日本の宅配サービスは正確で丁寧! 長い海外生活でそのありがたみを感じた体験談 | キャリコネニュース - Page 2
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日本の宅配サービスは正確で丁寧! 長い海外生活でそのありがたみを感じた体験談

2022年に、日本からニュージーランドに荷物を送ってもらったときのことです。現地では手に入りにくい日本の書籍をまとめて注文したので、到着を楽しみにしていました。

荷物追跡サービスが「もうすぐ到着」の表示を示していた、ある日の夕方のこと。大家さん(筆者は大家さんと同居しています)がわたしの部屋にやってきました。彼の手には、濡れてふにゃふにゃになった、大きな段ボール箱が抱えられています。

なんと、私の荷物は隣の家に誤配され、玄関前に放置されていたのでした。しかも運の悪いことにその日は雨! 悪天候の中ほったらかしにされたせいで、箱の中にも水が染み込んでしまっていました。

幸いダメージは少なく荷物が多少濡れただけですみましたが、もしあと1時間でも発見が遅れていたら、せっかく注文した本が読めなくなっていたかもしれません。

日本であれば、たとえ置き配するにしても雨に濡れにくい場所を選ぶだろうと思います。やっぱり海外の宅配サービスは仕事が雑だなと実感した瞬間でした。

あわやパスポートが行方不明に!? 重要書類の配達も適当すぎる

これは今から6年ほど前、私がニュージーランドの大学を卒業してすぐの話です。

海外に長期滞在するには、現地で「ビザ(査証)」という書類を発給してもらわなければなりません。学生ビザで滞在していた私は、卒業に伴うビザ切り替えのため、ニュージーランド現地の移民局にパスポートを提出していたのでした。

海外滞在中は、命の次に大切と言われるパスポート。移民局からは郵便で返却すると連絡があったものの、本当にちゃんと返ってくるのかとドキドキしながら待っていたのですが、案の定、予定の期日を過ぎてもパスポートが届かない!慌てて移民局に電話したところ「こちらからは確かに発送しています。近くの郵便局に行ってみてはいかがですか?」というそっけない対応。

ためしに最寄りの郵便局に行ってみると……確かにありましたよ、私宛に送られてきたパスポートが。窓口で受け取りはできたものの、係員から「郵便受けに不在連絡票が入っていませんでしたか?」と言われました。

いやいや、入ってなかったけど?と思いながら家に戻り、ふと庭の隅に目をやると……植え込みの陰に不在連絡票が落ちている!うちの郵便受けは、手紙などを入れる蓋付きのボックスと、そこに入り切らないちょっとした小包などを入れるための蓋なしの置き場所が一体化しているものなのですが、わざわざ蓋なしの場所に不在票を置かれたせいで、風で飛ばされてしまったみたいです。こんなオープンな場所に1枚紙を置いたらどうなるか、プロならわかりそうなものなのに!

万が一、不在票を悪用されて、代わりにパスポートを持っていかれたりしたら洒落にならないじゃないかと背筋が凍りました。パスポートですらこんな扱いだと考えると、恐ろしいですね。

2時間単位で配達時間指定ができる細やかさ。しかも無料!

一方で、日本の大手宅配会社では、配達希望時間を「12時〜14時」「14時〜16時」などと、2時間単位で指定できるようになっています。しかもほとんどの場合追加料金は発生しません。スケジュールに追われて忙しい現代人にとっては非常に便利なサービスですよね。

これほど細かい配達時間指定が無料でできるのは珍しいです。アメリカの大手宅配業者・Fedexでは時間指定こそできるものの、1件につき5.55ドルから11.5ドル、およそ770円から1600円もの追加料金が発生します。

筆者の住んでいるニュージーランドでは「NZ Post」という業者がよく使われていますが、時間指定サービスは提供されていません。仕事している時間に届いても受け取れないので、通販を利用した際などは職場に荷物が届くように手配していました。ときどき大きな荷物が届くと、同僚から「いったい何買ったの?」とでも言いたげな目で見られるのがちょっぴり恥ずかしかったですね……。時間指定ができればちゃんと自宅で受け取れるのになぁと何度も思いました。

海外に比べると、日本の宅配サービスはやはり速くて正確、かつ荷物の扱いも丁寧です。これも高速道路や鉄道・飛行機などの豊富な物流インフラが整っていること、さらに日本人ならではの細やかな性格が大きな理由でしょう。日夜荷物を届けてくれる業者さんに感謝しながら、これからも便利に使っていきたいですね!

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