撮影中なのに俳優がまさかの失踪⁉ 熱愛どころじゃ済まない戦隊シリーズのスキャンダルを振り返る
1984年にスタートした「超電子バイオマン」をご存知だろうか。僕は子供の頃、VHSでこの作品を何度も観て過ごした。特に幸田宗丸演じる敵組織の首魁、ドクターマンの存在感がたまらなく好きだった。終盤では第三勢力との三つ巴の戦いになるのも目が離せないポイント。
そんなバイオマンでは、割と洒落にならない事態が、1クール目にして到来している。本作でイエローフォーを演じた矢島由紀が、まだ数話しか撮影・アフレコをしていない状況でいきなり降板してしまったのだ。
このため、矢島なしで撮影することとなった10話では、冒頭から既に変身したまま戦っている状態でスタートし、その上、敵の攻撃を食らって死んでしまうという展開となる。スーツを着用したアクターを寝かせて、その周りに花か何かを敷き詰めて葬式をする、という異様な展開だ。
当時はとにかく5人揃ってこその戦隊物。イエローフォー役はその後、別の女性が担当することとなるが、この降板が実は矢島の失踪騒ぎであったというのは、ファンにとっては周知の事実となっている。
失踪の原因については尾ひれがついているので判然としないものの、本作のキャストたちも後に民放バラエティで矢島の降板は失踪によるものと説明していることは確かである。
隠し子がいながらしょこたんと交際、ゴーカイな俳優もいたもんだ!
ちなみに僕は90年代初頭に「恐竜戦隊ジュウレンジャー」を観て熱狂した世代だが、当時のヒロインが左翼活動に参加したかと思えば、最近は極右アイドルみたいなキャラに転向している。
ドラマの中のキャラクターと実際の役者の人格は異なるのは当然。だけどこういう変節を見てしまうと、なんだか物悲しくなる。
そうそう、2011年放映の「海賊戦隊ゴーカイジャー」のキャストの中にも、一際光る人物がいた。レッドを担当していた、小澤亮太である。非常にルックスも良く、子供へのファンサービスもこなれていた小澤だったが、女性の扱いの方もなかなかのモノだったようで、しょこたんことタレントの中川翔子と、2年ほど秘密裏に交際していたのである。
2014年春には週刊誌の報道によってこの交際は明らかにされ、さらに隠し子がいる事実も明かされてしまった。これには中川もかなりショックを受けたに違いない。2年も付き合った相手に子供がいたなんて……と。まあ個人的には、隠し子がいても2年も交際相手にバレないんだから、小澤の胆力というか、役者力には感服してしまう。
と、こんな感じで何人か、戦隊関係の困ったちゃんを紹介してみたんだけど、実はまだ紹介しきれてない人物も大勢いる。中にはえぐい話も結構あるので、残りはまた別の機会に紹介したい。
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