アンケートでは、「譲るべき」という意見は女性に目立っていた。
男女別に見ると「譲るべき」と回答した人は男性で39.2%だったのに対し、女性では49.0%にのぼった。埼玉県の20代後半の女性(事務・管理)からは、こんな意見が出ている。
「女性の方が荷物が多いケースが多く、ソファ席の方が使いやすいので、男性にはソファ席を譲って欲しい。その時の状況を見てソファ席にと声をかけないなら気遣いが出来てない」
より厳しい意見を寄せたのは、北海道の50代前半の女性(医療・福祉・介護)だ。
「簡単な気遣いも出来ない男はいりません。そんな男と結婚しても家事を手伝ってやったとかおもう人物だと思うので…」
大阪府に住む20代後半の女性(営業)は、こんな目撃談を綴っている。
「一列タイプのソファ席で、自分含め周りのカップルの女性が全員ソファ側で、1人だけソファ側に男性がいた時、あちゃーという気持ちになった。1人だけ反対側にいる女性が可哀想と思ってしまった。その男性に対しても空気読めないのかなとか、周り見れないのかなとか思っちゃう」
一方で、40代前半の男性(埼玉県/企画・マーケティング・経営・管理職)からの声もある。譲る立場で理由をこう書いていた。
「女性にリラックスしてほしいから。より良い席を女性にというのは当たり前だと思います。大事に思う人に対しては自然とそうすると思います」
やはりこうした気遣いがあるほうが、女性は「大事にされている」と感じるのだろう。
「奥に座りたい時は言います」という女性
一方で、「譲らなくていい」と回答した人は、男性に目立っている。愛知県に住む20代後半の男性(エンジニア、機械・電気・電子・半導体・制御)はこんな意見を寄せた。
「店に入った順番で自然と座る順番が決まるし男女でどっちが立場が上とか言う時代でもない。 細かいことを気にするのが不毛」
東京都の30代後半の男性(ITエンジニア、システム開発・SE・インフラ)は、「べき、なんてことはない」と断言。続いてこうコメントしている。
「選択肢を持たせてあげるなら良い。感性の違いなんて同棲・結婚したら無数に出てくるんだから、どうすり合わせていくかのほうがずっと大事。気になるなら言えばいいし、それができないなら誰とでも続かない。気にしないことも重要」
また、「譲らなくていい」と回答したものの、自身の体験から「最初に尋ねて好きな方に座ってもらえば良い」と書いたのは神奈川県の50代前半の男性(エンジニア、機械・電気・電子・半導体・制御)だ。
「拘りが強い人に何度も席を変えられたことがあり、お店にも迷惑を掛けて嫌な思いをしたことがある。それ以降は相手に好きな席を選ばせるようにしている」
20代後半の女性(宮城県/ITエンジニア、システム開発・SE・インフラ)からも「譲らなくていい」という声が出ていた。
「譲ってくれるとスマートだなあと思いますが、譲らなかったからと言ってマイナスの印象は無いです。 奥に座りたい時は言います」
とさっぱりしたものだった。誰もがこうした感覚なら簡単なのだろうが……。
キャリコネニュースでは「男性はソファ席を譲るべき?」をテーマにしたアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/2QNLYT6Y