「闇営業は事務所に対する最大の裏切り」カラテカ入江の吉本解雇に「本来なら宮迫らもクビにすべき」と識者 | キャリコネニュース
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「闇営業は事務所に対する最大の裏切り」カラテカ入江の吉本解雇に「本来なら宮迫らもクビにすべき」と識者

画像は入江さんが代表を務める会社のサイトのキャプチャ

画像は入江さんが代表を務める会社のサイトのキャプチャ

お笑いコンビカラテカの入江慎也さん(42)が6月4日付で吉本興業を解雇されていたことがわかった。反社会的勢力の主催する忘年会に闇営業し、芸人らを仲介していたためだという。

忘年会は2014年12月に都内で催されたもので、2015年に逮捕された詐欺グループが主催していた。7日発売のフライデーでは、グループメンバーの中に暴力団関係者も多数在籍していたと報じられている。

「詐欺グループの関与知らなかったなんてありえない」

忘年会には宮迫博之さん、レイザーラモンHGさん、ロンドンブーツの田村亮さん、ガリットチュウの福島善成さんらが参加していた。入江さんから忘年会での仕事を紹介され、事務所を通さずに引き受けたと見られている。フライデーで証言した詐欺グループ元メンバーは、「芸人一人につき100万円は支払ったと思う」としている。

入江さんは7日、自身のツイッターで解雇についてコメントした。忘年会に参加したのは事実だが、広告代理店に勤める知人から、「エステティックサロンの経営や健康食品の販売をしている会社のパーティーがある」と聞いていただけで、詐欺グループが関わっているとは知らなかったという。とはいえ、

「たとえそのような認識だったとしても、吉本興業を通さずに芸人の先輩や後輩をこのような場に誘い、巻き込んでしまったのは私の危機管理能力の不十分さ、認識の甘さが招いてしまったことです」

として、「誠に申し訳ありませんでした」と謝罪していた。

ただ、フライデーで元メンバーは、入江さんは詐欺グループの忘年会であることを「間違いなく知っていた」と証言している。

「幹部の中には酒癖の悪い奴がいて、酔うと自分たちが詐欺で稼いでいることをべらべらしゃべっていましたから。気づかないほうがおかしい」

芸能文化評論家の肥留間正明さんも、「知らなかったということはありえない。もし本当に知っていなかったとしても、そうした言い訳は通用しない」と指摘する。

「ギャラももらっているでしょうし、この額を出せるというのはなんなのかというところを考えなければいけなかった。どんな組織なのかなど調べるべきでした」

吉本興業の芸人からは擁護の声も「ちゃんとギャラが振り込まれたら闇営業なんてしない」

吉本興業側の対応の早さは「よくあるやり方」と評する。問題を起こした芸人を即クビにすることで、吉本興業全体のイメージが悪化することを防ぎたかったのだと見られる。「吉本の主な収入源である芸人のコマーシャル出演への影響を最小限にしたかったはず」と分析する。

「本来なら宮迫さんなど、同席していた芸人も全員クビにすべきでした。でも、仲介したのがあまり名前の売れていない芸人だったからそっちをクビにして、他は残した。宮迫さんらも『知らなかった』と言う。そういう逃げ方でしょう。宮迫さんらは名前が売れているのだし、何の仕事でどんな会社か知らないで仕事に行くことはないと思います」

一方で芸人からは、闇営業の原因は吉本興業側にもあるという声も出ている。吉本興業所属のキートンさん(元・増谷キートン)は7日、自身のツイッターで

「ちゃんと仕事、営業を入れて、ちゃんとしたギャラが振り込まれたら、闇営業なんて行かねーよな。仕事は入れない、自分で取ってきた仕事に色々言われる、生活できない、そんな吉本芸人は山ほどいる。そこに闇営業の話がきたら、心が揺らぐわな」

と、入江さんを擁護するような呟きをしていた。吉本興業は事務所のギャラの取り分が多いことで知られている。肥留間さんも「吉本の仕事だけで飯を食えないというのはよくある話」だというが、

「ただ、闇営業は事務所に対する最大の裏切り。許すわけにはいきません。事務所を通さずに仕事をするというのは、それがわかっただけでもクビになります」

と主張。今回の件では闇営業に加え、相手が反社会的勢力だったことが、迅速な解雇に繋がったと見ていた。

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