ゲームを何周もするのって才能?「ダークソウル3は30週以上してるかも」という声も
ちなみに僕は『Fallout76』のメインストーリー自体は、もう5年ぐらい前に終わらせている。あれはストーリーはおまけなので、クリアすることはそんなに難しくない。言ってみれば今はエンドコンテンツで延々遊んでいるみたいなものである。
遊ぶタイトルが違えば、何周も繰り返し遊んでいるような状態と呼べるかもしれない。実際今も初期から発生するイベントから、核爆弾投下後のレイド戦まで適当に摘まんで遊んでいるし。
でも、冒頭でも書いたようにとにかく今はゲームをする時間自体が子供の頃よりもかなり減ってきた。昔ほど同じゲームをしゃぶり尽くす熱量なんてものはない。これは社会に出て10年、20年と経過した大抵の元ゲーマーの方々にも当てはまる兆候ではないだろうか。
前置きが長くなったが、さて先日、ガールズちゃんねるに「ゲーム何周しますか?」というトピックが立っていた。この話題を振った人物は、ゲームも気に入ると2周はしてきたが、最近3周目に着手したのだという。
そのゲームというのが『Horizon Zero Dawn』。すっかりゲームに疎くなったので僕は未プレイだが、3周もやるというのだからよほど面白いのだろう。ここで、寄せられたコメントを引用させていただきたい。
「『Horizon』1なら10週以上はした笑(トロコンが難しかった)。『Bloodborne』や『ダークソウル3』は30週以上してるかも。1番は『ドラゴンエイジ:インクイジション』。頭おかしいんじゃねえの? ってくらい周回した」
「『トルネコ』と『シレン』は50回はする」
「『ファイアーエムブレム』や『スーパーロボット大戦』は1周ではストーリーを全部回収できないのでストーリーを全部回収するまで3周でも4周でもやります」
「好きなゲームは何周もしたくなるよねー! 最近だと『バイオハザード ヴィレッジ』は10周したよ」
と、こんな具合で同じゲームを何周も楽しんでいる人は多くいる。僕なんて、『エルデンリング』で2周目以降は敵が強くなるっていうからプレイを躊躇しているほどチキンなのに
やり込み、周回ってやっぱり若さが原動力だったりしません?
冒頭で書いたように、今の僕のゲーム力(ちから)は30ぐらいしかないが、これでも中高生の頃は450,000ほどはあったと自認している。なにせゲームやりたさに学校をサボり、寝食もせずにプレイに没頭。しまいには頭に10円ハゲがいくつもできてしまうほどだった。あれはやっぱり若さがそうさせていたんだろう。
今となってはあれだけの熱量をゲームに注ぐことは到底不可能だし、毎回のゲームプレイ時間も1時間程度で終わってしまう。疲れちゃうんだよね。
でも、たとえば『ファイナルファンタジー6』なんてガウの「あばれる」をコンプするほどにはプレイしたし、単純に面白いので周回も山ほどしていた。やっぱり若いってバイタリティもあるんだろうなぁ。魔列車内に出てくるオーバーソウルとエンカウントし損ねて1からやり直ししたり。西の山に出るランドグリヨンと出会い損ねてまたやり直したり。
崩壊前のダンジョンでエンカウントし損ねると、後半気付いた時地獄を見るんだよね。でも、そういう取りこぼしからのリトライを全然苦にしてなかったもの。凄い熱量です。やっぱり少年には物凄い可能性とエネルギーが秘められているんでしょうなぁ。普通の少年はそれを勉学やスポーツに費やすんだろうけど。間違えたなぁ、その辺の配分を。
僕の周りを見渡すと、同世代で未だにゲームの話ばっかりする奴なんて1人しかいなくなったもんね。後はもう、たまに遊ぶ程度。きっと僕と同じく、電源をオンにするのもしんどいんだろう。
それでも、そんな彼らもかつては1つのゲームを何周も遊んでいたわけだ。自分は過去にどんなゲームを何周したのか。この機会に振り返ってみてはいかがだろうか。昔のことを思い出すのもボケ防止になると言うし。