神奈川県あるある「住んでる県を聞かれて横浜市と言いがち」「神奈川大学は国立ではなく私立」「町田は神奈川の一部」
神奈川県は、都道府県の魅力度ランキング(2017年)で5位にランクインするほど人気が高い。都内へのアクセスが良く、通勤・通学にも便利だ。
東部には横浜市や川崎市など都会的なエリアがある一方で、西部には丹沢山地や箱根といった自然あふれる地域が広がる。南部の相模湾沿いには鎌倉や逗子があり、マリンスポーツを趣味とする人に親しまれている。都会と自然のバランスが良い県なのだ。
しかし、どうしても横浜の印象が強烈だ。出身地を聞かれて「横浜です」と答える人に、「プライドが高くて嫌だ」と思う人もいるようだが、あまりにも街の名前が有名なので仕方ない側面もある。
スレッドには
「神奈川県に住んでると言うとたまに『横浜詳しいでしょ』って言われるけど、全然詳しくない」
という意見があったが、これには筆者も同意だ。横浜駅周辺やみなとみらいには商業施設が林立しており、利便性が高いのは事実だが、休日のたびに行くわけではなく、居住地と遠いため詳しくなりようもない。
ほかに、「『神奈川大学』は国立ではなく、私立」という回答もあった。大学名に「神奈川」を冠しているため、県民でも国立と勘違いしやすい。ちなみに神奈川県の国立大学は「横浜国立大学」だ。ここでも横浜ブランドが威力を発揮している。
県外の人からは「崎陽軒のシウマイがどこの家にもある」「全員一回は中華街に行ってそう」
続いて、神奈川県出身の知人に「神奈川県あるある」を聞いてみた。真っ先に挙がったのは、「町田市は神奈川県の一部にしか思えない」というもの。
町田市は東京都なのだが、地図で東京都町田市を見ると神奈川県に食い込んだ形をしている。実は町田市は、1893年まで神奈川県の自治体だった。今でも神奈中バスが走っているし、「神奈川県町田市」と書かれた郵便物も配達される。神奈川県の一部と言われるのも分かる。
ほかには、
「普段からよく湘南って言うけど、具体的にどこまでの地域を指すのかわからない」
「横浜駅はいつも工事をしている。いつ終わるのか謎」
「『二俣川に行く』と話す人がいると、免許関係なのだろうなと予想できる」
「”相模”ナンバーなのに”相撲”ナンバーと間違えられる」
などの回答もあった。横浜駅は常にどこか工事していて、その終わりの見えなさから「日本のサグラダ・ファミリア」と呼ぶ人もいる。また、神奈川県には免許センターが二俣川(横浜市旭区)にしかなく試験のために県内から人が集まるので、確かに何を目的としているのか察しはつく。
ちなみに他県出身者に神奈川県についてのイメージを聞いたところ、
「崎陽軒のシウマイがどこの家の冷蔵庫にもある」(秋田県)
「サーフィンが好きな人が多そうに思う」(大阪府)
「全員、一回は中華街に行ったことがありそう」(福岡県)
などが挙がった。やはり横浜が神奈川県に与えるイメージは大きかった。