「妻子持ちだけど会社辞めていいか? もう限界」 32歳、中間管理職の嘆き
先日、5ちゃんねるに「すまん、妻子持ちだけど会社辞めていいか?」というスレッドが立っていた。これを立てた人物は現在32歳。マイホームを手にしたばかりだというけど、本人曰く中間管理職でキャパオーバーしているらしく「もう限界です」と書いている。すでに辞表も用意したようだ。
「仕事の内容と自己中な現場おっちゃん達が嫌いなだけで同世代の人達は好きなんだ
頭がいいし人を思いやれる
自分がいきなり抜けたら迷惑かけるから半年後目安でやめる準備を進めようかな」
上と下に挟まれて苦労しているのはその性格によるところが大きそうだ。彼は「人に強く言えないのが辛い」とも書き込んでいる。そんなスレ主に対して、同情の声やアドバイスのような書き込みというものも少なくない。
「俺も管理職だけど精神的に辛いのはわかる。最初特に辛かったけどなんとか薬飲みながら頑張って今は割と安定してるよ。仕事に不満あるなら転職ありだがメンタルだけだったら病院行って薬もらうだけで良くなったりもする」
「転職エージェント使うといい。働きながらだと自分で全部やるのは限界がある」
きっと本人のことを考えてのアドバイスなんだろうけど、他人だから言える言葉って感じもしないでもない。でも他人だから言える言葉が他人を救うこともある。
いったん冷静になって考えてみよう
中間管理職になって、仕事がしんどくなった。これが今回のスレ主の悩みの元凶のようだけど、このスレ主みたいな人って、僕の周りにもいる。もともとそこまでリーダー気質でもなかった人が管理職になり、しかも妻子もいて仕事と家族との板挟みで袋小路にはまってしまうケース。
彼の場合、このまま仕事をやり続ける場合のプレッシャーも当然相当なものだろう。でも、仮に仕事を辞めても開放感はほんの一瞬で、すぐに次のプレッシャーに苦しむようになる可能性も高い。僕は無責任な人間だが「辛かったら逃げてしまえばいい」とは言わない。
辛い事態を招かないように、自分がやろうとしていることが果たして将来的に自分の首を締めたりしないかをじっくり考えるほうがいいと思う。しかもこのコロナ禍、転職市場も冷え込んでいる。そこで転職するなら事前に情報収集を徹底するべきだと思うし、いきなり転職しなくても本当に精神的に限界なら病院で診断書を出してもらって休職してしまうという手もある。賢く立ち回ってほしいところだ。