スマホのホーム画面を見せて、どんなアプリを使っているか教えて欲しいというと、「少し散らかっていてるから待って」。でも、見せてくれたホーム画面はかなり整然としています。左にフリックしていくと、「メッセージアプリ」「SNS」「ゲーム」「音楽」「写真加工」「語学学習」とカテゴリー分けがされており、1ページあたり3~10のアプリが並んでいます。
言語学習以外のカテゴリーを細かく見ていくと、「メッセージアプリ」は「WhatsAPP」「Messenger」「Hangouts」「Hello talk」「LINE」が入っていました。メインで使っているのは「WhatsApp」とFacebook「Messenger」。「WhatsApp」はマレーシアで最も使われているメッセージアプリです。
また日本語を勉強のため、言語学習アプリ「Hello Talk」や、日本人とのやりとりで使う「LINE」も入っています。
「SNS」には、「SnapChat」「ツイッター」「インスタグラム」が入っていました。これは日本の高校生と似ているかもしれません。日本のビジネスマン世代に人気の「Facebook」は入っていないですね……。
よくゲームをするという彼女のスマホには、「LINE Play」や「Pokemon Quest」や、韓国アイドルのBTSのゲームなど、10個のゲームアプリが入っていました。
マレーシア人の若者たちが特に熱狂しているのが、中国発のスマホゲーム、「モバイルレジェンド」。5人でチームを組んで対戦する、アクション要素の高いゲームです。ほかにも社会人複数にスマホに入っているアプリを教えてもらったのですが、必ずモバイルレジェンドの名前が上っていました。大人気ですね。
家族や友人と話す言葉は中国語、でもスマホの言語設定は英語
「音楽」アプリは、「Spotify」「SoundCloud」「Band Lab」。どの若者も基本的には、月額制音楽サービスの「Spotify」の会員でした。また、彼女はギターもやっているということもあり、シンガポールアプリの「Band Lab」を使って音楽を作成し、その音源を「Sound Cloud」にアップしているといいます。
「写真編集」として5つのアプリが入っていました。インスタグラム用の「Boomerang」「Layout」「Square Photo」のほか、「Adobe Draw」「SnapSeed」「VSCO」。また動画編集は「Filmore Go」を使っているようです。
圧倒的に、インスタグラム用が多いですね。インスタグラムに1時間を費やすことが最も多く、あまり触らないように、携帯を目に見えない場所に隠しておくこともあるそうです。インスタグラムをヘビーユーズしているのは、日本の若者と変わらないかもしれませんね。
動画編集アプリはあるのに、動画のアプリがなかったのですが、ウェブブラウザで毎日ユーチューブを見ているとのことでした。こうやってみると、使用しているアプリや、ハマっているアプリなどは日本の高校生とそこまで大差がないといえるのではないでしょうか。
また、彼女は家族や中華系の友人と話す時には中国語。しかしスマホ自体の言語設定は一番使いやすいから、と英語に設定しています。スマホもマルチリンガルに使っており、マレーシアらしさを感じました。