テイクアウトしたパックの中には、ハンバーガーと付け合せのポテトが詰められていた。これで1600円だ。分厚いパティ2枚の上には、黄色いチーズが惜しみなくかかっていた。筆者は女性にしては手が大きいのだが、バーガーを片手で持つと、落としてしまうのでは、と思うほど大きかった。
かぶりつくのにも難儀するが、噛むごとに牛肉の旨味が広がる。パティが肉肉しくて、バーガーを食べているというより「肉を食べている!」という感じだ。普段、自炊でハンバーグを作る時は、そもそも合挽き肉を選んだり、つなぎを多目に入れたりしてしまう。そのため、絶対家では気が引けて作れない感じの牛肉ハンバーグだった。
肉汁や玉ねぎなどの旨味を、ゴマの載ったほんのり甘いバンズが吸っているのも最高。一緒に食べた同僚は、
「しっかり肉の味がして美味しいです。普段ファストフードのハンバーガーしか食べてないんですけど、これを食べて改めて、ハンバーガーって料理なんだなと思いました」
とこぼしていた。筆者はバーガーに追いケチャップをしたが、これもジャンキーさが増してよい。ハンバーガー1つで1600円か、と気が引けるかもしれないが、価格以上の味わいだった。
ただ本当に大きいので、今度行く場合は胃袋の調整をしてから行きたい。トランプ大統領が食べたのはこれよりさらに大きいようなので、同じものを食べに行く際は、胃袋と来店時間にご注意していただきたい。