3度の公開延期になった『閃光のハサウェイ』 せっかくなので作品への思いをさらに高めよう!
ガンダムが足りない!ガンダムが足りないのである。巣ごもり需要によってガンプラを買い求める人が増えた。そうすると今の時代、一緒に増加するのがその需要を見込んだ有象無象の転売屋たちである。
もうここ数年って、せっかくガンプラがリリースされても店頭からあっという間に転売屋のせいで消えてしまう。バウンド・ドックなんてずっと組みたかったのに、興味もない人たちが根こそぎ持っていったので本気で悲しい思いをした。なんでずっとキット化されるのを待っていたバウンド・ドックを欲しい人が買えず、そうじゃないって人が買い抑えているんだ?よくわからないぞ?
とかく、ガンダムが足りないのである。最近では一般販売のロボット魂のMSだって転売屋がアレよアレよとかっさらい、法外な価格で出品している。立体物を手にとって満足したいタイプのガンオタは、本当につらい思いをしているのだ。
さらにつらいのが、映像作品の延期も発生しているという点だ。ますますガンダムが足りない!(文:松本ミゾレ)
次の公開日はまだ不明 でも、いつかは公開される!
今月21日に予定されていた『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』が公開延期になってしまった。緊急事態宣言が出ていたので、これは予想されていた事態ではある。現時点ではまだ新しい公開日については告知されていない。
これを受けて、ネット上のファンは当然残念がっている様子だ。2ちゃんねるには「【悲報】閃光のハサウェイ、またまたまたまた延期」というスレッドが立った。書き込みを見ていると「何回延期するんだよ」「楽しみにしとったのに」などの声が散見される。
僕も公開が楽しみだったので21日は丸々フリーにしていたんだけど、やらないのでは仕方がないのでパチンコに行ってしまった。
とにかく緊急事態宣言が長引いたことで、本作は度々の公開延期を余儀なくされてきた。一部、スレッドにはそれについても文句を言う人がいるが、これも感染拡大を防ぐための措置なので、ここはグッと我慢しよう!
それに、公開が延期になっても結局いつかは観ることができるのだから、それまで楽しみにしておくという心の余裕も、きっと大事だ。
ガンプラも作りたいけど転売屋の餌食に……
せっかくなので今のうちに『閃光のハサウェイ』の内容をおさらいして待つ、というのはどうだろうか。多分、このコラムを読んでいる人って原作小説を既に読破している人ばかりだと思う。
だけど、読み物って意外と数年読まないと内容をそこそこ忘れてしまっているもの。ましてや、原作は1989年に刊行されているわけなので、さすがに細かい部分まで記憶している人は少ないはず。だからこの際、もう一度最初から読み直してみてもいいだろう。
今回の映画、冒頭の映像15分53秒まではYouTubeの「ガンダムチャンネル」で無料公開されているので観てみた。内容が小説版と違うところがあるというか、小説版には登場しなかったあの可変MAも出てくる。原作との相違点もかなり多い予感がするので、映画と小説の違いを楽しむ上でも、再読は効果的。公開延期になった今だからこそ、読み直しておきたい。
また、映画公開に併せてバンダイから本作の立体物も発売されているところ。HGUCでクスィーガンダムとペーネロペーが販売されているので、そちらを組み立てながら劇中の活躍に思いを馳せるのも良いだろう。
え?「転売屋が買い占めて現物がない」ですって?……そうなんだよね、僕もクスィーとペーネロペーのセットが先月発売されると知って、発売日直後にいくつかお店を回ったんだけど、とっくに売り切れてて。
そんでAmazon見ると25000円ぐらいで発売されてて(定価は17380円)。なんかもう、冒頭の話に戻るけども、本当に組みたいプラモがお店にないのって、しんどいよねぇ。
とにかく、『閃光のハサウェイ』は待っていれば必ず公開されるので、それまで各位、存分に楽しみながら復習されたし!