年収199万円以下だと、月々の手取りが13万円を下回ることもある。この場合、住まい選びはかなり限定的になるかもしれない。
年収200万円を切る人たちの住宅事情はどうなっているのか。キャリコネニュース読者から寄せられた回答から、「年収199万円以下」の声を紹介する。
東京在住の50代女性 家賃4万7000万円で貯金額0円厳しい現状
年収199万円以下で実家住まいではない人のほとんどは、「家賃が高い」「手取りが低すぎる」といった声をあげている。埼玉県在住の20代独身女性は、
「手取りの3分の1が理想の家賃と聞くので、その計算より下回る家賃ですが、埼玉の外れなので不便。とはいえ、都心につれて家賃も高くなる為、簡単には引っ越せない。世知辛い」(独身/年収160万円/家賃4万6000円/貯金額0円)
と嘆いている。大阪府在住の20代独身男性も、「総支給額15~16万円に対して家賃4万2500円で高いと感じる」(年収180万円/現在の貯蓄額5万円)と綴る。手取りだと12万円程度になると考えられる。男性も家賃の目安程度だが、それでも高いと感じているようだ。
東京都在住の50代の独身女性も「収入がほぼ居住費になってしまう」(年収130万円/家賃4万7000円/貯金額0円)と厳しい現状を語る。
「実家暮らしでないとやっていけない」実家や親戚を頼る人も
年収200万円を切ると、やむなく実家暮らしをしている人も多い。東京都在住の10代独身男性は「実家暮らしでないとやっていけない」(年収90万円/月々の貯金額0円/貯金額0円)と嘆く。親戚の持ち家を借りている神奈川県在住の40代独身男性は、
「今は家賃の支払いがなく助かっているが、持ち主が転勤先から戻ってきたら明け渡さないといけない。賃貸は初期費用も高額だし、審査がある。今の給与や待遇ではなんとか今日生きていくのがやっと」
という。現在、貯金額はゼロ。男性は「生活を満たすものとは、いったい何なのだろう?と禅問答の日々です」と住まいだけでなく人生に関する将来の不安も綴った。
賃貸物件を契約するときは、敷金や仲介手数料などの初期費用がかかる。毎月の家賃の支払いや生活費だけでなく、引っ越しのための貯金をしなければいけないとなると、収入が多くない人にとっては大きな負担となるだろう。