ちょうど新店舗の立ち上げを考えていた女性は、その友人に声をかけた。友人は「契約社員も早々に退職するから」と乗り気だったが、いざ女性が計画を進め始めても、契約解除を延期するばかりで仕事を辞める気配がない。
「(新店舗の)物件を見に来る約束の時間にも、(友人は)男と朝帰りしてルーズでした」
「私から見たら考えられない行動を取っていました」
と憤りをあらわにする女性。結局、目を付けていた物件はほかの人が先に契約してしまったため、新店舗の計画は白紙に戻ってしまった。
グズグズしていた友人には謝罪のひとつでもしてほしいところだが、なんと彼女は「新店舗ができないのなら私はどうすればいいの?」と逆ギレ。女性は「契約社員も辞めてないくせに」と当時の胸中を綴った。
「私はかなり腹が立ってましたが、私から誘った立場的なものもあるので、『しばらくは今ある店舗で私のもとで研修してください』と伝えたところ、『それだとずっと○○ちゃんの下じゃん!』と言われてしまいまして、唖然としました」
「新店舗だとしても、資金調達はすべて私なのだから最初から最後まで私の部下に決まってるのに、この人間は何か大きな勘違いをしていると思い、一緒にやることに疑問と不安を覚えました」
友人は終始「いくらくれるの?」と言い、スタッフを使い自分はラクをする話ばかりしていた
友人は女性の誘いを“ラクして稼げる仕事”と甘く見ていたのかもしれない。その証拠に、まだ仕事もしていない状況にもかかわらず、友人は終始「いくらくれるの?」と言い、スタッフを使い自分はラクをする話ばかりしていたそうだ。女性は「(友人に)お店を任すのは難しいと思ってしまいました」と呆れた様子で結果を語る。
「その友人が今より裕福になって、旅行なども一緒にできるようになれればと善意で行ったことが、結果的には縁を切るかたちになってしまいました」
「約20年前、私は起業したばかりでお金にも余裕がなかったときにも、その友人は『お金貸してほしい』と言ってきて、断ってもしつこく、結果的に貸してしまいました。そんなに大きい額ではなかったので、数か月にわたり返済してもらいました。そのような恩義も忘れられ、逆ギレされ……」
ちなみに、その友人は「こっちから縁切ってやったわ!」と周りに吹聴していたようだという。これには、
「私のほうからも切った方がいい縁だと思っていたので良かったですね(笑)」
と苦笑するしかなかったようだ。
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