ついに連載再開!? 「HUNTER×HUNTER」作者のツイッター、数時間で100万フォロワー突破
人気漫画『HUNTER×HUNTER』で知られる冨樫義博氏を名乗るTwitterアカウントが登場しネット上で注目を集めている。
同作は、現在単行本が36巻まで出ている。アニメ化もされて人気を博す一方、1998年の連載開始以降、たびたび長期休載をする作品として話題となってきた。現在も2018年12月から既に3年以上休載されたままだ。
Twitterアカウントは5月24日午後に開設された。原稿の進捗状況を発信していくとしており、早くもフォロワー数は160万を突破した。筆者のほうで集英社広報部に聞いてみたところ、「ご本人のものだと伺っております」とのことで、紛れもない本物だった。今後のツイートも気になるが、そもそも休載自体がネタになる冨樫義博氏とはいったい? (文:昼間たかし)
久しぶりに掲載されたと思ったら「下書き」のような常態で……
冨樫義博は1987年にデビュー。1993年から『週刊少年ジャンプ』に連載された『幽☆遊☆白書』はアニメ化もされる大ヒットを記録した。
1998年に連載スタートした『HUNTER×HUNTER』は、主人公の少年がまだ見ぬ父親にあうために仲間と出会いながらハンターという職業を目指すというもの。冨樫氏の最長連載かで『ジャンプ』誌上でも『ONE PIECE』に次いで2番目に長い連載作品になっている。ただし、膨大な休載期間を含んで、である。
『HUNTER×HUNTER』は連載開始と共に前作の『幽☆遊☆白書』に次いで読者の人気を集めた。しかし、人気が高まる一方で急に休載したり、掲載されても絵が乱雑で背景がほとんど描かれていないことも。ネット上ではその度に「下書きが掲載されてる」などと注目を集めていた。
2006年2月からは、ついに1年8ヶ月にも及ぶ長期の休載に突入。その後も長期間の休載が続き、たまに掲載されるだけでニュースになる希有な作品となった。現在は2018年12月から続く最長の休載期間になっている。ネット上では休載期間の分析やグラフ化を行っている人などもおり、載ってなくても話題になるという点では作品の魅力はとてつもなく強いのかも知れない。
今回、本物と確認されたTwitterアカウントでは「主に原稿の進捗状況をお伝えしていきます」として原稿の一部が映った写真も掲載されている。近いうちに、ある程度の話数が『ジャンプ』に掲載されるのは間違いないだろう。しかし、その後どこまで掲載が続くかは、これまた不安である。 なお、冨樫氏の妻は『美少女戦士セーラームーン』の武内直子氏だが、弟も漫画家だ。「冨樫」名義で活動しており、一部マニアには『森の妖精のはなし』でヒットした漫画家として記憶されている。個人的には、むしろ兄よりも長期間作品を発表してない弟氏のほうが気になる。