好きな空港ランキング2位「新千歳」はグルメ充実、5位「那覇」は4割が「なんとなく雰囲気が好き」
オンライン総合旅行サービスの「エアトリ」は8月10日、「好きな国内の空港」に関する調査結果を発表した。調査は今年7月にインターネットで実施し、10~70代の男女1332人から回答を得た。
国内の好きな空港を聞くと、1位は「羽田空港(東京)」(63%)。同空港を選んだ人の73%が「空港までのアクセスが便利」と回答している。空港にまつわる思い出を聞くと、
「母の葬儀で帰郷の際、羽田空港乗り継ぎでしたが到着遅れで乗り継ぎ便に間に合わなくなり、羽田着陸と同時にボーディングブリッジの非常階段に案内され、下で待機していた車で直接乗り継ぎ機まで送り届けてくれました」(60代男性)
などのコメントが寄せられた。
「関空に行きたくて、ハワイの帰りを名古屋直行便ではなく関空経由にした」
2位は「新千歳空港(北海道)」(47%)。理由は「お土産売り場が充実している」(76%)、「グルメが充実している」(66%)が他空港と比較し、約2倍となった。海鮮料理やラーメンなど北海道の名産をまとめて楽しめることから「いろんな種類のソフトクリームがあり、ソフトクリームの食べ歩きをした事」(50代女性)という声が寄せられた。
3位は「成田空港(千葉)」(35%)、4位は「関西国際空港(大阪)」(28%)となった。好きな理由は両者ともに「空港までのアクセスが便利」(成田33%、関空39%)で、各空港については、
「出国審査後、財布をコンビニに忘れてきてしまったことを思い出し慌てたが、係員の人に無事外まで届けてもらえ、飛行機に乗れた。帰国したとき構内アナウンスで、『最近お財布の忘れ物が多くなっています』と放送していて、『あ、わたしだ』と思った」(成田空港/30代女性)
「ハワイからの帰りの便で、本来なら名古屋への直行便があるにもかかわらず、新しくオープンした関西空港に行きたくてわざわざ関空に帰り、そこからバスで名古屋まで帰りました」(関西国際空港/50代女性)
という声が寄せられた。
空港、男性は「利便性」、女性は「グルメやショッピングなど施設の充実度」
5位は「那覇空港(沖縄)」(28%)。理由は「なんとなく雰囲気が好き」(36%)が最も多かった。沖縄ならではの珍しいフルーツ・料理などのグルメ、少し湿った温かい空気に南国感を感じることができ、沖縄旅行を更に充実させる観光スポットの一つとして、高い人気となっている。
6位以降、「福岡空港」、「中部国際空港(愛知)」、「伊丹空港(兵庫)」、「鹿児島空港」、「長崎県」がトップ10に入った。
好きな空港として選んだ理由は、男女ともに「空港までのアクセスが便利」(52%)と最も高い。また男性(56%)の方が女性(45%)より多かった。
一方、「お土産売り場が充実している」(男性33%、女性42%)、「グルメが充実している」(32%、36%)、「ショッピング施設が充実している」(26%、31%)は女性が上回った。男性は「利便性」、女性は「グルメやショッピングなど施設の充実度」を重視していると言えそうだ。