甲子園に出場経験ある夫が「母校に年20~30万円寄付。許せますか?」 妻の相談に賛否両論
夏の甲子園で懸命にプレイする高校球児を応援している人は多いだろう。しかし彼らにお金を「寄付する」となると、考え方は人それぞれだ。ガールズちゃんねるに8月中旬、「旦那が母校に寄付をしている【甲子園】」というトピックが立ち、物議を醸していた。
トピ主は「30代夫婦です」と切り出し、「旦那が母校に年20~30万円ほど寄付しています」と明かす。夫はもともと野球をやっていて甲子園にも出場経験があるそうで、「私立の強豪校なら後輩達のためにも母校に寄付するのは当たり前」というのが言い分だ。しかし妻としては納得いかないようで、
「その寄付金を子供の教育費や生活費に回したいのですが、旦那は生活が苦しい訳でもないのだからやめるつもりはないと言っています。皆さんなら許せますか?というかそもそも寄付は普通なんでしょうか?」
と疑問を投げかけた。(文:篠原みつき)
「家計からは出させない どうしてもと言うなら夫の小遣いから」
母校に寄付するのは結構だが、「年に20~30万円」は30代の普通のサラリーマンにとってはかなりの金額だ。トピックの回答に「これが年収の何%かにもよる」という声があるように、夫の収入によって許容範囲が大きく違うだろう。コメント欄にはこんな手厳しい声があがっている。
「私なら反対100% 自分のお小遣いからならまだいいけど家のお金は家族のお金。(中略)いつまでも学生時代の思い出引きずってないで今の家族をみなよって思う」
「家計からは出させない どうしてもと言うなら夫の小遣いから」
そのほかにも、「(寄付は)『やらなくてはならない』ことではない」などと書く人も。家庭にとって寄付は必要経費ではない。だからこそモヤモヤするのだろう。
「野球のおかげで大企業入社出来てるからある意味恩返し」という声も
しかし一方で、トピックには「旦那のお金なら良いんじゃない?」と許容を促すコメントも相次いでいる。
「好きなようにさせとけば 家計に響かないなら」
「旦那のお小遣いからならどうぞどうぞ」
といった書き込みが目立ち、「え、逆になんで許せないの?」という声まである。確かに年20~30万円はキツイが、「甲子園出場経験があるなら思い入れは深そう」なので仕方ない、という意見が多かった。
また「甲子園でて、その経歴で進学したり、仕事にもついてるんじゃないの?もはやアイデンティティの一部でしょ」といった指摘も複数あり、実際にそういう夫を持つ人もいた。
「うちもだけど稼いでくれてるから何も言わない 甲子園出場→特待で大学入学して野球のおかげで大企業入社出来てるからある意味恩返しみたいなところあるのかも」
その上で、「強豪だから大変そうだけど付き合いもあるだろうからしょうがない」と寄付を認める立場だ。やはり甲子園出場経験はある種のステータスであり努力の証でもある。そのおかげで数十万の寄付が気兼ねなくできるほどのキャリアを築けたなら、寄付ごときでとやかく言うべきではないのかもしれない。
実はトピ主の夫も同様であるらしく、トピ主の返信はコメントへのお礼とともに「確かに旦那は高校、大学、就職と野球で入学入社しているので野球への恩返しと考えたいと思います」と割り切る気持ちを追記、さらに
「共働きで世帯年収は2,000万ほどで決して裕福というわけではないですが、寄付控除などを利用していきたいと思います」
と高年収をサラッと書いている。これには「世帯年収二千万らしい解散」と拍子抜けした人からのコメントが付いていた。