「3年前、卒業して38年経って初めて小学校の同窓会の幹事をした」という女性。幹事は「同級生S君」と務め、
「地元の商店の跡を継いだ同級生S君が男子を、私が女子を探し集め企画、4年前から1年かけての開催となり大盛況」
「正月が初回、2回目がお盆、3回目は年末と続き毎回新しい顔ぶれが増え個人的な交流も始まった」
と同窓会は年に3度も開かれる新たな親交の場となった。ところがある時、同級生Sはこんなことを言い出した。
「2回目の後くらいにSから告白され、『家庭もあるしどうしたい訳じゃないし、こんな恋もある、くらいに聞き流してくれ』と言われたが、私に全くそんな気持ちはなかったので、二度と口に出さないでくれと答え幹事とグループLINEの取りまとめや連絡係を続けた」
Sの気持ちには応えられなかったが、変わらず幹事として協力し合っていたという。しかし、Sは言葉とは裏腹に何かを期待していたのだろう。気分を害したのか、言動がおかしくなっていった。
「Sが次第にグループの中でも私とのLINEの中でも同級生たちをバカにしたり悪口を言ったりし始め、私に同級生の秘密をバラしたりし悪口言ったりし始めたので、忠告したが改めず絶縁した」
と残念な経緯を明かした女性。
「同時にグループを抜け同窓会も無くなった」
と、がっかりした様子で綴っていた。