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「電気代が払えずお金を貸してくれたことが……」親友にお金を借りたら「上下関係」になり絶縁した女性

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神奈川県の60代後半の女性(技能工・設備・交通・運輸/年収250万円)には、大人になっても付き合いを続けている高校時代からの大親友がいた。しかし女性は、あるとき親友が発した何気ない一言にショックを受け、少しずつ距離を置くようになった。

「彼女から電話がかかってきて2回くらいは話したと思いますが、だんだん話す気にならなくなり、ついには拒絶するようになりました。彼女としては『一体なぜ?』という感じで(理由に)気付いてもいないんだろうと思います」

女性は「今でもまったく連絡は取っていません。頭に浮かぶことはありますが」と、親友と絶縁に至った経緯を打ち明けた。(文:福岡ちはや)

「私が離婚して再婚後の経済的にキツい時に一度、電気代が払えず…」

女性は高校卒業後の親友との関係について、「結婚、出産を経て年月が経っても、年に一度くらい待ち合わせてお茶したり、家に遊びに行ったり。数か月に一度くらいの頻度で、電話でも近況報告をしたりしていました」と振り返る。

そんななか女性は38歳で乳がんを罹患。以来、がん再発防止のために情報収集や勉強をしたことで健康オタクになった。やがて若いときから膀胱炎を繰り返し、いろいろな薬や漢方薬など飲みあさっていた親友が心配になり、「自分で試して良かったサプリメントを勧めた」そうだ。

「(親友は)何年かは『調子が良い』と言っていたんです。それがあるとき、いつものように電話で話していて『体調はどお?』と聞いたら、なんとこう答えてきたのです!『あのサプリを飲んでるときが一番調子悪かったのよね~』」

親友は“サプリのせいで調子が悪かった”と言ったわけではないのだが、女性はネガティブな意味として捉えたようで、

「それならすぐに『自分には合わない』と言ってくれたら(よかったのに)。別に無理強いしたわけでもないし、とってもショックでした」

と嘆く。そして、親友の胸中を推し量ろうと次のような持論を書いていた。

「彼女の実家は土建屋で、お金には不自由ない生活を送ってきて。私が離婚して再婚後の経済的にキツい時に一度、電気代が払えずお金を貸してくれたことがありましたが、それがよくなかったんだと思います。やはり親友の間柄でも、金銭の貸し借りをするものではないと思い知りました。上下関係になったように思います」

お金の貸し借りがサプリの件とどう結びつくのかはわからないが、女性の中では辻褄があっているのだろう。拒絶する前に親友と腹を割って話していたら、絶縁という結末にはならなかったかもしれないが……。

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