「新型アルファードが買えたんですよ」大声の自慢に辟易…世帯年収2300万の男性が語る「収入が高い人ほど、そういう話をしない」 | キャリコネニュース - Page 2
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「新型アルファードが買えたんですよ」大声の自慢に辟易…世帯年収2300万の男性が語る「収入が高い人ほど、そういう話をしない」

住んでいたエリアは、駅前のマンション群と、その外側の住宅地で雰囲気が大きく異なる地域だった。

年収1500万円以上の層が多い駅前のエリアでは比較的落ち着いた付き合いが多かった一方、日常的に顔を合わせる公園や習い事の場では、違和感のある会話も少なくなかったという。

「スイミングの見学席では、家や家電、ブランド品の話がずっと続いている感じでした。どちらかというと、”これを持っている””これがいい”という話が中心で」

冬になれば、モンクレールやカナダグースの高級ダウンを着て「NorthFaceより全然暖かいからおすすめですよ」と話しかけてくる。そう声をかけられるたびに、高田さんは内心で距離を取っていた。

「別に否定するつもりはないんですけど、なぜそれを毎回人に勧めるんだろう、とは思っていました」

「得だから買う」というロジックへの違和感

象徴的だったのが、冒頭のアルファードの話だ。「リセールがいいから得」という説明に対し、高田さんは冷静に計算する。

「600万円の車が80%で売れても、3年で120万円は減価します。そこに保険や駐車場代、維持費が加わる。使い方次第ですが、カーシェアやレンタカーのほうが合理的なケースも多いはずです」

もちろん、車を所有する価値は人それぞれだ。ただ高田さんには、「得だから」という説明が、やや強引に聞こえていたという。

「結論ありきで”お得”と言っているような感じはありましたね」

「収入が高い人ほど、そういう話をしない印象でした」

こうしたやり取りが重なるうちに、高田さんの中で一つの傾向が見えてきた。

「あくまで自分の印象ですが、収入が高い人ほど、そういう話をしない印象でした」

むしろ、車やブランド、出張など”分かりやすい消費”を積極的に話題にするのは、収入がそれほど高くない層に多いように感じたという。

こうした会話以外でも、違和感を覚える場面はあった。公園で子どもを遊ばせているときのことだ。

「平気で子どもを放置して、子どもが他人のおもちゃや砂場道具などを勝手に使って片付けなくても、親は何もしません。代わりにこちらが注意すると、不満げに『すみません』とだけ言うんです」

子どもが他の子に乱暴なことをしても叱らない親たちを見て、高田さんはいくら遊びの延長でも違うと感じていた。たまに話しかけてきたと思えば、我が子の自慢話ばかりなのも気になった。

「経営者や芸能人の方もいましたが、変なマウントや自慢をする人はいませんでした」

一方で、子どもを通わせていたバイリンガル幼稚園では、まったく違う雰囲気を感じていた。

幼稚園の費用は補助を含めて月10万円と高額だが、英語を聞く耳を作るためにこだわって選んだ。そこでは共働きでしっかりした考えの家庭が多かったという。ブランドや車の話題が前面に出ることはほとんどなかった。

「経営者や芸能人の方もいましたが、変なマウントや自慢をする人はいませんでした。基本的には、子どもの教育に関する話や、旅行先で子どもがどんな経験ができるかといった話が多かったです。皆さん、しっかり相手を尊重し、対等に会話をする方々でしたね」

クリスマス会やピクニックなどを複数家族で行う際も、決して一部に負担を強いることはない。対等に割り勘にし、ひと家族3000円程度と妥当な範囲で楽しんでいた。

高田さんは日頃の生活費や固定費を極力抑えつつも、子どもの成長に繋がる外出や旅行など「良い経験になりそうなこと」には惜しみなくお金を出している。一方で、アプリゲームの課金や動画のスーパーチャットには「絶対に1円も使わない」と徹底している。

現在、高田さんは仕事の都合で日本を離れ、海外での新しい生活をスタートさせている。

いまのところ、日本にいた時と変わらない生活を送れているというが、決して油断はしていない。

「こちらの国の方が見栄っ張りな国民性らしいので、現地の人と仲良くなったら、また見栄や自慢が交錯する世界に巻き込まれるかもしれません」

どこに住んでも、人との距離感は難しい。何にお金を使うか以上に、それをどう語るかが、人間関係の居心地を左右しているのかもしれない。

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