「あなたの嫁さんがベランダで歌っている!迷惑だ!」謎の女性が突然の怒鳴り込み しかし妻は寝ていて…… 男性が語る恐怖 | キャリコネニュース - Page 2
おかげさまで11周年 メルマガ読者数
65万人以上!

「あなたの嫁さんがベランダで歌っている!迷惑だ!」謎の女性が突然の怒鳴り込み しかし妻は寝ていて…… 男性が語る恐怖

この日は休日で、外出先から帰宅した和田さんは和室でテレビやネットのニュースを見てまったりしていた。そこに前述の通り訪問者がやってきたのだった。時刻は夜19時から20時の間だった。

インターホンのカメラに写っていた女性の風貌について、次のように説明する。

「20代から30代で、長めスカートを履いていました。体格は、痩せても太ってもいない感じ。髪が長く、インターホンの画像では顔がはっきりと見えませんでした。また、足首まで写っていたので、ドアから少し離れた位置に立っているなと思いました」

妻がベランダで歌っていると言われた和田さんだが、「嫁さんは隣の和室で寝ていたため、ベランダに出てもいない」というから不可解だ。この女性とのやりとりの一部始終を回想した。

女性「歌を歌っている!迷惑だ!うるさい!静かにしろ!」
和田さん「え、何?歌なんか歌ってないです」
女性「今ベランダで、あなたのところの嫁さんが歌っている!」
和田さん「今?歌ってないです」

すると騒ぎを聞きつけた妻が起きてきて、「何?」と尋ねた。和田さんから苦情の内容を聞かされた妻は、「え、ここにおるやんね」と絶句する。

二人で顔を見合わせたあと、和田さんは念のため窓を開け、ベランダを確認した。だが当然のごとく誰もいない。それどころか周りで歌っている人もいない。車の走行音しか聞こえない。そこでインターホンに向かって「ベランダには誰もいませんって」と返すも、女性は「歌をやめろ」の一点張りで、まったく聞く耳を持たなかった。

ここでインターホン越しの会話をやめ、玄関のドアスコープを覗いた。だが不思議なことに女性の姿は見えなかった。玄関ドアを開けて通路を見渡すも、誰もいなかった。女性は素早くエレベーターに乗り込んだのだろうか……

「目の前のエレベータの動作を見ても動いていませんでした。嫁さんに『誰もいなかった』と言うと、『うわ、怖』と……。結局、『明日、管理人さんに言ってみよう』と話しました」

最初から最後まで奇妙な訪問者だった。会話していた時間は2分ほどだったというが、もっと長く感じたに違いない。

別の階のテレビの音声が周りの建物に反射した?

さっそく翌朝、マンションの管理人に昨夜の出来事を相談した。

「別の階のテレビの音声とかが周りの建物で反射して、嫁さんがベランダで歌っていたと勘違いされたのではないかと管理人さんは予測していました」

確かにマンションでは音の響き方が独特だから、その可能性もあるかもしれない。この管理人はほぼ毎日勤務しており、住人の顔もよく知っていた。そのため女性の外見的特徴も伝えたものの、管理人は「うーん」と唸り、どこの誰かは特定できなかった。

また何かあったら報告すると言い、話を終えた。だがその後、苦情は一切来ていないという。女性の正体も謎に包まれたままだ。和田さんは、「マンション内であの女性に似たような人を二回ぐらい見たような気がするが、声を聞いてないのでその女性だとは言い切れない」とし、こう続けた。

「未だに誰が怒鳴り込んできたのかわからない。また、あの騒動の近辺で、住人から管理人へ『ベランダで歌を歌っているので何とかしてくれ』などのクレームは入っていない。あの日やってきた女性が同じマンションの住人かどうかさえわからなくて怖い」

当該マンションのようにオートロックでは、住人以外が紛れ込む可能性は少ないだろう。だが可能性がないとは言えず、恐怖を感じるのも無理もない。

隣人トラブルはある日突然やってくる。まったく非がないのに巻き込まれることもあるから厄介だ。

【PR】注目情報

関連記事

次世代バナー
次世代バナー

人気記事ランキング

  1. 結婚式に元不倫相手を招待した女性「私の独身最後の晴れ姿見て!」――「悪い女」と自覚も「今の私を作ってくれた」のは彼…【後編】
  2. 【実録マンガ】外車ディーラーにジャージ姿、国産ワゴンで行ったら「いらっしゃいませ」もナシ! → 後日、別の車で行ったら衝撃の対応!
  3. 「オープンカーに乗る覚悟がない」客を見下し続けたディーラーに「担当替えてよ」と言ってみた結果【後編】
  4. 「しまむらファッション」で高級車ディーラーに行ったら塩対応→アンケートに「医師」と書いた瞬間、態度が一変!
  5. 「釣りに行く」と嘘ついて不倫していた夫 尾行するとラブホテルに車が駐めてあって……【前編】
  6. 「オープンカーを理解してない人は我慢できないかも」 異音を訴える客を小馬鹿にするディーラー、まさかの整備ミス【前編】
  7. 「うどんがヌルかったぞ!」牛丼屋で衝撃クレーマー客 店員のまさかの一言で退散【実録マンガ】
  8. 【実録マンガ】不倫サーフィン旅行先で夫が急死 「涙一滴も出ないお葬式」をした妻が思うこと
  9. 世帯年収500万円の男性、税金に怒り「毎月9万円近く引かれる。国は車を長く大切に乗るには"金を払え"という」
  10. 【実録マンガ】「右脚、すごく短くないですか?」店員に何度も言われて困惑、怒った女性が反撃するも……

アーカイブ