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渋谷駅で“ぶつかりおじさん”に「なんでぶつかったんですか?」と聞いてみたら……「お前が! ライン!」回答が意味不明だった

画像はイメージ

駅構内などで、わざと体当たりしてくる“ぶつかりおじさん”の被害に遭った人のなかには、泣き寝入りせず、謝罪を要求したという強者もいるようだ。東京都のあべしさん(30代女性)は、

「ぶつかられた後、そのおじさんを尾行すると、確実に男性は避けて女性にぶつかっていると確信できました。もう被害を生みたくないのでちゃんと反抗しないといけないし、とはいえ逆上されても困るので、あくまで優しいトーンでコミュニケーションをしてみました」

と語った。この後どうなったのだろうか。編集部はあべしさんに詳しく話を聞いた。(文:天音琴葉)

思わず「ウッ」と声を出してしまうくらい痛かった

2021年の春、場所は渋谷駅の地下で“ぶつかりおじさん”に遭遇した。

「一人で歩いていたら、男性が前から競歩くらいの速さでズンズン歩いてきて、すごい勢いでぶつかられました。思わず『ウッ』と声を出してしまうくらい痛かったです」

おじさんはマスクとメガネを付けており人相はわかりにくかったが、白髪だったことから60、70代くらいと思われた。冒頭の通り尾行したら、ほかに2人の女性に意図的にぶつかっていた。すれ違いざまに正面からぶつかるという手口だった。でも、そもそもなぜ尾行しようと思ったのか。

「意図的にぶつかっていることを確かめるためと、その証拠を映像で収めるためです」

映像に収め、確信犯であることを突き止めたものの、声を掛けることに躊躇はなかったのだろうか。

「身に危険が及ぶ可能性があるので怖かったです。そう考えると話しかけるべきではないとは思うのですが、泣き寝入りすれば行為がエスカレートして今度他の人にも被害が及ぶと思ったのと、『痛かった。やめてほしい。謝ってほしい』を伝えるべきだと思いました」

おじさんの言う「ライン」とは一体……

こうして意を決し、おじさんを後ろから呼び止めた。すると衝撃の言葉が返ってきたのだった。やり取りを次のように回想する。

「あのー、すみません、さっき私にぶつかりましたよね?」
おじさん 「お前が! ライン!」
「なんでぶつかったんですか? 謝ってほしいんですけど」
おじさん 「お前がラインの外に出るからいけないんだろ!」

「ライン」とは一体なんなのか。あべしさんも困惑したようだ。

「床に特にラインらしきものはありませんでした。おじさんの言うラインが何を指すのか全くわからないですが、きっと彼には何かが見えていたのでしょう……」

カフェラテを持っていたときにも“ぶつかりおじさん”が……

ところで“ぶつかりおじさん”の被害に遭う女性は背が低いことが多いようだが、あべしさんは「身長は168センチで背は高い」と明かす。ニットワンピースを着ていたというから、フェミニンな服装が災いしたのだろうか。

過去には、カフェラテを持っていたときに“ぶつかりおじさん”被害に遭ったことがある。背が高くても反撃できない状態の女性を選んでいる節がありそうだ。ぶつかられ、カフェオレはこぼれたが、このときも

「なんでぶつかったのか、謝ってほしいと言って謝ってもらいました」

と、毅然と対応した。意図的なぶつかりは暴行罪に当たる可能性もある。だが被害者のほとんどが泣き寝入りしているのが実情だ。

「ぶつかりという加害行為が野放しにされず、名前がつき、適切な対応の啓蒙がされ社会全体で抑止力を強めていければと思っています」

あべしさんは、渋谷駅でぶつかられた後、X(当時はツイッター)に被害を投稿。同じような被害に遭ったという人から複数の声が寄せられた。大海の水も一滴からと言われるように、一人一人が声を上げ、行動することが“ぶつかりおじさん”の根絶に繋がるかもしれない。

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