SNS総フォロワー200万超「だいき」が手掛ける新ジャンル 「声まねコスプレ」とは?
今回は「声まねコスプレ」という新ジャンルをいち早く開拓し、原作が漫画作品である「ジョジョの奇妙な冒険」の登場人物「ディオ・ブランドー」の声まねコスプレ動画でSNSで大バズり中の「だいき」に、現在の活動状況について聞いた。

●プロフィール●
だいき――地元の造船所で6年勤務した後に上京。元々アニメや漫画が大好きで、声真似をするなら芝居について学ぶ必要があると、現場経験のある現役声優に師事され、朗読劇やリーディングを経験した。現在も声優という職業にリスペクトを持って活動している。2023年「コスプレサミット」で日本一となり世界大会に出場。45カ国のコスプレイヤーが集まった世界イベント「ゲーマーズウェイ」で5位入賞を果たす。現在はSNS総フォロワー数200万を突破。海外からも注目されている。
声まねコスプレを確立
――最初に自己紹介をお願いします。
声まねコスプレイヤーの「だいき」です。現在はSNSで声まねコスプレ動画の投稿と配信、様々なイベント参加を中心に活動しています。
――現在のフォロワー動向はいかがですか?
はい。TikTok、Instagram、X、YouTubeのSNSを使っているんですが、総フォロワーはありがたい事に200万を突破しました。動画で言うと2000万再生を突破したものも出ていますし、1日で5万人にフォローしていただいたこともあります。
――すごい!夢のようですね。ところで、だいきさんといえば、漫画原作の「ジョジョの奇妙な冒険」に出てくるディオ・ブランドーの声まねコスプレでバズっていらっしゃいますが、本物の声優さんのような声量です。プロの声優さんなのでしょうか?
いえいえ!プロの現場で活躍されている声優さんの足元にも及びません!僕はただのファンの一人に過ぎませんよ。僕は声優さんへのリスペクトがあるので、今もずっと芝居の勉強をしていて、実際にステージの上で朗読劇やリーディングを経験したこともあります。現在も舞台やドラマなどのお仕事をすることがありますが、現場で毎回改めて声優という仕事の凄さを実感します。お芝居は、現役で現場経験のあるプロの方に師事していただいていたのですが、芝居は本当に奥が深いですね。
――声まねコスプレをはじめたのはいつでしょうか?
もともと声まねは好きでしたので、かなり前からやっています。そんな中僕は20歳から6年間、造船所で働きながら動画を投稿していました。その後、上京して今に至ります。最近は自分の動画の他にも、コスプレに関わるお仕事の案件や、SNSで有名になりたいと考えていらっしゃる人たちのプロデュース、他にも企業様の動画撮影や編集、運用代行など様々なお仕事が増えて、活動の幅もどんどん広がっています。
――そもそも、声まねコスプレイヤーと普通のコスプレイヤーではどこが違うのでしょうか?
一般的にコスプレというと、アニメや漫画などのキャラクターに愛情を持ち、色々と試行錯誤しながら撮影を楽しんだり、パフォーマンスをしたりが主流で、声まねをやるコスプレイヤーさんは僕の知る限りではいないと思います。しかし、僕の場合はコスプレは作品愛を持った上で、声優さんにリスペクトを込めながら声まねも極めたいというまた違った表現にこだわって活動います。作品のキャラと同じ声を意識し、なりきって動画を撮影しています。もちろんあくまで音だけを寄せているので、実際の声優さんには及びませんが(笑)
――なるほど、実際だいきさんの撮影されている動画は、声だけのものが多かった印象です。お話を聞いて声まねに特にこだわっているのが良く伝わりました。
実は僕の動画の9割は顔出しなしの声まねだけのものなんです。声だけでキャラクターの世界観をファンとしてどこまで表現できるかを考えて、普段動画を作成しています。もちろん、コスプレも好きで衣装やメイクもたくさん勉強し、そちらにもこだわっていますが、ジャンルを聞かれたら、やはり「声まね」と答えてしまいますね。
――普段の声まねコスプレの撮影時、衣装などはどうされていますか?
順番から言うとスタートは声まねだったので、最初は衣装についてこだわっていませんでした。ところが、その後にコスプレイベント会場などで、みんな自分の好きなキャラのコスプレを自分なりに表現して楽しんでいるのを見て、自分もコスプレをしてみたくなりまして。様々なコスプレイヤーと交流しているうちに、コスプレにも真剣に取り組んでみようと考えて今に至ります。当時から、僕が声まねコスプレを専門にやっていることを知っててくださっていた人も多くいて、そういった人たちをもっと喜ばせたいという思いもあって。最初はただコスプレしたいキャラの衣装を着るだけでしたが、今ではアニメに忠実に作ったウィッグを使い、メイクも研究を重ねて、いつでも顔出しできる状態で動画撮影を行っています。実際、顔出し動画も何本かに1本は投稿していますが、僕の視聴者さんにも楽しんでいただいている印象です。
「コスプレサミット」で日本第1位に
――思い出に残っているイベントなどはありますか?
2023年に「世界コスプレサミット」というイベントがあると分かり、コスプレパフォーマンスというものを知りました。これは自分の表現を活かせると、思い切って日本の予選大会に応募したんです。その結果、たくさんのライバルがいる中で日本で第1位になりまして、日本代表に選ばれたんです。もちろんそれは僕だけの力ではなく、一緒にパフォーマンスをしてくれた仲間や様々なサポートをしてくれた皆さんの力があったからで、それを理解しているからこそ、皆で勝ち取った結果だと思うとより嬉しかったです。
――日本で第1位!すごいことだと思います!
しかし、実際世界では全然通用しなくて、その時は残念な結果になってしまいました。ところが、それがきっかけで1か月後、海外からオファーが来たんですよ。
――どんなオファーだったんですか?
サウジアラビアのリヤドで開催された「Gamers8 Cosplay Cup supported by WCS」というイベントへのオファーでした。世界40ヵ国以上から集まったコスプレイヤーたちが、パフォーマンスや衣装制作などの技術を競う内容で、結果5位に入賞することができました。
――入賞していかがでしたか?
自分では「コスプレサミット世界大会」の時のリベンジがができたなと思いました。また、世界1位になったコスプレイヤーが僕のYouTube「だいきチャンネル」を見て「あ、ジョジョのDIOをやってる人だろ」と認知してくれて、海外の方にそう言われたことにめちゃくちゃ感動しました。他にもみんな「ファンだよ」といってくれて、すぐに仲良くなりましたね。
――外国語でのコミュニケーションはどうされましたか?
大丈夫でしたね。現地では通訳さんがしっかりサポートしてくれたので。僕は英語をしゃべれないのですが、積極的にコミュニケーションを取っていました。
――度胸がありますね。
情熱とジェスチャーだけで乗り切りました(笑)それに声マネコスプレをしているキャラクターの力を借りれば、なんだってできるような気持ちになれますので、ちっとも恥ずかしくありません。ディオ・ブランドーはそんな気持ちにさせてくれるキャラクターなんです。
キャラクター目線にこだわって
――現在どのようなキャラクターの声まねに取り組んでいますか?
ジョジョのDIO以外だと『僕のヒーローアカデミア』の「爆豪勝己」や「HUNTER×HUNTER」の「ヒソカ」の声まねなどにも取り組んでいます。僕の友達のインフルエンサーで『僕のヒーローアカデミア』主人公の「デク」の声まねができる人がいて、一緒にやった動画が奇跡のコラボとして注目されました。
――声まねをするキャラクターはどのように選んでいらっしゃいますか?
もちろん、僕の大好きなアニメキャラです。ただ視聴者のリクエストもあり、みんながよく知っていて楽しめるキャラクターの声まねをすることもあります。そのほかに、これは僕個人の感覚ですが、自分の声質に近いと思ったり、周りの方に似ていると言われた声優さんのキャラクターなどにもチャレンジしています。同じ声優さんでも、作品やキャラクターによって全く違うので、それを踏まえてやってみることもありますね。分かりやすいところでいえば、「ディオ・ブランドー」の声優は子安武人さんという声優さんが演じていますが、子安さんは「呪術廻戦」の「伏黒甚爾」というキャラクターの声優さんでもいらっしゃるので、同じ声優さんでも違ったニュアンスでキャラクターを表現できるかと色々試したりはしていますね。やはりそこは音を近付けるだけではどうにもならないので、教わったお芝居という部分を念頭に取り組んでいますが。
――動画を撮影する時に大切にされていること、こだわりはありますか?
僕は、キャラクターの視点からで撮影するということにこだわりを持っています。DIOをやる時はDIO目線で、いかにもDIOが言いそうなこと、実際とはかけ離れていてもいかにもやっていそうにみせるというのが、リアリティの出すための演出かと思っていますし、声まねコスプレの面白さだったりします。また、そういった動画の反響がいいので、今後も続けていくつもりです。もちろん、TikTokなどで非常に人気のあるコラボ相手と一緒に流行りのダンスを踊ったりする動画も撮影したりと、その時の流行を抑えながら、撮影や投稿も行います。
――私も「DIOが凸る」系の企画をいつも楽しみにしています。
ありがとうございます!実際僕の動画を見てDIOが好きになったというファンの方も結構いらっしゃいます。僕としては、大好きな作品やキャラクターを1人でも多くの人に知ってもらって愛していただきたいので、そういうコメントは作品のファンとしても最高にうれしいです!
――好きな漫画やアニメについて教えてください。
「ジョジョ奇妙な冒険」はもちろん一番ですが、声優の子安さんが出演している「魔人探偵脳噛ネウロ」も好きですね。ジャンプ作品なども好きでチェックしています。それ以外では「ひぐらしのなく頃に」や「うみねこのなく頃に」といったちょっと異なる趣向の作品が好きだったりもします。そもそも僕は根がオタクなので、世間的にいう萌え系アニメも好きです。たまに「Re:ゼロから始める異世界生活」(リゼロ)が好きというと、意外だよねと言われますが、僕としては全然意外じゃないんですよね(笑)
――他に何か意識されていることがあれば教えてください。
他に意識していることがあるとすれば、僕は常に最高のコラボ相手と撮影することですね。こちらから撮影のお声がけをする際も、僕が心から最高だと思った方に声を掛けています。もちろん画角や撮影場所にもこだわったり、この活動でお仕事をいただいている以上はプロ意識として、これからも妥協したくないと思っている点です。動画で言うとたった15秒ですが、どんな動画も奇跡の瞬間を絶対に逃さないつもりで、常に集中して撮影しています。
――やりがいはどのようなところにありますか?
自分の活動を応援して支えてくださる世界中のファンのみなさんが、その作品や声優さんたちを好きになってくれることが最大のやりがいです。また、視聴者さんたちの応援コメントを読むと毎回元気をもらいます。その元気でまた楽しんでいただけるような新しい作品をお届けしようという力が湧いて、今日まで活動を続けていけました。僕の配信や出演イベント・お芝居なども、わざわざ遠方から足を運んでくださる方もいて、もっともっと僕の活動を皆さんに届けて、一人でも笑顔になれるファンが増えたらいいなと思っています。
――逆に声まねコスプレイヤーをやっていて大変な点はありますか?
やはり活動資金がとてもかかります。衣装やウィッグなど、こだわればこだわるほど、とんでもない金額になってしまうこともありますね。撮影のための準備はとても大変なことですが、様々な方からいただいた案件やお仕事をいただいている企業様、支えてくださるファンなど、僕に関わる全ての人たちの想いに全力で応えたいので、毎日引き続き頑張って努力し、より質の高い動画を撮影していきたいと考えています。それが僕なりの皆さんの想いに責任を持つという覚悟の証です。
――直近はどんな案件に取り組まれていますか?
直近だと、パチンコ・スロット関連の企業様から案件をいただいたりしました。パチンコ・スロット関連は漫画やアニメなどの作品とコラボする台が多いので、様々な層のニーズも高く、僕も好きな作品が公式でコラボしているものも多いので、今後こうした案件にもぜひ取り組ませていただけたらと思っています。
新機能 TikTokショップにも挑戦
――TikTokではライブ配信もされているんですよね。
現在TikTokライブで配信後、Xのスペースで配信をする流れで配信活動も取り組んでいます。ライブ配信はリアルなコミュニケーションが取れる場としてこれからも活用させていただければと思います。そこで知り合ったたくさんのフォロワーさんが、リアルイベントやオフ会に来てくれるようになったので、とてもうれしく思っています。また、今年6月から始まった新機能のTikTokショップも挑戦して、現在取り組んでいるところです。
――今後のイベント参加情報などについて教えてください。
最近SNSで告知したんですが、年が明けた2026年に、僕がDJとして参加しているバンド「ちょこはち」のライブをZeppでやる予定です。他にもコスプレイベントやいただいている案件など、告知したいことはたくさんあるんですが、順次許可が降りたら情報を公開していきますので、僕の各SNS媒体をチェックしていてください。TikTokライブなどの配信でも順次告知させていただきます。
――将来の夢について教えてください。
僕に関わる全ての人が楽しめるコンテンツを提供し続けていくことが夢であり、目標です。そのためにも今まで以上に面白い動画を作って、たくさんの方々の目に留まるといいなと思っています。もちろん今いる僕の視聴者さんがもっと楽しんでくれるのが最優先ですが、未来のファンにも期待してもらえるような活動ができたらと。身近でいうと、僕ずっと地元の家族を旅行に連れてくって約束してるので、たくさんお仕事して早く親孝行したいなというのも夢の一つですね。地元の家族にはたくさん支えてもらっているので。支えてくださった方全てに恩返しがしたいです。
少しリアルな数字の話をさせてもらうと、YouTube総フォロワー数100万以上は実現したいと思っています。様々な企業さんからもたくさんお仕事のお問い合わせをいただけたら、僕は全力で答えさせていただきますので、引き続き皆さん応援よろしくお願いします!
――本日は貴重なお話をありがとうございました。

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