最初の事件は、そのママ友から誘われた神奈川県川崎市のハロウィンイベントで起きた。女性は「その日はお互いに別の用事があったため、それぞれのファミリーで現地集合になりました」と経緯を説明する。
「我が家は乗り換えの電車に1本乗り遅れてしまい、『5~10分遅れてしまう、ごめん!』と集合時間の20分前に連絡をしました。すると彼女から『わかった!じゃあ先に観てるから~』と返信が」
念のために遅刻連絡を入れたものの、実際には想定よりもスムーズに移動できたため、女性一家は時間どおりに集合場所へ到着できたそうだ。ところが、女性が「着いたよ」「もう移動してる?どこへ向かえばよい?」とママ友に連絡しても、メッセージは一向に既読にならなかった。
「我が家は主人と双子含む子ども3人でした。(中略)子ども3人連れでその場で30分待ちましたが、いい加減主人も子どもたちも限界で、『私たちも自分でパレードを観に行くね』と連絡し、別行動を選択しました」
結局、ママ友から返信が来たのは2時間以上経ったあとだったという。それだけでも信じられないが、女性がもっと納得できなかったのは、ママ友が連絡を放置したことに触れないまま「パレードは一緒に見れなかったけどこれからごはん食べて帰るんだ。地元の最寄りで夕食一緒に食べる?」と誘ってきたことだ。
「子連れで大変な思いをして川崎駅の改札で待っていたのに、それについては何もコメントなしですか?自分の都合で自分が観たいように動いて、自分がこれからやりたいことだけ押し付けてくるの?と呆れてしまいました」
「新幹線の駅からの送迎も車のある私たちが往復して対応しました」
ママ友に対する女性の不満はこれだけではない。女性がほかの仲良しファミリーとの旅行を計画していると、ママ友が「(我が家も)一緒に行きたい。でも車を持っていないので、一緒に乗せて行ってほしい」と頼んできたのだ。
女性の車は7人乗りだが、5人家族でベビーシートやチャイルドシート、双子のベビーカーや子ども3人分の旅行荷物も載せるため、ママ友一家全員を乗せる余裕などなかった。女性が「大人1名とベビーシート1台が限界です」と伝えると、ママ友は遠慮を知らないかのように、
「じゃあ主人と長男は新幹線で向かうからそれでもいいよ」
「せめて我が家の荷物は載せてもらえる?」
と、なおも粘ってきたそうだ。そして旅行当日、女性がママ友に車のトランクの中を見せると、彼女は荷物を載せるのは無理だと悟ったのか、なんと今度はもう1組の一家の車に荷物の積載を頼み始めたという。
「最終的に(ママ友は)『せっかくの家族旅行だから、家族一緒に電車に乗ることにするわ』と我が家の車に分乗することはありませんでしたが、新幹線の駅からの送迎も車のある私たちが往復して対応しました」
いくらママ友とはいっても、家族旅行の移動手段くらいは自分たちで何とかしてほしい。女性は最後に、「結局、我が家の引越しとともに彼女との関係もスッキリさせました」と、縁を切ったと事をほっとしたように綴っていた。
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