大阪アメリカ村でサッカーボールを使った「フリースタイルフットボール」というパフォーマンスをしている27歳男性は、世界大会8位という実力者。しかしプロとして食べていくにはまだ難しく、現在は清掃業に従事しながら練習に励む日々だ。男性は問う。

「今27歳なんですけど、（年齢の）ボーダーラインがあるのなら知りたい。この時期までにこうなってなかったら辞めたほうがいい、というような」

これに対し、たむけんは「好きやったらとことんやったらいい」とコメント。ボーダーラインは定めない方がよいということだ。

岡村も同じく「後悔するよりかは続けた方がいい」と答えている。男性には、夢が叶わなかったときの仕事への不安があるのだろうが、たむけんはそれを否定する。

「万が一あかんようになっても、怠けへんかったら日本てなんぼでも仕事あるから」

たむけんいわく、夢の追求をやめたときに「怠けるかどうかでまた人生変わって来る」らしい。やる気になれば、今の日本で生活に困るようなことなどない、ということか。

実際にたむけんは、芸人として大成できなかった後輩を自分の会社の代表にするなどしているらしい。たとえ夢は叶えられなくても、人間力があれば仕事なんかどうにでもなる、ということを伝えたいのだろう。なんか熱い。

夢というから大げさになる。「好きなモン」で十分いい

この他、「やりたいことがわからないから、将来の夢が見つからない」という21歳男性に対しても、たむけんは熱く語った。

「なんか、夢って言うたら大層になりません？ 僕、好きなモンないんかなぁと思う。『これやってるとき、ホンマ幸せやなァ、時間忘れるなァっ』ていうものを職業にしたら、ツライことあっても、好きやしなぁと思えるし」

確かにたむけんの言うように、「夢」という言葉は人を頭でっかちにさせてしまう。「やりたいことがわからない」という人は、もっと単純に考えた方がいいのかもしれない。

しかし今回のたむけんは、異様に熱かった。「この人、誰？」って思うぐらい。視聴者からもネットに「たむけんの言葉、刺さる刺さる」という声が多数上がっていたし、岡村も、

「今のたむけん？」「本出そうとしてんの？」
「なんか、そんな番組やってる？」

と若干引くほど驚いていた。「芸人辞めたら政治家しかない。日本丸を動かせるかもしれない」と野望を語っていたが、どうにも本気でねらっていそうなかんじだ。ちなみに、岡村の大学生（立命館大二部）の頃の将来の夢は「国家公務員」だったらしい。へぇ……。

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