セブンプレミアム「蒙古タンメン中本 汁なし麻辛麺」は逃げ場のない辛さ! カップ麺「中本辛旨味噌」と食べ比べてみた
セブンプレミアムの新商品「蒙古タンメン中本 汁なし麻辛麺」が6月中旬、発売された。同商品は激辛ラーメンで知られるラーメンチェーン店「蒙古タンメン中本」店主・白根誠氏が監修している。
筆者も無性に「中本」の味噌卵麺が食べたくなり新宿店に並ぶことがあるが、同商品は実店舗では食べられないオリジナルメニュー。またレンジで解凍するだけで作れる「冷凍ラーメン」だという。
一体「汁なし麻辛麺」はどれほど辛いのだろうか。「セブンプレミアム 蒙古タンメン中本 辛旨味噌」と食べ比べてみた。
カップ麺の「辛旨味噌」は辛いけど出汁の風味が強い
まず2008年から販売されている「辛旨味噌」。こちらは油揚げ麺を使用したカップラーメンだ。蓋を開けると、すでに赤い。お湯を注ぐとすぐに旨辛そうなにおいが漂う。5分待ち、別添えの辛味オイルを全てかけると視覚から辛さを訴えるビジュアルになった。
麺はTHEカップ麺という感じの細麺だ。一口すすると、まずは旨味が来て、後から辛さが来る。しかしスープは思っていたよりポークや味噌など出汁の風味が強いように思えた。辛いのは間違いないが少しとろみがついており口当たりは柔らかだ。なお少し冷めるとより強く甘みが出てきた。
またかやくのキャベツの甘さに助けられ、完食することができた。甘辛系の激辛好きにおすすめしたい。ただ食べ続けると額や首から汗が吹き出るので、辛いのが得意でない人は辛味オイルを少量ずつ足していく方がいいだろう。
冷凍ラーメン「汁なし麻辛麺」は激辛すぎてむせる人多数 「口から胃が痛い」
次いで、新商品「汁なし麻辛麺」。冷凍ラーメンのため、内袋のまま皿に載せ6分半レンチンすれば出来上がる。温めの最中からこちらも空腹を刺激するにおいが漂う。こちらも別添えの「花椒入り辣油」で辛さが調節できるが、こちらも全がけ。
平打ち麺は非常にモチモチして弾力がある。なにより「これでもか!」というほどの花椒のインパクトが強く、舌に刺すようなシビシビ感がはしる。具材も豆腐、肉味噌、にらなど、激辛麻婆豆腐のようで、食べた瞬間から辛さで鼻水がズルズル。すぐさま額や首に汗が浮かんだ。辛さに逃げ場がなかった。
また総重量350グラムとボリュームがある。その上、もっちりした麺に辛旨な具材がよく絡み、食べごたえも抜群だ。他の編集部員にも両方試食してもらったが、辛さは満場一致で「汁なし麻新麺」に軍配があがった。「舌からノド、胃が熱い」「激辛だけど旨い」などの声が上がり、全員が一口目でむせるほどだった。
筆者としても食べることに精一杯で「うまい」と「辛い」が交互に来て大変だった。ただ食べたあとの満足感と達成感、そして唇の周りのヒリヒリ感は圧倒的。多分、店でこの商品が出されたら冷凍だと気づかないまま完食するだろう。
ちなみに「辛旨味噌」が204円(税込)で、「麻辛麺」が321円。カロリーはそれぞれ540キロカロリー、551キロカロリーとほぼ変わらない。価格と激辛度とクオリティを見ても「麻辛麺」はコスパが高いといえる。激辛好きはぜひ一度試していただきたい。