「現地係員の電話で飛び起きました」海外ツアー添乗員がまさかの寝過ごし!
思いがけないミスから寝過ごすこともある。東京都の60代前半の女性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収100万円未満)が20代の頃、海外ツアー添乗員をしていたときのことだった。仕事柄だろうか。「通常は、たとえ睡眠時間が2~3時間程度でも問題なく朝起きられていました」という女性。しかし、その日は米国ツアー中で普段よりも疲れていた。
「前日の飛行機移動(西から東)で遅延もあって夜中ホテル到着時はクタクタ。いつも通り専用アラームをセットして就寝」
ここまでは良かったのだが……。(文;長田コウ)
「顔も洗わずスーツケースと共にエレベーターに乗り込み…」
女性はぐっすり眠ってしまったのだろう。「当日の朝」のことをこう綴る。
「空港へ送迎してくれる現地係員からの電話で私は飛び起きました」
というのも、「アラームをセットした時間は、前日まで滞在していたアメリカ西海岸の時間」だったのだ。そのとき女性がいたのは東海岸で、西海岸よりも3時間遅い。
「自身の腕時計は、きっちり直していた」が、よりによって「専用デジタルアラームはそのまま西海岸時間のまま」だったそう。しかし悔やんでいる場合ではない。この日も移動日だったことから、どうにか間に合わせようとした女性。
「あわてて飛び起きスーツケースにパジャマなどを詰め込み、顔も洗わずスーツケースと共にエレベーターに乗り込み、5分後にはロビーで現地送迎の方と合流」
現地係員が「集合時間よりも早く来て、電話してくれていた」ことで、九死に一生を得たのだ。
「私の寝坊は、ツアーのお客様には誰一人知られることなく(不名誉なことですから)すみましたのは、今となっては非常によい思い出です」
と当時を明るく振り返った。若いときの失敗は、時間が経つと思い出に変わっていくのかもしれない。
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