【邦題詐欺?】染谷将太主演の映画『空海』、原題は『妖猫傅』 なんでこんなに違うのか、宣伝担当に聞いてみた
これに対して同作の宣伝を行うTOHOマーケティングの担当者は「各国、観客から支持されるタイトルを検討しました」と話す。同作は、日本の原作、中国のスタッフ、日中キャスト、日本アーティストによる主題歌で成り立っている。
「両国一丸となり各国産映画として製作しました。そのため日本では”日本映画”として公開しています。日本では原作『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』(夢枕獏・著)も尊重し、主人公・空海にちなんだタイトルにての公開に至りました」
たしかに『妖猫傅』だと主人公が空海であることは分からず、まさか原作が日本の作品だとも思わないだろう。このタイトルの方が”日本の映画”然としている。ただこのタイトルのためにミスリードが起こったという声が相次いでいる。
「我が家のじっちゃんが『空海の一生なんだろ?(フガフガ』って勘違いしてた」
「夢枕獏の原作を知らないもんだから、割りと真面目な伝記映画だと勘違いしてた」
さらに「空海見事にジジババばっかなんだけど、真言宗のガチ映画かなにかと勘違いされてねぇかこれ」「確かに年配の方が多かった」という報告も多い。
RAD野田洋次郎も「日本では吹き替え版しかないのは残念」 字幕版上映予定は?
同作は染谷将太さんや阿倍仲麻呂役の阿部寛さん(53)による中国語のセリフや、李白の漢詩を朗詠するシーンがあるが、日本公開は吹き替えのみ。
白楽天を高橋一生さん(37)、楊貴妃を吉田羊さん(44)など錚々たる俳優陣が声を当てているが、ネットでは「中国語で字幕版欲しかった 絶対その方が雰囲気ある」という声が多い。主題歌を担当したRADWIMPSの野田洋次郎さんも
「日本では吹き替え版しかないのは少し残念ですが、今後の動員次第では限定で字幕上映とかもあったりするのかな。あったらいいな、なんて」
とツイートしているが、広報担当者は「現在、字幕上映の予定はありません」とコメントしていた。そこはDVDになった際に期待、といったところだろうか。
我が家のじっちゃんが「空海の一生なんだろ?(フガフガ」って勘違いしてたし、職場で見に行くといえば「仏教好きなの?」と言われるし、日本の妖猫傳は、邦題とポスターと字幕版無しでかなりの客層を失ってる。 #空海
— 日和??3/3妖猫傳 (@sakoron) 2018年3月4日
夢枕獏の原作を知らないもんだから、割と真面目な伝記映画だと勘違いしてた。空海と白楽天が楊貴妃の死の真相に迫るミステリーってのは建前で、幻術によって生み出される豪華絢爛な色彩を楽しむもんなんだと割り切れば、これはこれで面白い。次第に友情を深めていく2人のコンビネーションもよかった?? pic.twitter.com/NdD78SfG5m
— Lovelife (@mylovelife0617) 2018年2月24日
日本版タイトルに 空 海 とあんなデカデカ表記されてたらそりゃこんな感じで勘違いする人いるよね。確かに年配の方が多かった観客。観る前に猫映画猫映画とは聞いていたが本当に黒ぬこ様バンザイ映画だった空海。
— トオル (@darkmoon999) 2018年3月4日
空海見事にジジババばっかなんだけど、真言宗のガチ映画かなにかと勘違いされてねぇかこれ
— 爆発和尚 (@bakuhatsuoshow) 2018年3月3日
映画『空海』たくさんの人が観てくださっているようで嬉しいです。すごい物語です。
日本では吹き替え版しかないのは少し残念ですが、今後の動員次第では限定で字幕上映とかもあったりするのかな。あったらいいな、なんて。#空海#妖猫伝— Yojiro Noda (@YojiNoda1) 2018年3月3日