低アルコールで、まろやかな旨味が特長の純米酒。精米作業の程度が低い低精白と麹の工夫で米の旨味を引き出し、選抜したオリジナル酵母でふくらみのある味わいとすっきりした後味を実現したという。
低アルコールでも旨味を出すために、雑味を抑え、旨味を引き出すために最適な精米歩合(78%)にした。麹の使用量を上げることで、米に含まれるタンパク質を効率よくアミノ酸に分解し、酒にコクを与える。
さらに着色や雑味の原因を抑えるため、通常の「三段仕込み」ではなく「麹四段仕込み」で旨味だけを引き出したという。
同社商品「まる」(アルコール度数13.5%)を9.5%にすると、酸味・旨味・コクが少なくなる。味わいのほか、日本酒の「嫌な香りの浮き立ち」「コクが少なすぎて苦味が強調」されるなど、バランスも悪くなる。
一方、「白鶴9」は、まるよりもすっきりした味わいで、旨味やコクをしっかり感じ、苦味が少ないという。同商品の参考価格は500ミリリットル498円、900ミリリットル798円となっている。