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「呪術廻戦」休載で人気漫画家から反応続々 「編集部からの休載提案は素晴らしいこと」と赤松健

ジャンプ編集部は以前から芥見さんに休載の打診をしていたという。『GS美神 極楽大作戦!!』『絶対可憐チルドレン』で知られる椎名高志さんは、ジャンプ編集部の対応を肯定する。

「『もうダメだ』まで頑張らず、『ダメの気配』がしたとこで先手打つのが正解だ。世の中には質・量ともにとんでもない超人・鉄人がいっぱいいるが、それが自分となんか関係あんのか。いやない(断言)」
「本格的に壊れると、数ヶ月休んだくらいではどうにもなんなかったりするからね。休むのは後ろめたいけど、そうなった方がしんどい」

また、漫画家の山本貴嗣さんとのリプライの中で「編集部がね、高橋留美子先生を基準にすることがあるんですよふざけんなって思いますねw」と不満をぶつけた。『うる星やつら』『犬夜叉』などで知られる人気漫画家・高橋留美子さんは、作画期間中は睡眠時間が2日で3時間だというが、これを基準にすると身体を壊すのも当然だ。

ジャンプでは「休むのは許されない」という雰囲気あった?

『月刊サンデージェネックス』で『BLACK LAGOON』を連載中の広江礼威さんは、2002年に連載開始。過去には長期休載も行っており、「3年どうにもならなかった上に今に至るも復調できない」と明かす。

また、芥見先生の名前は出さないものの、「某先生に関しては一年くらい休んで様子見て欲しいという感想しかない。さっさとやれみたいなこと言う奴は使い潰したいだけなので」とコメントした。

『週刊少年マガジン』で『ラブひな』『魔法先生ネギま!』を連載していた赤松健さんは、ツイッターで「ジャンプは、マガジンやサンデーのように水着グラビア表紙が無い分漫画家の仕事が多い」と指摘する。

「またマガジンはかなり昔から定期休載制があったが、ジャンプでは『休むのは許されない』みたいな雰囲気があって、今回のように編集部の方から『まとまった休載』を提案した、というのは素晴らしいことだ」

『月刊!スピリッツ』で『重版出来!』を連載中の松田奈緒子さんは、初連載で編集担当者に休載を打診した時のことを綴る。

「自分の初連載の時、あまりにしんどくて『1回休載させてください、そうでないとひどいものを描いてしまいます。』と担当さんにお願いしたら『1回休んでいいものを描くより2回目続けて駄作を描いてください。』って言われた思い出」

その担当者は現在、漫画誌にはおらず「みなさん安心してな。休んで」と呼びかけた。続々と集まる漫画家の過酷な労働事情。名作『呪術廻戦』のためにも、芥見さんにはこの休載期間でゆっくりご自愛いただきたい。

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