安藤 「毎月の数字を追うだけ、売れればよしという営業スタイルに疑問を感じていました。広告営業を担当していたとき、広告プランを提案するだけではクライアントの課題は解決できない、もっと他の手段を提案していきたいと、考えるようになったんです」

転職を目指し、マーケティング専門の人材紹介会社に登録した安藤。多くの広告代理店を紹介される中、気になったのがネットイヤーグループです。社名を聞いて、安藤は過去のこんな出来事を思い出します。

安藤 「2社目の企業で新サービスのプロジェクトリーダーを担当していたとき、ネットイヤーグループのプロデューサーが営業で訪ねてきました。そのときに指摘された会社のマーケティング課題が、徹底したユーザー視点になっていることに、ハッとしました。

さらに、『私たちはブランドを強くするためのお手伝いをしているんです』と語っていて、そんな仕事ができるなんていいなぁと思ったんです。だから、ネットイヤーグループを紹介されたとき、あぁ、あのときの会社だ、ぜひ面接で話を聞きたいと思いました」

安藤は、紹介された数々の広告代理店の中から、ネットイヤーグループを第一志望に選びます。

安藤 「面接では、『決められたモノを提供するのではなく、クライアントのために何をするのか、Whatから考える仕事です』と言われました。こうした仕事の内容を聞いているだけで、ワクワク。これこそ、私がやりたかったことだと思いました」

コンペで多くの案件を獲得。ロールモデルとなる人物との出会いも

▲案件獲得のためコンペにも積極的に参加

▲案件獲得のためコンペにも積極的に参加

入社後は、事業部長兼プロデューサーの上司に付いて、多くのコンペに参加。クライアントの課題を聞き、それを解決する手段は何か、部内でイチから考え、提案をします。SNS、データ分析、メールマーケティング、CRM、イベント……あらゆる手段の中から最も効果的なものを選び、詳細に内容を詰めていきました。

安藤 「前職では、短期で売上目標を追うのに必死でしたが、ここでは、長期かつ上流からクライアントにとっての最善の手段を考えます。提案書を作成するときは、私にできるパートがあれば、そこは任せてもらうようにしました。すごく新鮮でしたし、視野が広がりましたね。マーケティングやシステムが、ユーザーの体験とつながっていることも実感しました」

問題解決において、まずするべきことは何か、安藤はこう語ります。

安藤 「まずは、担当する企業のことを徹底的に調べつくします。その企業と業界に関する、あらゆる資料に目を通し、経営計画も熟読します。さらに、その情報をきちんと自分の中で咀嚼し、自分の考えにしていくこと。そうでないと、提案を考えることはできません。これは、上司である事業部長から学んだことです」

仕事のおもしろさと同時に、ロールモデルとなる人物に出会えたことも、安藤に大きな刺激を与えました。

安藤 「この上司がとにかくできる人で、アイデアが豊富。判断も物事の進め方もスピーディーで、クライアントからの信頼が厚いんです。プロデューサーというのは、こうやって仕事するものなのだと、その上司から学びました」

しかし、化粧品メーカー、宝飾品ブランド、数々の人気キャラクターを抱えるギフトメーカーなど、コンペでさまざまな案件を獲得する中、安藤はある悩みを抱えるようになります。

優秀な上司の後任。着実な仕事ぶりが、クライアントからの信頼につながる

安藤 「コンペで新規案件を獲得すると、プロジェクトがスタートします。入社当初は、上司がメインのプロデューサーで、私はアシスタントだったのですが、案件が増えて、彼女が別のプロジェクトを手掛けるため、途中から私がメインのプロデューサーになりました。

すると、『あれ、○○さんはもう担当から外れるの? 定例会議には来ないの?』とクライアントから残念そうに言われ、あぁ、まだ私は信頼されてないんだと思いました」

優秀すぎるプロデューサーの後任ということで、初めはプレッシャーや焦りを感じたという安藤。クライアントとの信頼関係は、どのように築いていったのでしょうか。

安藤 「信頼って、急に得られるものでなく、少しずつ積み上げていくものなんですよね。結局はクライアントに真摯に向き合って、実績をひとつずつ積み重ねていくしかないと思いました。さらに1年以上経ったところで、私がプロジェクト全体をきちんとファシリテーションできるようになり、クライアントの見る目も変わってきたように感じます」

最もうれしかったのが、あるクライアントが、ネットイヤーグループの提案を軸に、来期の予算を計画してくれたときです。

安藤 「ミーティングなどで詳細を決めて、資料を作成するのは大変でしたが、ユーザーとの理想的なコミュニケーションシナリオまで描けました」

入社2年目に結婚し、その後も順調にキャリアを築いていった安藤。しかし、入社5年目に出産と育児のため約1年半休業することになります。

安藤 「子どもができたことはうれしかったですが、休業して最初の数カ月は仕事が気になって、数時間おきに会社のメールをチェックしていました。出産すると毎日が育児でバタバタ。でも、なんとか育児にも慣れて、毎日娘とのんびり過ごすうちに、仕事に復帰できるのかな?前みたいにプロデューサーとしてバリバリ働けるのかな?と不安になってきちゃって……」

復帰後の安藤は、こうした不安とどう向き合ったのでしょうか。

育休明け復帰後の強い味方は、周囲の協力と業務の効率化

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2017年秋に仕事復帰してからは、保育園のお迎えに間に合うよう、16時までの時短勤務となった安藤。復帰後半年は、自身がメインのプロデューサーとなって、アカウントを持つことはありませんでした。

安藤 「復帰してすぐにアカウントを持つのは大変だからと、まずは新任プロデューサーのサポートやフォロー業務が中心でした。徐々に仕事に慣れるよう、上司が配慮してくれたんです」

その後、徐々に仕事のギアを上げ、2019年4月からはメインのクライアントを持つことに。時短勤務という制約がある中、さまざまな工夫を重ねながらプロデューサーを務めています。

安藤 「勤務時間は産休前の8割程度なのですが、前と同じくらいの成果を目指しています。細かいところでは、フォルダ、ブックマーク、メールのテンプレートを工夫して、パソコン内の導線をいかに最短にするか。

こうした効率化は、以前から怠らないタイプだったんですが、復帰後は、さらに磨きをかけているかも(笑)。プロジェクトメンバーやクライアントの理解や協力も欠かせないと思います」

先日、安藤はある不動産会社の案件をコンペで獲得しました。「集客やブランディングなど、幅広い課題をお持ちなので、パートナーとしてしっかり伴走していきたい」と、目を輝かせます。

安藤が思う優れたプロデューサーとは、どんなプロデューサーなのでしょうか。

安藤 「あるべき姿を描き、クライアントが成果を生み続けるように働きかけることができる人です。弊社では多くのプロジェクトで目指したい未来を共に描きますが、市況や予算、組織など多くの制約がついてまわる中、正しく『やるべきこと』だけに集中できるクライアントは数少ないと感じます。

小さくても『今、できること』を考え、その先の未来にどう役立てるのかを意識しながら、ひとつずつ諦めずに積み重ねていきたいと思っています。プロジェクトには、何かしらのリスクがつきものですが、それを素早く検知して、次の手が打てることも大切です。また、メンバーそれぞれの役割や特性を知っておくことも必要です」

「クライアントの顧客体験を描き、プロジェクトメンバーと連携しながら、その体験を実現できることが、プロデューサーの醍醐味。今後も、前例にとらわれず、新しいデジタルマーケティングの手段を提案していきたい」と語る安藤。

頭の中は、新たなアイデアであふれているようです。

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