「どうしても我が家に集合しろ」と言ってきた友人 片道2時間かけ向かったのに大したことない内容で絶縁した女性
相手の都合を考えず、自分の“お気持ち”だけで人を振り回してくる人にはウンザリしてしまう。東京都の50代前半の女性(事務・管理/年収700万円)は、すでに絶縁した高校時代の友人の衝撃エピソードを打ち明けた。
「職場の軽音楽部に加入していた私は、職場主催の出会いの場、大型客船を借り切ったワンナイトクルーズの舞台で演奏することになってた。シンセサイザー担当の私は下手だったので、『人一倍練習しろ』と言われ。(下手な)自覚もあり、土日祭日は先輩に付き合ってもらい猛練習。そんななか、高校時代の友人の1人が、共通の友人を介して『土曜日にどうしても我が家に集合しろ』と言ってきた」
舞台は2週間後に迫っていた。その友人の家に行くには2時間もかかるため、女性は躊躇った。(文:福岡ちはや)
「学生結婚したの!夕食は学生でお金ないから、1人500円ね」と満面の笑顔だった友人
練習時間が惜しかった女性は、「(舞台が終わる)3週間後にして」と事情を伝えた。ところが友人が「どうしてもこの日じゃないとダメ」と言い張るので、女性は仕方なく先輩に謝って練習を断り、友人の家に向かった。
一体、どれだけ重要な用事があるというのか。女性を含め、声をかけられたメンバーが友人の家に集合した。すると友人は満面の笑顔で、
「学生結婚したの!夕食は学生でお金ないから、1人500円ね」
と言い放ったそうだ。まさか、ただの結婚報告のために無理やり人を集めて、しかも夕食代まで請求してくるなんて、誰も想像できなかっただろう。
女性は「舞台が終わった3週間後だったら、素直に祝福できたと思う」と前置きし、
「そんな報告のために、この日に呼びつけられたのか」
「その時間も練習している先輩方の顔を思い出し、体中血の気が引いた」
と当時の本音を綴った。集合の音頭を取らされていた別の友人は、女性の気持ちを考えいたたまれなくなったのだろう、帰宅するときに泣いて謝ってきたという。女性は、
「『あなたは悪くない。今後あの子のことは報告もいらないし、名前も口にするな』と伝え、帰宅した」
と明かす。友人のわがままで、貴重な練習日を1日潰されてしまった女性。どうにか舞台が成功に終わっていればいいのだが。
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